テラーノベル
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どんどんと加速していくバイクの後ろに乗りながら私はただただ呆然としていた。
(わっ私今春千夜くんにバックハグしてる…)
正確には腰に手を回してバイクから落ちないよう捕まっているのだがこんなにくっついていたら私にはどうしてもバックハグに感じてしまう。
(この後どんな顔して春千代くんと話せばいいんだろう…)
私は恥ずかしさと焦りからこの後が不安でたまらなかった。
春千夜「…い」
春千夜「お…い」
春千夜「おい!」
「えっ!?」
急に声を荒らげて呼ぶ春千夜くんの声にびっくりし私は裏返った声で慌てて返事をした。
春千夜「もう何回も呼んでるぞ。」
「えっそうだったの!ごめんちょっと考え事してて。」
春千夜「それならいいけど、もう少しで着くから。」
「わっわかった!」
そういうと春千夜くんは少し斜めに向いていた体を元の体制に戻し再びミラーを確認しながら走り出した。
(もう少しで着くのか。)
時計を見ると乗り初めてから5分しかたっておらずバイクは凄く早いんだと改めて感じた。
それから5分も経たずして神社の前につきバイクから降りた私たちは何十段かの階段を登った。
(時間は集合の2分前…ギリギリだけど間に合って良かった…)
マイキー「あっ!春千夜たちやっときた!」
「すみません!私が道に迷ってしまって春千夜くんのバイクに載せてもらってたんです!」
マイキー「えっ!そうだったの大丈夫だった?」
「はい!たまたま真一郎さんが働いているバイク店の裏口で迷っていたみたいですぐに春千夜くんが見つけてくれたので大丈夫でした!」
マイキー「それなら良かった!というか春千夜がバイク乗せるとか珍しいな!」
「そうなんですか!」
春千夜「ちょ、マイキー余計なこと言わないで下さいよ…」
マイキー「別にそれくらいいいだろ!」
「まぁまぁ…」
そんな他愛のない会話をしていると。
ドラケン「マイキーそろそろ集会始めようぜ。」
マイキー「あっそっか!了解ケンちん!」
マイキー「それじゃさいかっち行ってくるね〜!」
「はい!見てます!」
そういうとマイキーくんは手をヒラヒラと振り神社の1番頂上の階段に登り大きな声で集会を始めた。
マイキー「これから東卍の集会を初める!まずは新メンバーの紹介だ!斎藤夏音!階段にこい! 」
マイキーくんの合図とともに数名が私の方をむく。
(ふぅ深呼吸をして…よし!)
私は心を落ち着かせた後にマイキーくんの元に向かった。
「新しく東京卍會に入りました斎藤夏音です!よろしくお願いします!」
私はみんなに聞こえるような大きな声で精一杯挨拶をした。
すると周りから拍手の音が聞こえ少し安心をした。
マイキー「まだあんまり喧嘩は出来ないが見守ってあげてくれ、次に新しく戦うチームの話をする!」
私が話した後もそのまま話を続けていたためいつ降りればいいのか少し慌てていると。
三ツ矢「もう降りて大丈夫だよ。」
「あっありがとうございます…!」
そばによって優しく教えてくれた三ツ矢さんにお辞儀をしもといた場所に戻った。
(ちゃんと挨拶てきてよかった…)
また一歩成長が出来たような気持ちに少しだけ嬉しくなることが出来た。
後書き
皆さんこんばんは!
今回も見て下さりありがとうございます!
次回の♡数は20にします!
今回はお知らせはないのでこれで終わります!
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡20
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