テラーノベル
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みのりは、遥に電話をかけていた。
「もしもし、遥ちゃん?」
「みのり?どうしたの?」
「あ、あのね!わ、私!モモジャンに、戻りたいの、!」
電話の向こうで遥が息を飲んだ。
「本当に、言ってるの、?」
「え?」
「私は嬉しいよ。みのりが戻ってきてくれるなら、私は嬉しい。だけど、愛莉が言っていたのもまた事実なの。みのりのアンチが増えているのも本当。もし復帰したら、もしかしたらみのりはネットで叩かれるかもしれない。多分、愛莉も雫も喜ぶ。だけど、やっぱりそこなんだよ。みのりが叩かれる可能性を否定できないの。本当は考えたくない。だけど、その可能性を考えたら、私は、復帰は、勧めない、かも」
「ー。」
少しの沈黙が流れた。
「わかってる。そうなるのも承知のうえで電話をしたの。アンチが増えてる。だけど、少なからず私のファンはいる。待っててくれてるって思うんだ!私を迎えてくれる人は完全にゼロじゃないって信じてるから。叩かれるのは私も嫌だ。だけど、これ以上待てない。私を応援してくれた人たちを待たせることなんて、できない!」
そう、みのりは強く言い切った。叩かれるのは承知のうえ。その言葉に遥は驚きを隠せない。
「ー!なんで、そこまでできるの、?みのりは、ネットで叩かれて誹謗中傷されるかもしれない!それなのに、なんで、!」
「私は、アイドルであり、アイドルのファンだからだよ。私は、遥ちゃんの、愛莉ちゃんの、雫ちゃんのファン。だけど、それと同時に私は、MOREMOREJUMP!のアイドルでもある。ファンの気持ちも、アイドルの楽しさも私は知ってる。遥ちゃんが辞めちゃったとき、私は悲しかった。帰ってきてほしいって願ってた。アイドルになって感じた。ファンに応援されることの嬉しさを。アイドルとしての活動の楽しさを。だからね、遥ちゃん。私は、叩かれてもいいし、誹謗中傷されてもいい。私はその度に言い続ける。”叩くのは私だけにしてほしい”って。それだけ私はモモジャンが大好きで、ファンのことも大切にしたい。私は、ファンを、みんなを、信じてるから、!」
そう、強く、はっきりと言い切った。そんなみのりは、とても強かった。
「そっか。わかった。愛莉と雫の方には私から言っとく。それじゃあ、二人と相談して、ドッキリみたいな感じでみんなに伝えよう」
「ー!ありがとう、遥ちゃん!」
そして遥は、愛莉と雫に話があるといい、ファミレスに呼び出していた。
「急に呼び出してごめん、愛莉、雫」
「いえ、私は構わないわ」
「ええ、私もよ?」
「ふふ、ありがとう。それじゃあ、本題に入るね。」
一息つき、遥は話した。
「みのりの、ことなの」
「え!?」
「みのりちゃんが、どうしたの?」
「またモモジャンで頑張りたいって言ってるの」
「ー!?そんなの、無理に決まってる、!また、前みたいに、!それに、今復帰したら、みのりはネットで叩かれて誹謗中傷される!」
「それはみのり自身もわかってるって言ってた。だけど、それでも待っててくれてるファンの思いに答えたいって言ってた」
「なんで、なんでそこまでここにこだわるの、?」
「私はファンの思いも、アイドルとしての楽しさを知ってる。だからこそだって言ってた。アイドルとして、ファンのみんなの思いに答えたいって言ってた。」
「そこまでみのりは、アイドルに戻りたいの?自分を苦しめるかもしれないのに、」
「それほどここが大好きなんだよ。ここで活動して、楽しむのが、みのりにとって、すごく大好きなんだと思う」
「そう、わかったわ。みのりの思いも受け取った。それじゃあ、私からみんなの方に伝えとくわね」
「いや、大丈夫。みのりの復帰は、配信でやろうと、思ってるから」
コメント
1件
みのりが「叩かれてもいい、ファンを信じてる」って言い切ったところ、すごく胸にきました。アイドルとしての楽しさもファンの気持ちも知ってるからこそ出る言葉ですよね。遥ちゃんたちが本気で心配してるのも伝わってきて、それぞれの立場からの「大好き」がちゃんと描かれてるなあと。復帰の知らせ方が配信っていうのもドキドキします。続きが気になります!
#キャラ崩壊注意
師匠@活動終了
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