どうもしむねです!
すみません!!
終わりませんでした!!(((
どうぞ!!
黒「思い出したんや。お前の事」
桃「………………」
桃「……ほんとにッ…?」
ないこの話を黙って聞いていた俺は、いつの間にか彼女を抱きしめていた。
フラッシュバックするかのように記憶が蘇ってきて、ないこが俺の結婚相手だということを今しっかりと思い出した。
黒「……ごめんな…ずっと1人にさせてもうて」
黒「ホンマに情けないわ…。あの時俺は運悪く車に轢かれてさ」
黒「…大事な嫁を…置いてきちまった」
記憶が蘇った俺は…ないこに申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。
1番大事か事を俺はずっと忘れて一人でのうのうと過ごしていたのだから……
すると、ないこが俺の手を握って涙目になりながら俺に問いかける。
桃「……アニキはッ……」
桃「…まだ…アタシのこと好きッ………?」
黒「…………」
黒「記憶を取り戻して…言わせてもらうで」
黒「…俺はお前しか愛せへんわ」
桃「……ッ…アニキッ…!」
ないこが俺に飛びついてきた。
お腹も結構膨らんでいるから俺はなるべく衝撃を与えないように受け止める。
ホンマに妊娠しとるんやなと…彼女を抱きしめてあたらめて確信する。
黒「…1つ、聞きたいことがあるんや」
桃「……うん」
黒「…なんで…俺の前から姿を消したんや…?」
桃「………………」
桃「アタシとアニキは…一緒に居ちゃいけないと思ったから……」
黒「…またそれを考えてたんか」
黒「……ないこ」
黒「……俺も怒る時は怒るで」
桃「…え?」
黒「ホンマは俺から離れたくなかったんやろう…?」
黒「俺に会いたかったから…俺の夢にまで来て会いに来てたんちゃうかッ……?」
桃「……ッ…」
黒「…俺も記憶を失ってもうてたんやけどさ……」
黒「……お前との記憶だけが無かったって気づいて……めちゃくちゃ今しんどくなっとるんやッ……」
黒「…頼むから……俺から離れんといてやッ……」
黒「俺…ホンマにお前が大好きやからさッ……」
記憶を失ってから彼女は俺の前から姿を消したことを知って、俺はかなり胸が苦しくなっていた。
記憶を失っていたとしても、最愛の人が自分の前から居なくなるのは誰でも辛いだろう。
桃「……うんッ…」
桃「…アタシ…自分から離れていったんだけどさ……」
桃「……アニキッ……本当はねッ………」
桃「…アタシはずっと傍にアニキと一緒に居たかったッ……」
桃「離れてる間も…会いたくて会いたくて堪らなかったッ…」
桃「また会ってやり直したいって……思ってたのッ……」
桃「……ごめんなさいッ…こんなわがままでッ…」
そういって涙をボロボロ流すないこ。
相変わらず泣き虫な彼女を見て…なんだかホッとしてしまった自分がいた。
……このわがままが可愛ええんよな
黒「…また、やり直そうや」
桃「……ッ…うんッ…」
人っけの無い駅で、俺達は抱きしめあっていた。
もうこいつを二度と1人にさせないと、心から誓った。
そして……
お腹の子がもし俺の子じゃなくても…俺はしっかり受け入れよう。
これが俺のケジメだ。
しばらくして、俺達は病院へDNA鑑定をしに行った。
DNA鑑定を行う為に血液を採取される。
妊婦の血液に含まれる胎児のDNAと俺のDNAを比較解析してお腹の子が誰の子なのか判明する。
……鑑定をした結果
「……鑑定をした結果ですが」
黒・桃「………………」
「…お二人の子で間違いありません♪」
黒・桃「……ッッ…!!」
桃「アニキッ…!!」
黒「良かったッ……ホンマに良かったぁッ……!!」
俺達は心の底から安堵していた。
出産予定日はあと2ヶ月後とのことだった。
それから俺達はまた、一緒に暮らし始めることになり……
ないこが我が家に帰ってきた。
桃「……なんか…」
桃「あまり…変わってないね……?」
黒「あぁ…あまり物とかも買ってへんしな」
黒「お前は座って休んどきぃや?」
桃「ありがとう…引越しの荷物持ってきてくれて…」
ないこは妊娠中な為、重い荷物を持たせたり体を動かさせる訳には行かなかった。
こんなんいくらでもやってやるわ。
それに…俺から離れた後、こいつは一人で悪阻(つわり)や倦怠感と戦っていたらしい。
黒「……俺がおらん間よく一人でやっていけたよな」
桃「…へへっ…w …めちゃくちゃ辛かったけど……」
桃「…頑張って粘ったかいがあったよ…♪」
黒「……せやな」
黒「これからは俺がおるから遠慮なく頼りぃや!?」
桃「もちろんだよ♪」
桃「アニキ…………」
桃「…………」
桃「…悠佑さん♪」
ないこの口から聞きなれない俺の呼び名が聞こえた。
黒「…えっ…?///」
桃「ずっとアニキ呼びじゃまずいでしょ?」
桃「……ちゃんと名前で呼ばなきゃね♪」
黒「……ま、まだ、アニキでええやろ……///」
桃「あれ?恥ずかしいのー?♪」
黒「なんか慣れへんのやッ…!///」
数日後
俺は会社の同僚にだけ俺が結婚していた事を伝えた。ないこの事もこれまであったことも……
めちゃくちゃ驚かれたけど、その後は普通に祝ってくれていた。
青「ホンマにまた会えて良かったな♪」
黒「あぁ。俺もアイツのこと思い出せて良かったわw」
青「それでその嫁さんさ、今妊婦さんなんやろ?」
青「1人にさせといて大丈夫なんか…?」
黒「俺もそれ結構心配しとったんよな。でもアイツがさ「アタシのことはいいからアニキは仕事に行って!」って言われてな…」
青「そうか……」
俺もアイツを今あまり1人にさせたくないところやけど…今働かなアイツと子供の為にも稼がなアカンし、色々と困っていた。
すると、まろがある提案をしてくる。
青「……俺の彼女をアニキの嫁さんの面倒を見てもらうように頼もうか?」
黒「…………は??」
まろに彼女がいたなんて聞いた事がなかった俺は耳を疑った。
青「いや俺もさ……」
青「……実は彼女がおってん♪」
少し照れながら話すまろ。なんで言わなかったのか…だいたい予想はついた。
黒「……彼女が内緒にして欲しいって言ったんやろ?w」
青「うんww」
ということはまろの彼女ももしかしたら訳ありな彼女なのかもしれない。
訳ありな子ほど付き合ってるのとか隠したがるんやろうな……
黒「…絶対大事にしてやりぃや」
青「もちろんや♪」
黒「……で、ホンマにお前の彼女に任せてもええの?」
青「ええで!ええ奴やしアニキの嫁さんともきっと仲良くなると思うで♪」
黒「…そうか、ほな頼もうかな♪」
そして、仕事が休みの日
黒「ないこー」
桃「なぁにー?」
黒「俺の同僚とその彼女がここにくんねんけど大丈夫か?」
桃「あ…アニキのお友達…?」
黒「せやで。アイツの彼女をお前に会わせたいんやって」
桃「え…?」
黒「ないこ妊娠しとるから家で1人やと大変やろ?」
黒「まろの彼女がないこの面倒を見といてくれるってさ」
桃「えぇ…そんな、なんか申し訳ないな…」
黒「まろの彼女はお前と仲良くしたそうな感じやで?」
桃「え、そ、そうなの…?」
ないこは頼れる友達もいなければ頼れる親もいない。せめて1人だけでもないこに寄り添ってくれる友達がいれば俺も安心できる。
まろは信頼出来る奴だから、アイツの彼女なら間違いないだろう。
ピンポーン♪
インターホンがなって、俺は玄関へ向かう。
ドアを開けたら同僚のまろと…
水色髪の片目だけ前髪が掛かっている女の子がいた。
青「やっほーアニキ♪」
黒「おう。今日はありがとな」
水「初めまして!ほとけっていいます!」
水「いふくんからお話は聞きました♪」
黒「あぁ。ホンマに良かったんか?」
水「もちろん!僕も仲良くなりたいから♪」
普通に元気そうな子やった。人当たりも良さそうだしないこも絡みやすいと思う。
桃「……アニキ…?」
リビングからないこが顔を出す。
黒「あ、ないこ」
桃「…アニキの同僚の方…ですよね…?」
青「せや♪アニキから話は聞いたで?」
青「色々とホンマに災難やったな」
桃「あ、いえ…」
あまり自分のことに振られて欲しくないのだろう。少し暗い表情をするないこ
すると、まろの彼女のほとけがないこに話しかける。
水「こんにちは!」
桃「あ、こ、こんにちは…」
水「妊婦さん家で1人は絶対大変だよね…。お腹も結構大きいし動くのもキツそう」
桃「…もう慣れたけどね…w」
水「旦那さんがいない間に陣痛が始まると大変だから…僕がないこさんを見てあげるよ!」
桃「……本当にいいの…?あなたも仕事とかあるんじゃ……」
青「ほとけは今休ませとるんや」
青「まだ働ける状態やないからな」
桃「え…?」
黒「どういう事や…?」
水「僕は働いても良かったのに♪」
青「あんな所…もう二度と働かせへんわ」
水「なんかねー?僕左目がすごいことになっててさー」
ほとけが前髪で隠れていた左目を見せる。
黒・桃「!?」
ほとけの左目付近には大きな火傷があって、酷く爛れていた。
続く。
なんか青組入れたくなるよね((
次で絶対に本編が終わると思います!!w
そして番外編として青くん視点を後々書きたいと思います!
記憶を失っていた間の黒はどんな様子だったのかが分かります。
見て頂きありがとうございました!
コメント
17件
フォーぉぉおおお⤴︎⤴︎最高✨️青組!!!尊い(◜¬◝ )
いやぁぁぁぁお2人の子で良かったぁ😭😭😭......(( 青組ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!((((( 💎ちゃんめっちゃ優しい.....🥲、🤪さん良い彼女さん持ったねぇほんまに(誰目線 次回も楽しみです!!🙌🏻
青組!!!最高…ってかお目目大丈夫かな……まぁどんな💎くんも可愛けど!🤪くんと幸せになって!!そして🦁🍣︎︎♀も!