テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※実際の団体、個人とは無関係です。
※ボイドラ時空でお送りします。
※成人向けに準ずる表現があります。ご注意ください。
※その他捏造した設定が多く含まれます。
※付き合っている、もしくは体の関係がある前提です
※始終濡れ場
心許ない明るさの照明だけがセラフと奏斗、そして二人がいる部屋を照らしている。
『ね、ほら、早く言ってよ』
優しく諭すようにセラフは奏斗へ耳打ちした。奏斗は嫌がるように顔ごとそらし、枕でその表情を隠した。
だが、後ろ手に両腕を硬く縛られている状態では思うようにはできず、すぐにセラフが枕を取り上げてしまう。
「…っ」
『意地っぱりなんだから、もー』
言いながら、膝へ載せた奏斗へ覆い被さるようにしてさらにしつこく”作業”を続けた。
ぐちゅぐちゅと絶え間なく粘液をかき混ぜる音がして、その度に奏斗は唇を噛み、引き攣れたような音を喉から出している。
「ッぅ゛……!ん、ぐ…っ、ぅ、!」
奏斗の中へ挿れた人差指をわざと気持ちいところには当てず、その周囲を弄ぶ。
正直ここまでならいつもの前戯でするレベル。しかし、今回はお仕置きなのだ。
『ねー、奏斗が絶対嫌がりそうなことしてもいい?』
「っも、じゅうぶん、やなんだけど…ッ!」
『あはは、それはそう。……奏斗ってさ、いつも激しくして〜って言うけど、 』
セラフは淡々と話しながら、奏斗の中に挿れている指をもう一本増やし、2本の指で”一番気持ちがいいところ”を捕らえる。
まだ指を当てただけだというのに奏斗がびくりと大げさに震えた。これから何をされるのか予想ができたかのように。
『激しいの好きっていうかさ、』
加減をしながら指に力を加え、ぽってりと熟れて主張するそこを押していく。
あくまで押しているだけ、決して激しく擦ったり強く揺すったりはしない。
「ッぅ、あ…っ」
『こーやって焦れったくされると、おかしくなっちゃうからでしょ?』
ひゅ、と奏斗が深く息を吸い込んだ。
いつもよりも弱い力で奏斗の気持ちいいところを押してやると幾度も腰が跳ねた。
つま先がぎゅっと丸まって、体全体が強張る。それと一緒に中も締め付けが強くなった。
まるでもっと強く刺激を与えてくれと言わんばかりに、ぎゅうっと指に絡みついてきている。
「ふ、ぅ゙う…ッそぇ゙、っ……ゃ、ッ」
『やだねぇ、これ嫌いだもんね』
嫌い、という言葉に首を激しく縦へ振って、声を出すまいと唇を噛んで、足でセラフの身体を蹴った。
そうやって奏斗は必死に抵抗した。
しかし、それでもセラフにはどこ吹く風といった具合に現状は何も変わらなかった。
『奏斗、ほら、言わなきゃ。「ごめんなさい」って。 』
「い、うわけ、…っない、だろぉが…ッ!!それ、やめろってば!ばか!!」
『言わないの?いーよ別に、奏斗が辛いだけだもん 』
にやりと意地の悪い笑顔を見せたセラフを睨む奏斗だったが、ただ微笑み返された。
ー
ー
ー
どれくらい時間が経ったのだろう、奏斗にとっては何時間にも感じるこの焦れったいだけの快楽責め。
中だけをいじられ続けている、と言っても強く刺激される訳ではないから絶頂までは程遠い。
「…〜〜っ、あぅ…ぁ、ふ……ぅッ、」
『んふふ、もう顔とろっとろじゃん…♡』
抵抗する力もなく、だらりと全身をセラフへ預けてしまっている奏斗。
最初に縛っていた腕も今では解かれて、ただどちらのとも知れない衣類を掴んでいることしかできなくなった。
どうやって逃げればいいのか、思考する頭の中は徐々に彼のことしか考えられなくなっていく。
そんな奏斗を容赦なく、慈愛を持って責め立てるセラフはいつになく楽しげに見える。
『指疲れちゃったぁ〜。……よいしょっと』
すっかり柔く蕩けた表情と身体になった奏斗を膝から降ろしてベッドへ転がし、セラフは上着を脱ぎ捨てた。
一時中断された間に、奏斗は荒い呼吸を整えることもせずシーツを引っ掴んで上へと逃れようとしていた。
しかし、それを見逃すセラフではない。
すぐさま奏斗の背中めがけて覆い被さり、大きな手で奏斗のおでこをしっかりと抑える。
『こら、まだだぁーめ。逃げないの。』
「も、もぅ、…ッや、ぁ゙……、んやぁっ……」
『じゃあ、ちゃんとごめんなさいして?これお仕置きなんだから。』
「ゃ゙、…ッ、ぼく、わる…っくな、悪くなッ…ッぁ゙ッッ!?あぁあ゙ッ!!! 」
セラフは奏斗の頭を抱え込むように体勢を直し、そのまま身体を密着させた。
もちろん、そうなるとセラフのものは自然と奏斗の中へ入っていくことになる。
指とは比べ物にならない快感の質量に奏斗は目を見開いてめいっぱい叫んだ。だが、それで楽になるわけがない。
『言ってよ、ほら。かー、なー、とー』
「やぁだ!もぅ゙、っ…やめ、ッ…〜〜っ!!ん゙ん゙っ、!ぅ゙ッ、う〜〜っ!!」
名前の一音を確かめさせるような言い方をしながらセラフは自身のものを奏斗の奥へ奥へとぐりぐり押し付ける。
自分が少し動くだけでびくびくと震える様が可愛くてお仕置きなど忘れてしまいそうだ。
しかし、先に限界がきたのか、奏斗はやっとセラフの方へ顔を向けた。
その顔は涙でぐちゃぐちゃで、羞恥か生理的なものか、可哀想なぐらい真っ赤だった。
「わ゙、ぁったッ…あゃ、ま……っ、あやま、る、かぁ゙ッ…!それ、や、ぇ゙てッ…!」
『んふふ、それって何?これ?この動き?どれ止めてほしいの?』
観念した奏斗をさらに挑発して追い詰めるようにセラフはしつこく何度も自身を奥に押し付けていると、途端、奏斗が今まで違う反応を示した。
「だ、から、〜ッッ!…ぁ゙ッ、あ、ま、って、ッ…だめ、ら゙ぇ、ッ、ぇ…っぐ、ぅ゙ッ…!!♡ぅう、〜〜〜っ♡♡」
悲痛な叫び声だったものが甘く上擦った声に変わり、逃げようと必死だった身体を丸めて何かを耐えるように全身に力が入った。
『あらら、イッちゃった。奏斗、きもちくて我慢できなかった?』
セラフの問いに応えられる余裕もなく、奏斗は今まで溜まった快楽を逃がすことに必死になっていた。
ガクガクと痙攣を繰り返し、無意識だろうがセラフの手をぎゅっと、縋るように握っている。
『だめよ、勝手に気持ちくなったら〜。お仕置きの意味ないじゃん。ねぇ?』
「ぅあッ♡ご、ぇら゙、ッ…っ♡ごめ、にゃっ、ひゃッ、〜〜♡♡ご、めん、なっ…さ、ぃっ♡」
『勝手にイッてごめんなさい、でしょ。』
絶頂から戻ってこられないのか、朦朧としながら頑なに言わなかった「ごめんなさい」を何回も口にしている奏斗。
セラフは溜息をふっと吐いて、そんな彼をうつ伏せから無理やり仰向けにして、握られていた手を離した。
寂しそうな顔をする奏斗に負けて、セラフは再び手を繋いだ。そして、甘やかすようなキスをしてやって、腹の中を撫でるようにゆっくりと律動を始めた。
「 あ、ッ!♡あぅ…、ぅ…っ♡んぁ……っ、…っ♡」
『ちゃんと言えるじゃん、ごめんなさいって。……奏斗、いいこいいこ』
「…っあ、ぁ、っ…♡あ、…んっ♡ん…♡ 」
腰の動きを止めないまま、動物でも可愛がるかのようにたっぷり頭を撫でて、それからとろけ合うようなキスをした。
『言えたから、今度はごほーびね♡』
激しくない、けれど先程の溜まっていくばかりの辛い快楽責とは違う、幸福感の強い甘い甘い感覚。
上手く緩急が効いたセラフの飴と鞭に翻弄され、奏斗はいつの間にか意識を手放していた。
コメント
1件
あ〜ェッッち〜🫠🫠💕💕!!!