なんかもう色々とやばいです。
瑞さん茈さん視点有
〈百視点〉
はぁはぁと息を切らしながら道を
急ぐ。
「頼む … !間に合えっ … !」
み.こ.と.とこ.さ.め.の嫌な予感は、
当たりだった。
多分、す.ち.はみ.こ.と.の個人に送っ
たつもりなんだろう。グループに来た
「ばいばい」の通知。それで全部を
察したんだ。
今日、す.ち.の体調が悪そうだったの
も、全部、全部、多分…
す.ち.は死のうとしてるんだ。
優しいから、過去があるから。
だから、誰も苦しめない為にって、
自分を犠牲に出そうとしてるんだ。
す.ち.が自殺しようとするまでの、
ほんの数分、数秒のタイムでいい。
その時間に、誰か、誰でもいいから
間に合ってくれ_
〈瑞視点〉
茈 : 「あ” ~ っ 、 くそっ !」
瑞 : 「こ.さ.たちの通学路交差点
多すぎ…!あり得ないんで
すけどっ!!!」
茈 : 「す.ち.…間に合ってくれ…」
…ま.に.き.が必死だってことに、
少し驚いている。まだ出会って
数日だけど、人柄は掴んでる。
なんかモテてるし。家近いし。
真面目で友達想いで笑顔が可愛い
お母さんみたいなやつ。
つっけんどんだし面倒くさがり
だけどね。
あとら.ん.くんと仲悪いんか?って
くらい喧嘩してる。なぜ?
って感じの人だ。そのま.に.き.が
こうも必死にダッシュしてるのを
見ると、どれだけす.っ.ち ~ が、
人に好かれるのかがわかる。
そりゃあ、そんな人なら、ら.ん.くん
だって選ぶに決まってる。
だって、こ.さ.だって、初恋の人が、
とられたのに、それなのに、す.っ.
ち. - の優しくてストイックな姿に、
憧れちゃったもん。だからね、
す.っ.ち. - 。死なないでよ。
間に合って、誰か。な.つ.くんでも
いい。ら.ん.くんでもいいから。
きっと、み.こ.と.くんは間に合わな
い。お家が厳しいから。だから誰か
一刻も早く_す.ち.くんが死んじゃう
前に、間に合って。
〈翠視点〉
息を吸い込んで、フェンスから身を
乗り出した。落ちていくスピードは
そんなに早くは感じなかった。
怖くない、と言えば嘘になるけど、
誰かの幸せを奪うよりは、って、
思えた。瞼を閉じる。怖さを誤魔化
すために。最期くらい、み.こ.ちゃん
に会いたかった。なんて身勝手な事
を思いながら、落ちていく。
…はずだった。ふと、体に吹き付ける
風がおとなしくなったか、と思い、
目を開けると、俺は、止まっていた。
_「あっぶねぇ、ギリギリセ - フ」
聞き覚えのある、あの人の声だった。
翠 : 「ひ.ま.ちゃん…?」
コメント
17件
…( 安堵による気絶 )