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「えーっと、」
「あっ!あったぞ鬱!」
「えっ?マジ?!」
「あ、俺もや」
「え、ショッピ反応薄無い?」
「シャオロンさん…それは元々や」
「え、エミさん酷ない〜?」
今日は入学式の日だが、初っ端から遅刻って訳で終わってんねんな。
だから、こんなとこでクラス表余裕ぶって見てる場合ちゃうねんけど。
「てか、はよ行くで、マジで」
「うあ、ちょっとトントンはやーい」
俺は声を掛けながら駆け足でクラスへ向かう。
ガラッ
「すみません、遅れました」
心底思っては無いが、申し訳なさそうに言う。 てか、遅刻したのアイツらのせいやからな。
「おお、おはよう。今日はクラスメイトとの交流や校内の説明するだけだから、大丈夫だぞー」
この学校はどうやら校則などが緩いらしい。
「っと、ここが7組と…ってか校門からいっちゃん遠いやん?!」
「トントンさんよく分かりましたね?!」
少し鬱とエーミールと言うやつがうるさいが。
「眠ぅ、」
「シャオさん、我慢」
「それでは、取り敢えずクラスでの交流開始ー他のクラスや学年の所も行っていいぞー」
「ほら、友達作るんやろ?」
うーん、とは言ったものの、もう既に同じ小学校だった奴らがグループを組んでいて、話しかけれそうにない。
「まずは6人以上のグループを作って交流してみろー」
「えっ、俺ら5人やん…」
鬱がガーン、とでも効果音が付くような声色で言ってくる。
「うーん…誰か呼ぶ、か?」
「ねぇねぇ、新入生?」
「はっ?はい、そうですけど…」
びっくりして声がつい裏返ってしまう。
「よ、用ですか、?」
エーミールは引っ込んでろ!!心の中でそう叫ぶ。
「有名な2人組、もうシッテル?」
「、2人組?」
「その様子じゃ知らないんだね!それならおいでよ!」
3年生のネクタイをしていて、制服の上に赤いマフラーをしている人と、
2年生のネクタイをしている黄緑色の帽子を被った人に 腕を引かれる。
「あ、あれあれ!」
「え?」
背の低い、「天」と書かれた布を顔に貼っている子と、
平均よりかは低めの、「フード」を被っている子が居た。
「あの二人ダヨ」
「あの二人は結構有名なんだよね!「天」の子は耳が聞こえなくて、「フード」の子は目が見えないんだって」
青い人はペラペラ説明してくれた。
「..あのー、聞こえてますが….」
フードの子が話す。
集点が何処へ向いているかは、フードの影の下は分からない。
「ゾム?どしたん、」
天の布を横にズラして透かす様な目でしっかり物事を見ている。
「ロボロ、!えっ、と、」
何やら手話で伝えている。
「あ、新入生さん?ごめんねっ」
明らかに焦った様子だ
「あ、大丈夫です、!」
わざと分かりやすく口を動かす。
「なんでそんな口動かしてん…」
「怖いぞお前..先輩に変な奴って思われたら..」
お前ら、話し聞いてなかったんか?!
「よかったわ!俺耳聞こえへんから、そこんとこ宜しくな!」
言葉を話せるって事は「中途失聴」か…
てか、フードの子は…..
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