テラーノベル
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戦闘が終わり、USJ内はまだ煙と瓦礫でごちゃついている。
雷は無表情のまま、戦況を振り返りながら一息つく。
そこへ電気がやってきた。
「雷、お疲れ!」
いつものように元気いっぱいだが、どこか安堵も混ざっている。
雷は顔を上げず、ただ小さく頷く。
声も表情も変わらない。
「……お前、本当に冷静だったな」
電気は少し笑いながら言う。
「でも、ニコッって笑った時、ちょっとかっこよかったぞ」
雷の掌の電流がわずかに震える――
表には出さない。
ただ、心の奥で電気の言葉を受け止める。
(やっぱり、電気は分かってくれる)
雷は心の中で呟く。
表情は無表情のまま、淡々と瓦礫を避けながら歩き出す。
電気はその後ろを、笑いながらも少し気にかけて歩く。
静かな連帯感――
雷にとって、戦場の緊張の後でも、心を少し預けられる存在は電気だけだった。
(爆豪にも、話してみようかな…、)
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