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そう思って体育館の隅を見ると五木が寝ていた。
「 え、五木…? 」
「 あー。多分疲れたんだと思う。試合終わってすぐ、そこで寝ちゃってたから。 」
あ、有馬麗さん。
この人、凄い優しい人なんだな…試合中のレシーブする時の顔クソ怖いのに…
「 なんか、すみません。あと…試合、楽しかったです… 」
「 なになに、急に。良いんだよ。試合は楽しくないとやってれないでしょ? 」
「 …確かに…そうですね。ありがとうございます。 」
この人、心からの良い人だって思った。
五木に俺のジャージをかけて漱の傍に近寄る。
「 お疲れ様。今日、トスミス多かったね。 」
「 一言目それはひどくない…?! 」
「 だって事実だし。なんか緊張してた…? 」
「 …まぁーね…それに、楽しかったからなんでもいいや。 」
「 まぁ…確かにそうかもね。 」
そうして、今日の練習試合を終える。
掃除をして、荷物を纏めて帰る。