テラーノベル
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黒く、なにも光が見えてこない視界。
暗い部屋の中、スマホでネットを見る。
見るたびに、心が締め付けられるような、そんなかんじがする。
誰にも愛されてない。誰も俺のことなんか見てない。
いつもそう思って曲をたくさん書いてネットに乗せても誰も見ない。
友達は見て貰っているのに。
俺は才能がないのか?
人を引き付ける能力がないのか?
それともただのゴミ人間だから?
そんなことが脳内によぎって一人で涙を流す。
そんなとき、通知が鳴る。
「ねぇジュネ、大丈夫?」
恋人のジナニヒョンから。
……大丈夫‥ではない。
でも、大丈夫だと言いきりたい。
だって昼間は元気なんだから。
きっとこれは夜だけって、分かってる。
でも、誰かに気づいて貰いたい。大丈夫って言いたいけど、気づいて撫でて貰いたい。
そう思ってメッセージを打って、送る。
「…今から会える?」
大丈夫?には答えてない。
でも、気づいてほしい。このときは大丈夫じゃないって。
ため息をつきながら天井を見上げてみる。
いっそこの世から消えてしまいたいとか、思ってしまう。
でも、死ぬことなんて出来ない。
スマホのバイブ音が耳に届く。
手にとると、
「じゃあ、いつもの公園ね。いま行くから。」
深夜一時ってことにも関わらず、会いに来てくれる。
ありがたい存在だな。
だから、俺は死ねない。
でも、死にたい。消えたい。
もう、自分の気持ちもよく分からないまま、出張で誰もいなくなった家を出た。
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