あ ~ 前回と同じ。
〈翠視点〉
俺は、何もできない、だから父さん
に嫌われた。何もできないから、
兄ちゃんに迷惑ばっかりかける。
母さん、兄ちゃん、ごめんね、
役立たずで、ごめんね。迷惑で、
ごめんね。もうすぐ、いなくなる
からね。俺を好きになった子も、
可哀想だったなぁ、その子を好き
になった俺の友達もだけど。
あの二人には、ちゃんと謝らなきゃ
なあ…皆も、俺のせいで苦しい想い
させてごめんね。
そんなことを考えながら、落ちてい
った。はずだったのに。
赧 : 「あっぶねぇ…ギリギリセ - フ」
翠 : 「ひ.ま.ちゃん…?」
赧 : 「おう。よ ~ す.ち.。」
翠 : 「…な、んで、」
赧 : 「空気抵抗凄すぎて聞こえん!」
ゞ : 「もっとはっきり言えバカ!」
翠 : 「なんで、なんで俺を、助けた
の…?」
ゞ : 「恋敵なんでしょ!?み.こ.ちゃ
んが好きなんでしょ!?なら
見捨てればよかったのに!!
何してんの!?バカなの!?」
赧 : 「バカだよ!!!」
翠 : 「は?」
赧 : 「言っちゃあ悪ぃが、俺はバカ
だぞ、???」
ゞ : 「テストの点とか見せれたもん
じゃねぇし。受験も合格スレ
スレだったし。」
翠 : 「今、その話するの、?」
赧 : 「おん。」
ゞ : 「でも、悪ぃ、す.ち.見殺しに
しちまったら俺はみ.こ.と.に
今度こそ顔向けできねぇから」
翠 : 「ひ.ま.ちゃん…」
茈 : 「あ - なんかエモい時に失礼、
一応支え強化しとくな。」
ゞ : 「お前ら、おもろい事なってん
な…てか俺人二人支えんのは
無理かもしれん。落ちたらご
めそ ( ( ( 」
赧 : 「い.る.ま.、落ちたら二人死ぬ」
茈 : 「下にこ.さ.め.が体育用の柔ら
かいマット重ね置きしてるか
ら最悪大丈夫。落ちても助か
る。」
翠 : 「ぇ ( ( ← 助かるつもり0」
茈 : 「てかな.つ.、み.こ.と.好きだっ
たん、?言ってくれればす.ち.
を裏切ってでも協力したのに」
赧 : 「よかったい.る.ま.に言わない
ですんで。」
翠 : 「… い.る.ま.ちゃんってひ.ま.
ちゃんの事好きなんじゃ…」
赧 : 「へ ~ そうなん?」
茈 : 「あ ~ うん。そだよ。」
赧 : 「いや好きにしてはリアクショ
ンうっす。もうちょいなにか
言えよ。」
茈 : 「もうちょいなにか言ったら
お前めんどそうだから。」
赧 : 「おぉ、よくわかってんねぇ」
茈 : 「でしょ、?w」
黈 : 「す.ち.くんッッッ!ってあれ、
ま.に.き.…?」
茈 : 「な.つ.す.ち.はこの下。」
翠 : 「み、み.こ.ちゃん!?」
黈 : 「うん!父様ちょろまかして
来た!今から引き上げる!」
翠 : 「ぇそれ本当に大丈夫、?」
黈 : 「多分!!ま.に.き.いくよ!」
黈&茈 : 「せ ~ のっ !」
赧 : 「つっかれたぁ、、、」
茈 : 「それな…」
翠 : 「…なんで、助けたの。」
赧 : 「俺はさっき言ったろうが。」
茈 : 「す.ち.、お前には俺が幼馴染
見殺しにするタイプのクソ
野郎に見えてんのか、、?」
翠 : 「いや別にそうじゃないけど」
茈 : 「グルラにばいばい、ってきて
びびって何事かと思ったら
幼馴染が学校で飛び降り
事件起こそうとしてんの。」
翠 : 「え、俺グルラに送ってた?」
赧 : 「うん。あ、てか、こ.さ.ら.ん.
に、引き上げたって送らんと
じゃね?」
茈 : 「あ、もう送ってある。」
ゞ : 「す.ち.兄と一緒に向かうね!
って来てるぞ。」
ぇ、す.ち.兄…?お兄ちゃん…??
黈 : 「す.ち.くんの、バカ。 ( 頬抓 」
…なんで抓られてるのぉ、、?
黈 : 「危ない事、せんといてや。
心配やったし、不安やったん
やから。大事にさせてよ。
初恋叶ったんに、死なれて、
終わるとか、いくらなんでも
すぎるやろ。なぁ?」
翠 : 「ごめんなふぁい … 」
黈 : 「反省したならいい。」
そういって、抱きつかれた。多分、
泣いて、いるんだろう。さっきも
目元が、光ってたから。
_ごめんね、み.こ.ちゃん。そして、
ありがとう。
こんな俺にも、泣いてくれて。
愛してくれて。
そのままずっとみ.こ.ちゃんとハグ
して、何分経ったんだろう。
黈 : 「…そろそろ離れるね、ま.に.き
の目がとっても痛いから。」
といって、離れる。すぐ後に、
扉が思いっきり開いた。
翠兄 : 「す.ち.ッッッ!?」
翠 : 「ぁ、兄ちゃん…」
翠兄 : 「バカ、お前、本当にバカ。」
ゞ : 「飛び降りなんて、死んだら
ど ~ すんだよ!?」
翠 : 「でも、俺役立たずだし、
人を不幸にさせるし、いる
意味なんて_」
翠兄 : 「あるに決まってるだろ!」
ゞ : 「お前は俺のたった一人の、
大事な弟なんだから!!」
ゞ : 「弟は、兄貴より長生きして、
幸せになるもんなんだよ!」
翠 : 「…なにそれ、、、」
翠兄 : 「帰ろう。す.ち.。母さんが
待ってる。」
翠 : 「うん…」
翠兄 : 「あ、み.こ.と.くん達も一緒に
ね?」
黈 : 「うぇっ!?」
翠兄 : 「す.ち.の事、助けてくれたん
だし。お礼したいし。」
sx( - 翠 : 「ありがとうございます!
(?)」
…この後、ちゃんと母さんと兄ちゃん
に説教されたのは、また別の話。
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そして これでは 終わらないと言う 地獄の 物語 (
うわ、没いな