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3 - 第3話 2人きりで帰る夜

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2024年08月13日

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悠と一緒に帰る約束をした莉奈。下校時間になり待っていた莉奈に近づく1人の男子生徒が居た。


「莉奈さん!!お久しぶりです。元気していましたか?」

急に呼ばれてビックリしたが声に聞き覚えがあった。

「響!?」

そう、悠と階段で恋愛話をしていた人(1話参照)だ。 中学生の頃、私と響はゲーム友達だったため仲が良かったのだが、高校に入ってから響の周りには常に人が居たため話せなかったのだ。

「久しぶりだね、ていうか葵君は?」

「悠は、なんか用事あるんだって」

「用事?なんかあったのかな…」

「いつものだよ」

彼が言う「いつもの」は、それぞれのクラスでやる専門的な授業の事。

例えば、響のクラスでは放課後や休み時間に料理を作る事(調理実習)や、ボタンや布を使い制作活動をしている。

私のクラスは特殊な授業は無い、普通のクラスだ。

悠と翠のクラスは機械系。溶接や測量等が行われている。授業自体が難しいため皆理解出来ず放課後に補習になる人が多いと言われている。

「大変そうだね」

私が悲しそうに言うと、

「だから、悠の代わりに俺が来た訳!!」

と、響が元気に言った。

まあ、一人で帰るよりはマシかと思い響と2人で帰ることにした。


窓の外を見ると、男女が外を歩いているのが目に入った。 本来だったら俺も莉奈と帰っているはずなのに…と考える。

「お前も災難だな、急に実習が入るなんてな」

と笑いながら話す友達橘 薫たちばな かおるにキレながら「お前のせいだろ」と言い返す。

「元はお前が授業で終わらせとけば…すぐ帰れたのに」

「しょうがないだろ、難しいんだから」

「良いから終わらせるぞ」

イライラしながら教えていく。結局終わったのは放課後から1時間後の6時。薫は彼女と帰るらしいから俺は一人で帰った。

真っ暗の空を見上げながら

「次こそは」

と意気込み、自転車を走らせ家に帰った。


家に着くと翠からLINEがきた。



悠と2人で帰れた?

                                いや、出来なかったよ

そうか…

次があるから

                       今度は自分から誘ってみるよ

頑張って!!


「明日…頑張るぞ!」

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