あれから12年の月日が流れた
俺は、バイク屋でぼちぼち生活していた
今も三ツ谷との関わりはあの頃と変わりなく続いていた
カランカラン
ドラケン「いらっしゃい」
「って、三ツ谷かよ、、、笑」
三ツ谷「よっ!」
イヌピー「久しぶりだな」
三ツ谷「最近、忙しかったからなー」
ドラケン「で、今日はどうしたんだ?」
三ツ谷「いや、ちゃんとやってるかなーって」
イヌピー「オカンかよ笑」
三ツ谷「はい(何かを渡す)」
ドラケン「これは?」
三ツ谷「ご飯」
「ちゃんと食ってねぇっしょ」
ドラケン「それはお前だろーが」
「んなに隈も作って」
三ツ谷「あはは……」
「ホントに忙しかったんだって」
ドラケン「ちゃんと寝て、食べろ!」
イヌピー「(今度はドラケンがオカンだ笑)」
三ツ谷「じゃあ帰るな」
ドラケン「え?ホントにこれだけ?」
三ツ谷「うん、まだ仕事も残ってるし」
「邪魔して悪かったな」
「ちゃんと食べろよ!!」
バタン
イヌピー「じゃあ俺は先に食べてるし」
ドラケン「おぅ………」
彼奴、忙しいはずなのに、、、
わざわざ俺たちの為に飯まで作って顔出してくれるなんて、、、
ドラケン「カァ~ッ…///」
顔熱い、、、
2週間後
in居酒屋
三ツ谷「よぉ、ドラケン」
ドラケン「ん、」
三ツ谷「悪ぃ遅くなって……」
ドラケン「そんなに待ってねぇよ笑」
三ツ谷「そっか…」
「どーしたの急に、」
「飲みに行かないかって……」
ドラケン「気分?笑」
三ツ谷「……」
グイッ(顔を掴んで三ツ谷の方に向かせる)
ドラケン「三ツ谷……?」
三ツ谷「嘘だね…」
「なんかあったの?」
ドラケン「ッ………」
「お前には適わねぇな……((ボソッ」
三ツ谷「話して」
ドラケン「夢を見るんだ」
三ツ谷「夢?」
ドラケン「エマと話す夢」
三ツ谷「……………」
ドラケン「エマが言うんだよ」
「大切な人の傍にいてって」
三ツ谷「……!!!」
「大切な人が現れたんだね…((ニコッ」
ドラケン「分かんねぇんだよ」
三ツ谷「え?」
ドラケン「誰が大切なのか…」
三ツ谷「好きな子、居ないの?」
ドラケン「……((苦笑」
三ツ谷「まだ、エマちゃんのこと…」
ドラケン「いや、もう吹っ切れてるよ…笑」
三ツ谷「そっか……」
ドラケン「いつか現れるかな……」
三ツ谷「………」
「前にも言ったろ?」
「お前の全部を受け止めてくれる人が現れるって((ニコッ」
ドラケン「おう、ありがとな…」
三ツ谷「ん!((ニコッ」
ドラケン「ッ……///」
俺はいつも此奴に支えられてたんだ
気づくと心が温かくなった
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コメント
2件
ドキドキが止まりませんね〜(ӦvӦ。) 早く気づくといいなぁ〜