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ん?あれもしかして…
おどろくは廊下を歩いていると、見慣れた人と誰かが立っているのが見えた。
「凸さん!」
「え、おどろくちゃん!?」
凸さんは驚きながらおどろくのことを見た。
「久しぶり!」
「久しぶりなのだ!あと、その人は?」
おどろくは鮭のパーカーを来た人をみる。
「あーこの人はさぁーもん。俺の…まあ弟子みたいな感じかな。」
この人が…さもさん…
「……………俺、もう行きますね。」
さもさんはそう言うとおどろくたちに背を向けて歩き出した。
「…ごめんおどろくちゃん、さもさんその、人間不信みたいなところがあって。」
そう言う凸さんの顔はなんだか少し悲しそうだった。
「…おどろくちゃん、久しぶりに会ったんだし、どっかで話そうよ。」
凸さんはおどろくを連れて中庭のベンチに座った。
「それにしても、凸さんがここにいるって聞いたとき、おどろくびっくりしたのだ。」
「俺もおどろくちゃんを見たときびっくりしたよ。」
「…どうして言わなかったのだ?」
おどろくがそう言うと、凸さんは俯いた。
「………そりゃあ、”あんなことがあった後”に入学が決まったし…」
………あのこと…
胸が苦しくなる。
あの時起こった…忘れていたつもりのあの記憶…
「………あ、ごめん、思い出させて…」
「いや、大丈夫なのだ。」
「けど、顔色が…」
「ほ、ほんとに大丈夫だから!」
「…そっか、って、もう授業始まっちゃう。おどろくちゃん、また今度ね!」
「うん!また今度なのだ!」
おどろくと凸さんはそれぞれ教室へと向かった。
「………おどろくさん、か。警戒しないと…」