デート編パート2
ーー水族館前
🐎「水族館ついたね、どこ行きたい?」
☕️「んー…特別みたいものはないから順路追って見れたらええな」
☕️「あ、でもアザラシとイルカのショーはみたいな」
🐎「確かに見たいね。じゃあショーの時間になったらプールの方にに移動しよっか」
☕️「せやな。楽しみやわ〜」
ーー水族館内
ザワザワ…
館内は、休日なのも相まって家族連れやカップルでごった返していた。
🐎「うわあ人多いね」
☕️「ほんまに。確かに淡水魚とか人気やしな」
まだ引き離されてはないが、会話はなんとか出来ている状態。このままだといつ離れてしまってもおかしくない。
ドンッ
☕️「うわっ、」
すれ違う人と肩がぶつかってよろけてしまった。とりあえず足を捻らなくて良かった。
🐎「…紅茶、手」
体勢を立て直すと、ウマヅラがそそくさと手を差し出して来た。
手を取ろうか迷っていると、ウマヅラは捲し立てるように早口で言った。
🐎「逸れないように!あと怪我しないように!それだけだから!ほらっ//」
耳が少し赤い。気遣ってくれたのと、手を繋げることが何より嬉しかった。
☕️「ありがとな」
☕️(ウマヅラ、手冷たいなあ)
いつ聞いたかは忘れたが、人は緊張すると手が冷えるのだとか。
☕️(ウマヅラもドキドキしてくれとるんやろか)
☕️(なら嬉しいけどな)
🐎「紅茶〜!順路こっちだって。あんまり遅いとまたつまづくよ?」
照れ隠しなのか、ぶっきらぼうにウマヅラは言った。
☕️「はいはい。あんまり急かさんとってや〜」
ーー深海魚コーナー
先ほどとは打って変わり、深海魚コーナーは人がおらずがらんとしていた。
☕️「差ぁありすぎやろ笑」
周りの水槽も高く、通路の奥に行けば人目もつかないだろう。
🐎(周りを見渡す)
🐎「ほんとにね」
🐎「…ねぇ、紅茶」
☕️「ん?どした?」
🐎「ここって結構人目つかないよね」
☕️「?まあそうやな、人もおらんしな」
🐎「じゃあこんな事してもバレないよね?」
☕️「…え、?なんのこと、」
チュッ
みずみずしい音を立てて、ウマヅラがキスしてきた。
☕️「!?は、なにし//てぇ、、んっ//」
抵抗のつもりで胸板を叩くが、効果はない。
🐎「…プハッ、今日ね、ずっと我慢してたんだよ」
☕️「へ、」
🐎「だって紅茶が可愛すぎて…ヘンな人にナンパされてるし、服も、僕の色って…」
🐎「抱きしめて欲しいって言ってるようなもんじゃん」
☕️「いや、べつに、そんなつもりは…」
☕️(少し、すこしだけ、あった、な)
🐎「…否定しないんだ?なら、そう言うことって受け取るよ?」
☕️「…自由にせえ!…この、へんたい…ッ///」
🐎「!んもう…そうやって僕のこといっつも煽ってくるんだから…仕返し」
🐎「紅茶、口開けて、ほら」(顎クイ)
力強い大きな瞳に熱い視線を向けられて、断れる人なんているのだろうか。断るはずもないが。
俺はされるがままに応えてしまった。
ジュルッ、カプッ、ジュルル
☕️「ん、はぁ…ッ//」
ピチャッ…ジュッ…ジュルッ
☕️「うま、じゅら…ッ♡くるひッ///」
プハッ
☕️「あ、あほ、、//ながいっちゅうとる、やんけ…」
🐎「んー…そう?でもまだ足りないや、もうちょっと♡」
カプ
☕️「んンッ!?…んぅ…ッ//」
🐎「ッん…♡」
静まり返った館内に、淫らな音が響く。
背徳感に苛まれながら、絆されていく。
すると、スルリと腰に手があてられた。
その途端、身体中に電気が走ったような快感に襲われる。思わず腰が抜けてしまった。
🐎「おっと。…腰抜けちゃった?ふふ、腰弱いんだ。…いいこと知った…チュッ」
☕️「うぁ、ばか…ッ///くすぐった、、、んっ♡ばかぁ…っ///」
🐎「んふふ笑かわいい…まあ、今日はこれで勘弁してあげる。歩けなくなったら困るし」
☕️「…ッハァ、やりすぎやあほ…」
🐎「はいはいごめんね。ちょっとあそこで休もっか」
椅子に向かって歩こうとした時、不意にウマヅラが耳に口を近づけて、
🐎「興奮してたくせに…♡」(ド低音)
☕️「うぁっ!?///」
ドスの効いた声で囁いて来た。
驚きと恥ずかしさで、思わずその場にへたり込んでしまった。
🐎「今回は僕が一本だ〜笑」
☕️「〜ッこのあほ‼︎!」
脚を小突いたが、びくともしなかった。
ーー
時間はあっという間に過ぎ、空が暁に染まった頃。
休んでいると、何かを思い出したようにウマヅラが腕時計を確認した。
🐎「…あ、ショーの時間過ぎちゃった」
☕️「…時間管理」
🐎「ごめんって‼︎」
🐎「お詫びに何でもするから、ね?」
謝罪と共に持ち出された提案。これは、乗るしかないのでは。
☕️「じゃあ、今日泊まってもええか?お前のせいで変な気分になったし、足動かへん」
🐎「え、僕はいいけど…紅茶はいいの?」
☕️「…明日講義ない」
🐎「!…わかったよ。じゃあ一緒に帰ろ」
☕️「責任取れよ…ほんまに。ばかウマヅラ」
🐎「やん毒舌ぅ」
ちょっとばかり不機嫌になりつつ、宥められながら水族館を後にする。
☕️(ちょっと言い過ぎたかもな…でも機嫌良さそうやし、あんなことされたし…!///こんぐらい言っといてもええやろ)
この後、まさかあんなことになるとは、この時の紅茶は、思ってもみなかった。
ーー
今回セリフ以外が固まってて読みづらいかもです。
今話も最後まで読んでくださりありがとうございます。
では、また次回。
コメント
2件
なんかバグかわかんないけど見れない(´・ω・`)
最高やわぁ 続きがみたいです!!!