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めちゃつえー単話集

第8話 - sigt 🤝✕🥷🔫 勘違い

1,231

2025年04月12日

#にじさんじBL

#めちゃつえー

#2j3j

鯱

⚠注意喚起⚠

センシティブな表現。

nmmn,sigt要素有り。

同意無しの描写有り。

kgtの忍術の捏造設定有り。

完全二次創作のためご本人様に一切関係はございません。

長い、6000字程度。

全てsik視点

sikとkgtがお互いに勘違いしちゃう話。

以下伏せ字なし↓

緋八「あと10分くらいで着くで〜！」

電話越しに明るい声が聞こえる。俺のいきなりの誘いにもこうやって乗ってきてくれるマナくんには頭が上がらない。

緋八「……テツも大分落ち着いたみたいやな。泣きながら電話かけてきたときはほんまにびっくりしたわ〜w」

佐伯「は、はは〜……。」

苦笑いを返して電話を切った。まだ少し鼻声なのは電話越しには気づかれていないらしい。絶対的ヒーローであるこの俺が泣いていた理由……それは失恋だ。

ことが起きたのは一昨日の夜。俺が任務帰りに街をうろついていたときだった。東で有名なラブホ街へと続く道に消える、見慣れた姿を見つけてしまった。

佐伯「…か、げつくん…？」

見間違えるはずもない真っ白で綺麗な髪にオッドアイの瞳。その隣には小柄でかわいらしい女性……。どうみてもお似合いだった。俺には…到底敵わないくらい。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

部屋に鳴り響いたインターホンの音で意識が今へと戻される。俺はマナくんを少しでも心配させないために声高らかに叫びながら玄関のドアを開けた。

佐伯「佐伯イッテツ★失恋慰め会へようこそ！！！！」

叢雲「……失…恋？」

伊波「あ、えと……どういうこと…？」

予想外の2人の登場に俺は固まる。後ろには顔面蒼白で口をパクパクさせながら手を合わせているマナくんがいた。よく見ると「LINE」と口が動いている。急いでスマホを開くと……

緋八「テツ、やばいまじでごめん」

緋八「今、偶然ライとカゲツと会ってテツの家行くって言ったら一緒に行ってもいいかって」

緋八「ほんまにお願い早く既読して」

緋八「テツのマンションついてもうた！」

緋八「ごめん今もう玄関の前」

俺が少し目を離した隙にこんなLINEが来ていた。何とも言えない気まずい空気が流れたが、今更帰ってくれとも言えず三人を部屋へとあげた。

その後、やけ酒するために買った酒に俺は一切手を付けず、なるべくカゲツくんの方を見ないようにして過ごしていた。だからもちろんシラフだ。その代わりに…

緋八「うぅ〜……テツぅ〜すまん……！！」

俺への申し訳なさで焦ったのか、いつもより数倍の量の酒を飲みすっかりつぶれたマナくんが出来上がった。

叢雲「…ちょっとキッチン借りるわ。マナに水持ってくる！」

カゲツくんが席を外したタイミングでライくんが俺に気まずそうに話しかける。

伊波「イッテツ……これ俺ら来ないほうが良かった感じだよね…？」

何の罪もないライくんにまで気を使わせてしまい申し訳ないが、流石に今日はカゲツくんが居るので詳しい説明はできない。俺は、今度ちゃんと話すね……という曖昧な返事を返すことしかできなかった。

伊波「無理に話さなくてもいいから…イッテツが話したくなったら話して！……今日はもう俺ら帰るわ！マナもへにゃへにゃだし…ね！笑」

ライくんがいたずらっぽく笑い、うわ言のようにテツ……ごめん…と繰り返しているマナくんを軽くどつく。

叢雲「水持ってきた〜ってあれ……何で荷物まとめてるん？」

伊波「マナがもうこんなんだし、イッテツもなんか調子悪いみたいだからさ！今日はもうお開きってことでどう？」

叢雲「あー…そう。じゃあ僕も準備するわ。」

ライくんは何て出来た男なんだろう。自分のことでいっぱいいっぱいだった俺が恥ずかしくなる。

伊波「じゃ！ばいばーい！」

叢雲「……ばいばい。」

緋八「う……テツ…ぅぅ。」

佐伯「うん！今度また来てね…！」

三人が居なくなると部屋は途端に寂しくなる。最初こそ驚いたものの想像よりも自分は強かったらしい。カゲツくんを目の前にしても泣かずに済んだのだから。

そんな自画自賛をしていると視界の端にきらりと光るものを見つけた。これは……家の鍵？忘れちゃいけないものを忘れていきやがったやつがいるようだ。

まぁ大方ベロベロに酔ってたマナくんでしょ。そんなことを思っていた時だった。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

静かな部屋にインターホンが響く。忘れ物に気づいたマナくんだろうと高をくくって玄関のドアを開けた。

叢雲「……ども。」

佐伯「どぅえｯ…！？カゲツくん！？」

予想外の来客に変な声が出る。

叢雲「忘れ物したみたいやから……入れてくれん？」

俺は今できる精一杯の笑顔で手に持ってた鍵をカゲツくんの目の前に差し出す。

佐伯「忘れ物これでしょ！？いや〜俺もさっき気づいたんだよ！」

叢雲「あ、あ〜…ありがと。」

カゲツくんは歯切れ悪くそう言うと鍵をポケットにしまった。

佐伯「じゃあ！…気をつけて帰ってね〜！」

叢雲「……待って！！」

気まずさに耐えかねてドアを閉めようとした時、不意にカゲツくんがぐっと身を乗り出して俺の家へと入ってきた。その衝動で俺は廊下に尻もちをつく。

ｶﾞﾁｬｯ

ん？今カゲツくん鍵閉めた……？なんで？

玄関はリビングの方から漏れ出る光で微かに人影が見える程度の暗さだ。

佐伯「カゲツ…くん？」

叢雲「なぁ…佐伯の好きな人ってどんな人だったん…？」

俺の呼びかけを無視して唐突に問いかけられた内容に、心臓が大きく脈打つ。暗くてカゲツくんの表情が見えず……怖い。

佐伯「っ……え？なんで…いきなり？」

叢雲「いいから答えて。……お願いやから。」

縋るような救いを求めるようなそんな声に抗えず、ありのままの気持ちが口からこぼれ落ちる。

佐伯「強くて……綺麗で…俺にはもったいないくらい素敵な人だよ。」

そう、カゲツくんは俺にはもったいない人だから。って駄目だ……自分で言ってて泣きそうになってきた。

叢雲「……そう…なんだ。」

叢雲「…佐伯。」

小さな声で、でも確かに俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。カゲツくんがしゃがんで俺に目線を合わせる。その時、やっと表情が見えた。

オッドアイの瞳には溢れんばかりの涙が膜を張り、唇はふるふると震えている。…なんでこんな顔を…？なんてことをぐるぐると考えているうちにカゲツくんが俺の上に軽く跨る。そして、今にも消えてしまいそうな顔をしたままこんなことをつぶやいた。

叢雲「僕じゃ駄目……？」

都合のいい幻聴かと思ったが、俺の肌を濡らすカゲツくんの涙の冷たさで、これか現実だと思い知らされた。

佐伯「…カゲツくん…！」

言葉を発しようとすると、カゲツくんがするりと俺の唇、瞼それから腕を撫でた。直後、唇と瞼が糸で縫い合わされたようにきゅっと閉じ、腕も硬直して力が入らなくなる。

佐伯「んｯｯ…！？」

叢雲「ごめん。忍術で口と目と手、動かないようにした。」

なんで…なんでそんなことを…！？カゲツくんはごめん、ごめんとつぶやきながら俺のズボンに手をかける。

叢雲「ずるくて最低なことしてるってわかってるんやけど、でも…お願い、1回だけ……ｯｯ。」

1回…それが何を指しているのか理解してしまった。俺のモノをカゲツくんがやわやわと触る。そして耳元で暗示をかけるように囁く。

叢雲「佐伯の好きだった人……想像して？」

叢雲「あ、は…おっきくなった……。そんなに好きやったんだその人のこと……。」

佐伯「んぅｯ…！ｯｯ…！」

違う、俺の好きな人はカゲツくんだ。口さえ開ければ誤解を解けるのに……！

叢雲「……後で忍術で記憶も消すから…。今だけ我慢してな…。」

ぴとっと柔らかい何かがあたり、それは俺のモノをいとも簡単に飲み込んでいった。

叢雲「んぁ……きっついけど…入ったぁ♡」

佐伯「ふぅｯｯ…♡んｯｯ…♡♡」

カゲツくんがゆるゆると腰を動かし、そのたびに小さく喘ぎ声が漏れている。

誤解を解かなければならないのに、だんだんと気持ちよさで頭が回らなくなる。ｯｯ！それじゃだめだ、早くどうにかしないと。このまま流されたら俺はそれこそ一生後悔する。

思考を巡らせる中で俺はあることに気づく。目口腕は忍術により自由が効かないが、言い換えればそれ以外の箇所は自由。今カゲツくんは腰を浮かして少し休憩しているようだ。荒い方法にはなるがこの際仕方ない。俺は自身の腰をくいっと上げて、下からカゲツくんの奥を突いた。

叢雲「へぁｯｯ！？♡♡ちょｯ♡さ、いき…？♡♡急に、なんでｯｯ♡んあｯｯ！？♡♡」

叢雲「とまｯ♡♡とまっれぇｯｯ♡♡♡やｯ♡も、いｯちゃうからぁ♡♡ｯぁ゛〜〜♡♡♡」

カゲツくんが俺のモノを抜き、廊下にぺたりと腰を落とした。必死に呼吸を整えている息遣いが聞こえる。

佐伯「……はｯｯ！？あ…あー！声出る！？」

叢雲「うぁ♡……忍術とけｯ……？」

瞳を開けるとカゲツくんの姿が目に飛び込んできた。赤く上気した頬に乱れた服、俺を見て涙目のまま硬直してしまった可愛らしい顔。再び忍術をかけようとしたのか、カゲツくんが俺に指先を伸ばす。

佐伯「カゲツくん！！！」

叢雲「へ……？」

大声で急に名前を呼ばれたからか、ビクリと震えて挙動を止める。カゲツくんを真っすぐに見つめて今こそちゃんと…自分の気持ちを言葉にする。

佐伯「俺が…！俺が好きなのはカゲツくんだよ！！」

叢雲「……え！？！？僕…？？えと…？じゃあ失恋……って？？」

佐伯「それは……。」

前に見たことを伝えた。しばらく顔をしかめて考える素振りをした後に、閃いたようにカゲツくんが手を叩く。

叢雲「それ！治安良くない場所っぽかったから…任務帰りに安全なとこまで付き添ったときのやつかもしれん。」

叢雲「……え！？僕何もしとらんよ！！」

あわあわと身振り手振りで潔白を証明するカゲツくんに思わず吹き出してしまう。

佐伯「そうだったんだ……。ごめん俺てっきり彼女さんだと……！」

叢雲「僕も佐伯が失恋したっていったから……女のコにフラレたんやと思ってたわ……。」

視線を交え、俺らは顔を見合わせて笑った。お互いの勘違いで一線を越えてしまうなんて、こんなバカなことをするのはきっと世界で自分たちくらいだろう。ひとしきり笑い終わった後にカゲツくんがじっと俺を見つめる。

叢雲「なぁ…佐伯。もう一回……今度はちゃんとシたい。」

佐伯「……！俺でよければ…！」

叢雲「うん。佐伯がいい…。」

へにゃりと笑うカゲツくんを持ち上げて寝室へと向かう。優しく布団に下ろすと、カゲツくんが足をあげて甘ったるく囁いた。

叢雲「さいき…♡挿れて……？」

佐伯「は！？ちょっともう…！煽んないでよ…♡」

カゲツくんのアナに俺のモノをあてがうと、きゅーっと吸い付いてくる。

叢雲「僕、佐伯が初めてだけど……自分で解かしてたから柔らかくて気持ちーやろ？♡♡」

唐突な告白に頭がくらくらするほど興奮してきた。そんなのかわいすぎるでしょ……♡

佐伯「挿れるよ……ｯｯ♡♡」

叢雲「んあ♡♡さ、いき♡さいきｯ♡♡気持ち…♡」

恍惚とした表情で俺を見つめてたカゲツくんがちろりと舌を出した。

叢雲「さいき♡♡ちゅーして…ほしいｯ♡」

佐伯「もうほんっっとにさぁ……！？」

カゲツくんの唇を舌で乱暴にこじ開ける。経験が無いなりにカゲツくんをちゃんと気持ちよくできるように必死に頑張った。ぐちゅぐちゅと舌を絡ませた後にそっと唇を離すと、俺とカゲツくんの間に銀色の糸が伝った。

叢雲「さいき♡動いて…♡♡」

ゆっくりと腰を動かすと、そのたびにナカが俺のモノを締め付ける。たまらなく愛おしくなって俺はカゲツくんを抱きしめた。

佐伯「はぁｯ♡カゲツくん…すき♡すき…だよｯ♡♡」

叢雲「…！僕もｯだいすきｯ…♡♡」

律動を早めてこつこつと奥を突くと、カゲツくんが腰を仰け反らせる。俺の背中に添えられたカゲツくんの手に力がこもり、ナカがより一層きつくなる。

叢雲「ぅあ゛♡♡しょこｯ♡きもちいぃ♡♡さ、いき♡イきゅ…♡んぅ〜〜〜ｯｯ♡♡♡」

佐伯「ｯは♡ナカきっついね♡俺も……イきそ…♡♡」

叢雲「出して♡僕のナカｯ♡さいきのでいっぱいにしてくだしゃｯ…♡♡♡」

佐伯「だから煽んなってば……！♡カゲツくん…♡♡出すよ……ｯｯぁ゛♡♡」

ガクガクと震えているカゲツくんの腰を押さえつけて、自身の欲を最奥に吐き出す。幸せそうな顔で俺を見つめるカゲツくんが目に入る。その顔を見て大切なことを思い出した。

佐伯「…ｯｯ！？順番が逆になっちゃったけど……カゲツくん！」

佐伯「俺と…付き合ってください！！！」

カゲツくんは一瞬きょとんとした顔を浮かべたが、すぐにまたへにゃっとした笑顔を浮かべて俺に指を絡めた。

叢雲「もちろん…おっけーに決まってるやろ…？♡」

佐伯「ｯ〜〜〜♡♡カゲツくん〜！！」

二人で抱き合ったまま眠りに落ち、次に目が覚めたのは翌日の朝だった。

寝ぼけ眼でスマホを確認すると、マナくんから今さっき着信があったようだ。

佐伯「もしもし、マナくん？」

緋八「あっテツ！？昨日はほんｯｯまにごめん！！」

電話越しぱんっと手を叩く音が聞こえ、手を合わせて謝っているマナくんの姿が容易に目に浮かぶ。

佐伯「あっ！！そのことなんだけど……！」

散々心配をかけたマナくんにカゲツくんと付き合ったことを伝えなければ！弾む気持ちを抑え、経緯を話そうとすると……。

叢雲「佐伯……？おはよー！」

寝起きのカゲツくんがすりすりと俺に頬ずりをする。かわいい……じゃなくて！！

緋八「……え？カゲツ？？え、なんで？？」

マナくんの困惑した声が聞こえる。弁明をする前にカゲツくんが俺のスマホをひょいっと取り上げて電源を落とした。むっとした表情のカゲツくんが不満げに言葉を漏らす。

叢雲「佐伯…浮気はだめやろ…？」

佐伯「なっ！？浮気なんてするわけ！？」

叢雲「へへｯ…冗談やけど〜？なぁ……今日も１日いちゃいちゃするやろ？♡」

佐伯「……します。」

欲望に負けた俺が、心配してやってきたマナくんに「なんやねん！！！」とどつかれたのはまた別のお話……。

長らくのスクロールありがとうございました。

あと1話で自分の書きたいものは全て書き尽くす予定なので良ければリクエスト欲しいです…！詳細は次の話を講読下さい。

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わわ✨️初コメ失礼します〜🎀 めっちゃくちゃに大好きでした…🥹 お互い勘違いして凹んでるとかいうこの2人らしい…恋愛に関して不器用な感じが忠実に描かれてて最高でした😭👏🏻💗

鯱

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