薄暗い部屋の空気が歪み、視界に三つの文字が灯る——
🇷🇺「……は?…なんだこれ……」
① 飲む ③ 呼ぶ
どこからともなく浮かび上がる白い文字。
頭の奥に響くようでもあり、幻覚の一部のようでもある。
汗ばむ手で目を擦っても、消えない。
だけど、見たことのあるようなーー
🇷🇺「デジャヴか…?」
②がない。とうとう、薬で頭までやられたか。
まぁ、いい。地獄なのには変わりないから。
🇷🇺「①の続ける……」
視界がゆらゆら揺れ、床が液体のように波打って見える。
🇷🇺「……ははっ、もう壊れたか……」
机の上には、薬の瓶とウォッカ。
いつもと同じ光景のはずなのに、どちらもぼやけて輪郭が揺れている。
心臓の鼓動が妙に早く、耳の奥で響いている。
🇷🇺「飲めってことか……?」
小さく呟き、瓶を握る。
ポトッ、ポトッ。
掌に落ちる小さな粒。数えるのも面倒で、そのまま口に流し込む。
ゴクッ。
喉を通った瞬間、頭の奥で爆ぜるような光が広がった。
視界は虹色に染まり、音は遠く、体が浮くような感覚。
🇷🇺「あふっ…ははっ」
唇の端が痙攣するほど笑っている。
🇷🇺「……やっと、楽になった……」
だが、瓶を再び手に取る。
薬はまだ残っている。
このまま飲み続ければ、笑いながら壊れることもできる。
頭の中では鐘のような音が鳴り響き、視界の端では黒い影がうごめいている。
🇷🇺「……もっとだ。もっと飲みたい…!」
小さな粒を次々と口に放り込み、喉に酒で流す。
気づけば手は震え、息は荒く、笑いとも嗚咽ともつかない声が喉から漏れていた。
🇷🇺「あぁ……終わらねぇな……永遠に……」
またしても、薬に手を伸ばす。
短くてすいません(;_;)
あと、低浮上になります。
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ではまた!
コメント
4件
見るの遅れました!! やっぱ最高です! 大好きです!(唐突な告白) 恒例行事のいいね1000♡しときました!!
最高ですありがとうございます。+゚(゚´Д`゚)゚+。