テラーノベル
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警報が鳴り響くUSJ。
煙と悲鳴の中、雷は無表情のまま、冷静に状況を把握する。
足音も音も立てず、掌に電流を宿す。
「……ターゲット確認」
小さく呟き、動くヴィランを正確に狙う。
一瞬で行動を封じ、被害を最小限に抑える。
横で爆豪が叫ぶ。
「雷!後ろだ、油断すんな!」
雷は視線を横に向け、うなずく程度。
無表情のままでも、爆豪の指示は確実に頭に入る。
(爆豪になら、俺のこと話しても…)
心の中で思うが、表には出さない。
ヴィランが迫ってくる。
雷はゆっくりと間合いを詰め、掌から放つ電流が静かに、しかし正確に標的に命中する。
敵が動きを止め、戦況が一瞬静まる。
その時、雷は一言――
「………まだやる?(ニコッ)」
A組の仲間たちは息を呑む。
無表情で冷静だった雷が、あの状況で笑みを見せた――
「か、カッコいい……!」
「雷って、こんなやつだったんだ!」
さらに敵を押さえ込んだ後、雷は落ち着いた声でつぶやく。
「大丈夫、殺しはしない。(ニコッ)」
その瞬間、周囲の緊張が少し和らぐ。
冷静無表情、でも戦場では的確で、勝利の確信時にだけ見せる笑み。
A組の誰もが、雷の新しい一面を理解した――
ただの無表情な冷静人間ではなく、計算された強さと、ほんのわずかだか、柔らかさを持つ存在だと。
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