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学校が終わり、病院へ行く。
普段とは違う道でなにか違和感だが、正直めんどくさい。だけど約束はしちゃったし、破るのもなんだし、ということで気が向かないが病院へ向かう
病院へついたもののどうしたらいいか分からない。いつもなら診察券だして、待合室で待つだけでお見舞いなんて行ったことがない。
とりあえずカウンターへ向かう。
桃「あの、まろ、?のお見舞いに来ました」
看「あ、!いふくんから聞いてますよ!」
と快く通してくれた。聞いてますよって名前も知らない俺の事をもう看護師さんに話したのかと思いながらも昨日言われた005号室に向かう。
いつもとは違う廊下で行き慣れたはずの病院なのにいつもと違う病院来てるみたいで不思議だなと思いながらも病室に着いた。
ノックして入ればいいのか、どう入ればいいのか全く分からない。
まじで、どうしよう。
とりあえず、勢いのままドアを開けた
桃「し、失礼します、」
青「ん、?誰?昨日の子?」
あっ、そうだった。目が見えないだった
桃「そ、昨日の子」
青「あ、!来てくれたんや笑」
そうやって笑う。この子の警戒心の無さに少し不安を抱きながらも近くにあった椅子に座る。
昨日会ったばかりで何を話したらいいのか分からない。でも沈黙は気まずいのでとりあえず話しかける。
桃「本、読めるの?」
咄嗟に言ってしまった。なんでこんなこと話しかけたんだろうとすこし後悔していると
青「おぉ、結構君ストレートやな笑ええよ、変に気使われるよりよっぽどええ笑」
そう笑いながら話す。俺と同じこと思ってる。変に気を使われた方が反応に困るのは良くあること。
青「まぁ、そりゃ普通の本なら読めへんけど、これなら俺でも読めるで!」
そう言って見せてきたのは本の中に点々がずらりと並んでいた。
なんかずっと見てたら点々がチカチカして見える。
桃「点字、?」
青「そう!これとか」
【⠥⠌⠩⠊⠊⠱⠵⠇⠅⠓⠕⠃】
これとかって言われても分からないんですけど、なんて内心で呟いていたら
青「これ!一覧表!頑張って解読してみてや!」
と言って一覧表を渡してきた。ほんとにめんどくさい。と言いつつもしょうがなく解読していく
桃「は、や、く、お、お、さ、ま、に、な、り、た、い、、」
桃「ライオンキングか!」
青「せーかい!!」
読めたことで謎の達成感を味わう。
まろもにこにこでなにか紙に打っている。
青「じゃあ!次これを解読して!」
と2問目を出される。
またこのめんどくさい作業をやらないといけないのかと思いついに顔に出てしまうが相手は目が見えない。それが不幸中の幸いだろ。
なんて最低なことを考えながらまた解読していく。
【⠏⠪⠷⠌⠃⠭⠵⠚】
点字は似たようなのばかりで正直難しい。
一つ一つ数分かけて読み解いていく。
桃「ねこみや、いふまろ、、?」
青「そう!猫宮いふまろ!俺の名前!」
桃「それは、昨日も聞いたよ笑」
青「えぇ!?昨日言ったけ、?覚えてへんわ笑」
不意にも笑ってしまった。
青「じゃあさ、君のことも教えてや、!」
桃「え、?」
青「だって俺名前も、歳も性別も知らんもん」
桃「えっと、名前は」
そーいえば自己紹介してなかったなと思い名前を言いかけたその時
青「ちょーっと!すとっぷ!!」
なんて急に遮ってくるものだから少し苛立ちながらも話を聞く。
青「せっかくだから点字で打ってや!」
桃「えぇ、」
なんて解読もめんどくさかったものがさらに打たないと行けないというかなりの面倒くささ、でも何故か断りにくく嫌々承諾した。
青「じゃあこれ使って、!」
そう言いながら手元をがさがさしながらものを取り出す。
箱の中から出てきたものは金属でできたごつい機会。そこまでごつくはないけど、、
青「これはな点字タイプライターって言ってこうやって打っていくんやで!」
なんてやりながら俺に説明してくる。
まろの見よう見まねで打っていくが複雑で難しい。
桃「とりあえず、名前は打てた」
30分経つか立たないかでやっと名前は打てた。さすがに時間がかかってしょうがないから名前だけで勘弁してもらう。
青「どれどれ、!」
【⠅⠃⠞⠉⠅⠃⠕】
青「な、い、と、う、な、い、た?」
桃「えっ、?」
青「あれ、?違う??」
桃「ないこだけど、」
青「え、でもほら、最後」
桃「ほんとだ、」
点字って行っても似てるのが多くて間違えしまった。間違ってもまろは笑わないし、バカにしてこない。まぁ似てるからしょうがないでって励ましてくれた。
青「ないこな!覚えた!」
桃「一応歳は17歳。男ね」
青「へぇー17なんや!同い年やね」
同い年だったのか、年下だと思ってた。
失礼だけど
桃「俺、帰るね」
青「えぇ、もう帰っちゃうん?」
何となく沈黙が気まずかったし、もう話すこともないと思って帰ることにしようとしたが、まろが明らかに不機嫌な顔をしてる。
なにか悩んでるって言うか言いたそうな、
桃「何か、あった、?」
青「ううん!大丈夫、!」
明らかに大丈夫ではなそう。さすがに俺も人間なのでそのまま、はいそうですか。さようならとはできない。
頭をフル回転させまろにとっての一言を考える。
そして少し経ってから
桃「明日も来るよ、」
こう言ってみた。これが正解かな、
青「ほんま!!えぇ!嬉しい!!待ってるな!!」
どうやら正解だったみたい。さっきとは全く違い、目をキラキラさせている。
桃「今日みたいに学校帰りになるけど、」
青「全然大丈夫!!楽しみしてるな笑」
にこにこした笑顔を見た後にに病室を出た。