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zmemですよ?zm×emです よ!!間違えてきた方は🔙しなさい!
この話はem視点です。
⚠エセ関西弁⚠
苦手な方は🔙
倒れてから1時間ほど休ませてもらう事になった。すぐに仕事へ行きたかったが「また倒れる方が迷惑になるからゆっくり休めや」とtnさんに言われたのでベットの上で本を読む。
em「……。」
静かに本を読む。たまに笑い、泣き、戸惑い、また笑う。
本が好きという理由のひとつに感情移入できるから好き、というものがある。初めての感情が見つかる、懐かしく感じる。そして無意識に溜めていた感情を出せる。
そんなとこが好きだ。もちろん勉強になるし、役立つから。面白いし、話す時に話題が広がるからなどもある。
なんだかこの本は懐かしく感じるなぁ。ふふっ、せやzmさんと出会ったのはこの本の主人公と同じくらいやったっけ?
そんなことを考えているとまぶたが重くなってきて、目をつぶって寝てしまった。
???「……ー!ーm、…em!!!」
em「うわっ!」
zm「なんやぼーっとして!はよ行こうや!」
目が覚めるとそこは懐かしい景色だった。花が綺麗な野原を走り抜ける彼は幼い時のzmさんだった。
em「っ!、うん!! 」
一瞬にしてその頃の記憶に戻った。私は今の記憶、今寝ていることを全て忘れていた。
em「な、なぁ!zm!どこ行くん??」
zm「なんやem、知らんのか?」
em「う、うん。」
問いかけた瞬間zmの足が急に遅くなり、ついに止まってしまった。こちらを向かずに私に話しかける。その空気は冷たく、凍ってしまいそうだった。
zm「ふーーん。なんや、お前といたって…………楽しないわ。」
em「え、」
一瞬であった。ふわりと吹いていた風が急に止まる。ゆっくり後ろを向いた彼の顔は真っ黒で、ぐちゃぐちゃで、エメラルドグリーンの瞳だけが光っていた。
だがその瞳もまた、冷たい視線で私のことを見つめている。私は喉の奥になにかが詰まった感じがした。
なんや、なんでや?僕の何が悪かったん???なぁ、zm、zm!
ジジッ___ジジジジジジジッ
視界が歪む。頭にノイズが走る。真夜中のテレビのように砂嵐が視界に現れる。眩しくて暗くて、何がなんなのか分からない。
どこや、ここ、なぁ?誰か、誰か助けてっ
zm「emっ!」
em「うぁっ、……はぁ、はぁ、ん、ッッッ」
zmさんの声で目が覚める。夢でよかった、そう思った瞬間に鼻の奥と喉の奥が締まる。息ができない。
em「ンっ!?……っ……カヒュッ…ヒュ…ハゥッ」
いき、できない。しかいが、ぼやけてっ、
zm「emさん!深呼吸や!ゆっくり、ゆっくり!吸ってっーー、吐いてーーー」
em「っ、す、すぅッ……ハッ、ハァッ 」
zmさんの言うとうりにゆっくり息を吸って吐く。少しづつ呼吸が治っていく。
em「すぅぅ〜……はぁぁぁぁ〜。 」
zm「…大丈夫か?」
em「はい……。ありがとうございます。」
想像してしまった。もしzmさんがいなければ。息が出来ず死んでいたのかと。いや、まず目を覚まさなかったかもしれない。
zm「……せや!もうそろ飯の時間やねん!一緒に食堂へ行こうや!!!」
そういう彼の顔は笑顔でいっぱいだった。
あぁ。この顔を毎日近くで感じたい。
そう思うのもきっと何かの間違いなんだ。そう言い聞かせてzmへの返事を答える。
em「ありがとうございます!」
zm「なら一緒にっ」
em「ですが一人で行きます。これ以上迷惑かけられませんから……。ニコ」
精一杯の笑顔で笑う。zmは寂しそうに、驚いたような瞳でこちらを見る。きっと気づいているんだろう。
やとしても、ダメや。周りに迷惑をかけちゃいけない。
一人で生きていけるようにならないと……。
コメント
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なるほどね2人とも思ってる事が違うのね、