続きかきます!!
とりにょんの時あるかも、、、、
タイトル「手、出すなよ。でも…」
ライブ開始30分前。
東京ドームの照明がゆっくり落ちて、会場がざわめきに包まれる。
メンバーたちは花道の裏に待機していた。
スタッフがインカムで最終確認をしている間、スンリはジヨンの横に立って、何も言わずに静かに待っていた。
ジヨンも無言だった。
ただ、スンリの存在を気にしているのは明らかだった。
🐲(……さっきの告白、あいつ、本気だったんだよな)
チラリと横目で見たスンリは、いつもの茶化すような笑顔ではなかった。
真剣な目で、正面を見据えている。
🐲(余計に意識しちまうじゃんか……バカ)
そのとき、スタッフが「あと3分!」と声をかけた。
鼓動が高鳴る。
でも、曲が始まる緊張じゃない。
ジヨンは、ふっと視線を落として、そして誰にも見えないように――
そっと、スンリの手に自分の手を重ねた。
スンリが小さく息を呑む。
🐼「ジヨンヒョン……?」
🐲「……手、出すなよ。振付乱れるだろ」
🐼「……はい?」
🐲「……でも、お前が本気っての、分かった」
ジヨンの声は小さかった。
だけど、スンリの心には大きく響いた。
そして、手のひらに感じた温度が、何よりも正直な返事だった。
スンリが小さく笑う。
🐼「……緊張、解けました。ありがとうございます」
🐲「別にお前のためじゃねーよ。……俺のタイミングだからな」
🐼「はいはい、わかってます。ジヨンヒョンらしいですね」
🐲「うるさい。ちゃんと歌えよ」
🐼「ジヨンヒョンも、ちゃんと僕の方見てくださいね」
その瞬間、「BANG BANG BANG」のイントロが鳴り響いた。
手を放し、それぞれの立ち位置に向かう2人。
でも、スンリは知っていた。
今日のジヨンのパフォーマンスが、いつもより少しだけ優しいことを。
ジヨンのツンデレ大好き
コメント
2件
ツンデレは、世界を救う人物だよねぇ…👍👍…ジヨンをツンデレの役にした、ぶいさん……神様すぎますってぇ!!!!🥲
ツンデレ可愛ぃ!!