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翌日 AM10時 飛鳥探偵事務所
気を失ってから、また病院送りになったが間もなく退院し、事務所に戻った。所長はいないが。
ソファにもたれて
悠「あー、えぐい、疲れた」
意識失ったり、撃ったり、殴ったり、意識失ったり
そんなこんなでもう俺はクタクタだった
そんなときでも頭によぎるのは、雪だった。
悠「雪、今頃危険な目に遭ってんのかなぁ」
悠「…」
悠「俺は何やってんだ…」
悠「なりふり構っていられないな、とりあえずやってみるか」
俺はソファから立ち上がり、スモーク山で世界を繋げた経緯を思い出してみた
怒りに任せて、雪を蹴り上げた。すると裂け目のようなものが出現して元の世界に帰れた
怒りがカギなのか?
俺は目を閉じて、海賊共やエルフたちのことを思い出してみた。
奴らは今も人間を家畜のように扱っている
そう思うと不思議と怒りが湧き出てくる
悠「ひらけ、ひらけ、ひらけ…」
俺は小声で三回唱えた
大きく息を吸い、怒りに身を任せて
悠「ひらけぇ!!」
ブォン!
デスクの目の前にゲートが出現した。
再び異世界と接続できたのだ
悠「はは、、マジで出来た」
俺はゲートをくぐり、再び異世界に渡来した
ゲートの先は驚きの光景が広がっていた
海には大きな海賊船が渡来しており、剣を構えたゴロツキたちが徘徊している
活気あった商店街は、どの店もシャッターが閉まってあった
なんと、ティード海賊団に支配された港町ダイアリーだった
悠「は?何があったんだよこれ」
アリスやコロウは無事だろうか
いやいや、アリスは今度会ったら本当にひき肉にされるかもしれないから様子を見に行くのはやめておこう
俺は振り返ると出現したゲートは消えてしまった
どうやらゲートが顕現できる時間は限られているようだ
俺は銃を構えて海賊船に乗り込もうと、歩き始めた
すると
ティード「貴様を待っていた」
背後に「狼の姿をしたローブ姿の大男」が立っていた
そうだ、あのオークション会場で、おれはこいつに気絶させられたんだ
悠「嘘だろ」
俺は振り返るのと同時に、ティードのパンチを頭に喰らって、意識を失った