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《???》
失神してしまったそれと吐瀉物を片付けて、そのままゴミ袋を頭に被せてやった。
ゲロまみれの汚い顔など見たいものではない。
1週間くらい逆らえないほど痛めつけて、その後何事もなかったように日常に戻すつもりだ。
急に学校に来なくなったやら騒がれても面倒だということもある。
日帝)……ん……れ…ん…
?
うわ言で何か言っているように聞こえた。
人の名前…もしくは何か飼っているとかなのだろう。
いずれにしてもこいつに…普通の人間と同じ生き方なんて許される事ではない。
…そうだ、こいつは…
中学3年生だったな。
全寮制の…とびきり治安の良くない学校に放り込めば、俺がわざわざ痛めつける必要もないのではないか。
世間体的には両親がいないながら高校にちゃんと進学させてあげた『弟を大切にする兄』ともいえる。
全ては…全てはこいつのした事から始まった
半分母を殺したようなもので、父を狂わせて…兄である俺にも罪をなすり付けようとする
手始めに…こいつがうわ言で呼ぶほどに信頼するような人間との関係を…無理やりにでも断ち切れば…
…罪を償う姿勢を見せるかもしれないな。
それで…それでいこう。それでいい。