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利久side





花梨さんに言われるがまま着いていくと…





衣琉香「…あ、利久君~副隊長~」





イカつい鎌を持った衣琉香さんと…





秋乃「おい衣琉香…気ぃ抜くなっての…」





薔薇姫「あら、緊張感を張り巡らせてたら勝てるものも勝てないわよ」





イカつい剣を持った秋乃さん、イカつい二丁拳銃を持った薔薇姫さんがいた





…全員イカつい物持ってる~…





利久「…あれ?架衣さんは…?」





薔薇姫「たいちょ……海月様は緊急出動役だからスノーダストに残っているわ」





なるほど…





…これも緊急事態っちゃ緊急事態だけど…





花梨「…みんな~?ガスマスク付けてるよね…あ、ごめん利久君渡し忘れてた…」





『ごめんね』と言いながら花梨さんは黒くて重いガスマスクを手渡す





…重い…





花梨「それじゃ…改めて行こう~!!」














…きっと…






初めて来た時に崩壊が無かったのはただの偶然だったんだろう






辺り一面黒い泥に覆われ、ブクブクと泡立っている景色から目を背けたくなる





…でも現実は変わらない





利久「な…何ですか…これ」





秋乃「…そういえばあなたが見るのは初めてでしたね」






秋乃「これが崩壊ですよ」





…そんなこと言われたって…





急に見たら心の整理ができないというか…





薔薇姫「…で、意識不明の人はどこ?」





花梨「う、う~ん…ここら辺にいると思うんだけど…」





そうやって僕達が辺りを見渡していると…





秋乃「!!…いました!!」





秋乃さんは遠くを指差し、走って駆け寄った





…確かに1人の男性が横たわっている…が…





…何か…様子がおかしい気がする





秋乃「あの…!大丈夫で…」





そのとき、男性から巨大な腕が伸び、秋乃さんにすごいスピードで向かってきた





秋乃「…!?」





秋乃「『葉符 空羅天』…!!!」





秋乃さんがそう唱えると10数本の剣が男性の?腕に向かって飛んでいった





ザクッ!!!!

…腕に剣は刺さった…が





瞬時に回復し、再び秋乃さんの方へ向かってきた






秋乃「…な…なん…」





衣琉香「秋乃!!避けろ!!!」





衣琉香さんはそう叫び、男性の方へダッシュで向かった





…腕は衣琉香さんの方へ向かっていく





利久「…あ、あの…これ…大丈夫なんですか…?」





花梨「分からない…でも先に謝っておく」





花梨「ごめんね。連れて来ちゃって」





花梨さんは似合わない気弱な笑みを浮かべ、大きな槍を持ちながら戦いに突入していった





薔薇姫「…私も行ってくるから…利久はここから動かないこと、いいわね?」





薔薇姫さんは僕の方を向かずに、ただ走って3人の元へ向かった





…僕は…





僕にも…何か…できることは…





衣琉香side





ザクッ!!!!





意味が無いと悟りつつ、俺も彼の腕に鎌を刺してみた





…が、結果は悪い意味での予想通りだった





衣琉香「…物理攻撃効かないのかなぁ~こいつ」





薔薇姫「そうね…だとしたら結構マズいけど」





先輩は銃を一発撃ち、そう言い捨てた





…物理攻撃が効かないとなると…どうすれば…





秋乃「…あの」





秋乃「男性…動いてませんか…?」




秋乃の声に男性の方へ目を向けると…





確かに小刻みに動いているようだった





花梨「まだ生きてるってことかな…だとしたらこの人を安全な場所に…」






男性「…うわああああぁぁぁぁ!!!!」






突然男性は勢い良く立ち上がり、ヒステリックに叫びながら、俺に向かって突進してきた





…でも男性は武器も何も持っていない





俺は男性の頭を強く叩いた





男性「ァ……ガ…ッ」





男性は力無く倒れ込んだ






『チガウ、チガウ。コイツジャナイ』





『イトシイワタシノリグレット…ワタシノ…』






『リグレット、ドコニイルノ?リグレット』





『ワタシハズットマッテルカライッショニイコウ。ズットズットダイスキダヨ』









…なんだ?今の声…





花梨「…お~いあなた~大丈夫ですか~?」





男性はぴくりとも動かない





…気絶してるだけ…だよな…?





薔薇姫「…あんなの見たことないわね…少しこの人連れ帰って研究…‥看病していいかしら?」





…先輩…少し本音が…





花梨「いいけど…ちゃんと鍵は閉めるんだよぉ?」





薔薇姫「分かってます」





衣琉香「…じゃあ帰ろうか」






花梨「だね!帰ろ帰ろ!」





薔薇姫「…よいしょ…っと」





先輩は軽々と男性を担ぐ





…さすが『戦闘の鬼』と呼ばれてる先輩だ





衣琉香「…さて、俺達も行こうか。秋乃」





秋乃「…」





衣琉香「…さっきから黙ってるけど…どうしたの?」





秋乃「…いや、なんでもない」





秋乃「行こう。衣琉香」





衣琉香「…ん」





…全く…





嘘つくの下手だなぁ…あきちゃん…


続く

✒️東方崩壊時録

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コメント

4

ユーザー

モシカシテ…((((

ユーザー

ふぁ!?ふぁぁぁぁ…!!!!((( 語彙力くれよ…((

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