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hitori。
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#pn受け
くろだんご
51
「 トリックオアトリート 」
突然、デケェ純白の羽根がついているこの赤いマフラーの男がそう口にした。
……あれ、今日って何日や
「 ハロウィンやで 」
「 ハロウィン過ぎたけど? 」
「 (´゚д゚`) 」
青いスーツを身に着けた、むちゃくちゃ弱そうな男が現実を突きつけた途端、この天使はものすごい顔でびっくりしている。何だその顔。思わず茶を吹きかけたゾ。
「 ……そういやハロウィンだったのか… 」
「 ハロウィン過ぎてもうたんか… 」
「 とんち……ど、どんまい… 」
「 正論なんて突きつけられなければ……ッ 」
いや、無理だと思うぞそれでも。うん。
「 しっかし、ハロウィンか………ってお前お菓子貰おうとしたな??? 」
「 当たり前やろ。まだまだ少年の心は持っとるんやぞ! 」
「 見た目はただのおっさんなクセに? 」
「 人のこと言えへんやろうがグルさんも 」
「 あ”あ”ぁん?? 」
「 始まったよ…… 」
「 ってかこんな世界でハロウィンするんやなぁ… 」
鬱は遠い目をしながら、二人の喧嘩を見守っている。
微笑ましい光景─────────と言われるとそうでもない、ただのおじさん同士の子どものような喧嘩だが。何だこの絵面、あまりにもきっついで???
鬱はそう思った。
「 …とりあえずお菓子作るか買うかするか… 」
後日、ハロウィンは過ぎたが、ちゃんとお菓子を渡したところ、二人とも上機嫌だったのであった。
喧嘩はしてたけど。
コメント
1件
これ、めっちゃ好きです。本編の重さとは全然違うおっさん二人の「お菓子くれや」「過ぎたけど?」の応酬、思わず吹きました。鬱さんの「始まったよ…」の距離感も絶妙で、ほっこりする番外編でした。ハロウィン過ぎててもお菓子用意してるところに優しさが出てますね。