shkを支えながら俺たちはshkの家を出た。
上手く力が入らないshkは帰る途中途中でバランスを崩し倒れてしまう。俺 はshkを支えながらゆっくりと歩く。
家にたどり着きshkをおんぶして2階へと運ぶ。驚いた事に同い年の体重とは思えない程shkは軽かった。 俺は部屋に入りshkをベッドに降ろす。
kn「飲み物とか持ってくるからちょっと待ってて。」
shkは頷きその場にじっとしていた。
俺は一階へ向かい飲み物や食べ物を準備する。
kn母「友達でも来てるの?」
kn「あぁ、うん。ちょっとお腹空いたから、これ持っていくわ。」
kn母「足りなくなったらまた取りにおいでー。」
俺は軽く返事をし、2階に戻る。扉を開けると来た時の姿勢のままじっとshkは座っていた。
kn「楽にしてていいよ。…っても無理だよな。」
俺は机に飲み物や食べ物を置いてshkの側に座る。
kn「一緒に食べよ。何が好きかわかんないから適当に持ってきた。」
shkは動かなかった。俺は袋を開けてshkに渡す。
kn「無理に食べなくていいから。」
sh「俺…」
kn「今は何も言わなくていいから。ほら、食べよ。」
sh「……」
shkはゆっくりと食べ始める。一口、二口と口にしていると目には涙が溢れていた。 俺は何も聞かずに一緒に食べ続ける。
軽い食事も食べ終わりshkを見ると泣き疲れたのかshkの目がうつろになっていた。
kn「少し寝る?全然寝てないんでしょ?」
sh「でも…」
kn「俺の事は気にしなくていいから。」
sh「ごめん…kn。」
kn「大丈夫。ゆっくり休みな。」
寝転ぶshkの頭を優しく撫でる。shkは目を閉じる。しばらくすると小さく寝息が聞こえてきた。 俺はそっとベッドから離れて一階へ向かう。
kn母「ん?どした?まだ食べる?」
kn「いや、実は話したい事あるんだ。」
母親は俺の真剣な表情を見て手を止めて椅子に座る。俺も同じく椅子に座り話を始めた。
話も終わり俺は2階に戻る。部屋に入るとまだshkは眠っていた。静かにまたベッドに腰掛けてshkの頭を撫でる。 すると薄らとshkの目が開く。
kn「ごめん、起こしちゃった?」
sh「…kn?……っ!?今、何時!?」
すごい勢いで起き上がるshk。俺は落ち着かせる為にshkを抱きしめる。
kn「shk落ち着いて!大丈夫だから。」
sh「帰らなきゃ…俺…」
kn「いいんだ。もう、帰らなくていいんだよ。」
sh「ダメだ!…父さんが来る…そうなったらknも何されるか…」
kn「ねぇshk。俺の話聞いてくれる?」
sh「kn…?」
俺はゆっくりとshkに話し始める………
kn「ほら、もう泣くなって。もうすぐご飯の時間だし下に降りよう。」
sh「あぁ…。」
不安そうに俺の後ろをついてくる。一階に降りると台所に立つ母親の姿を見て俺の後ろに隠れるshk。
俺たちに気付いた母親が手招きをしてテーブルに座らせるとshkの頭をわしゃわしゃと撫でる。
sh「え!?」
kn母「君がshk??今からご飯出したげるからいっぱい食べなさいよ! 」
kn「ははっ!shk髪ボサボサじゃん。」
sh「わ、笑うなって!」
目の前に沢山のご飯が並ぶ。俺達は手を合わせて食事を食べ始めた。
sh「……ふぅ…うっ…」
kn母「美味しい?遠慮せずに食べていいよ。」
母親が優しくshkの頭を撫でる。きっと何か思い出したんだろう。shkは食べ終わるまで泣き止む事は無かった。
食後の片付けも終わり3人で色々な話をした。shkが少しでも話しやすいようにと俺達家族の話を始める。
そして、shkはゆっくりと時間をかけて俺達に今までの事を話してくれた。
話したくないだろう事も頑張って勇気を出して話てくれた…。
kn母「頑張って話てくれたね、それから、この子と友達になってくれて本当に有難う。」
kn「泣いてんじゃん。」
ちゃかすと一発頭を叩かれる。
kn母「うるさい!ほら、二人とも先にお風呂入ってきなさい。」
kn「…母さん、有難う。」
sh「…有難うございます。」
kn母「何言ってんの。当たり前のことしてるだけだって。」
俺達は背中を押されて風呂場に向かう。
目が合うとshkは少し笑顔になっていた。
コメント
2件
ゆうさん、コメント有難うございます! 書いてる私が言うのもあれなんですが、本当に私も同じ思いです…!!
無事泣きました…😭😭 これからshkさんは幸せになって欲しい…!!!