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君の味方

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君の味方

13 - 救いの手

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2023年11月16日

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shkを支えながら俺たちはshkの家を出た。

上手く力が入らないshkは帰る途中途中でバランスを崩し倒れてしまう。俺 はshkを支えながらゆっくりと歩く。




家にたどり着きshkをおんぶして2階へと運ぶ。驚いた事に同い年の体重とは思えない程shkは軽かった。 俺は部屋に入りshkをベッドに降ろす。


kn「飲み物とか持ってくるからちょっと待ってて。」


shkは頷きその場にじっとしていた。

俺は一階へ向かい飲み物や食べ物を準備する。


kn母「友達でも来てるの?」

kn「あぁ、うん。ちょっとお腹空いたから、これ持っていくわ。」

kn母「足りなくなったらまた取りにおいでー。」


俺は軽く返事をし、2階に戻る。扉を開けると来た時の姿勢のままじっとshkは座っていた。


kn「楽にしてていいよ。…っても無理だよな。」


俺は机に飲み物や食べ物を置いてshkの側に座る。


kn「一緒に食べよ。何が好きかわかんないから適当に持ってきた。」


shkは動かなかった。俺は袋を開けてshkに渡す。


kn「無理に食べなくていいから。」

sh「俺…」

kn「今は何も言わなくていいから。ほら、食べよ。」

sh「……」


shkはゆっくりと食べ始める。一口、二口と口にしていると目には涙が溢れていた。 俺は何も聞かずに一緒に食べ続ける。


軽い食事も食べ終わりshkを見ると泣き疲れたのかshkの目がうつろになっていた。


kn「少し寝る?全然寝てないんでしょ?」

sh「でも…」

kn「俺の事は気にしなくていいから。」

sh「ごめん…kn。」

kn「大丈夫。ゆっくり休みな。」


寝転ぶshkの頭を優しく撫でる。shkは目を閉じる。しばらくすると小さく寝息が聞こえてきた。 俺はそっとベッドから離れて一階へ向かう。


kn母「ん?どした?まだ食べる?」

kn「いや、実は話したい事あるんだ。」


母親は俺の真剣な表情を見て手を止めて椅子に座る。俺も同じく椅子に座り話を始めた。





話も終わり俺は2階に戻る。部屋に入るとまだshkは眠っていた。静かにまたベッドに腰掛けてshkの頭を撫でる。 すると薄らとshkの目が開く。


kn「ごめん、起こしちゃった?」

sh「…kn?……っ!?今、何時!?」


すごい勢いで起き上がるshk。俺は落ち着かせる為にshkを抱きしめる。


kn「shk落ち着いて!大丈夫だから。」

sh「帰らなきゃ…俺…」

kn「いいんだ。もう、帰らなくていいんだよ。」

sh「ダメだ!…父さんが来る…そうなったらknも何されるか…」

kn「ねぇshk。俺の話聞いてくれる?」

sh「kn…?」


俺はゆっくりとshkに話し始める………





kn「ほら、もう泣くなって。もうすぐご飯の時間だし下に降りよう。」

sh「あぁ…。」


不安そうに俺の後ろをついてくる。一階に降りると台所に立つ母親の姿を見て俺の後ろに隠れるshk。

俺たちに気付いた母親が手招きをしてテーブルに座らせるとshkの頭をわしゃわしゃと撫でる。


sh「え!?」

kn母「君がshk??今からご飯出したげるからいっぱい食べなさいよ! 」

kn「ははっ!shk髪ボサボサじゃん。」

sh「わ、笑うなって!」


目の前に沢山のご飯が並ぶ。俺達は手を合わせて食事を食べ始めた。


sh「……ふぅ…うっ…」

kn母「美味しい?遠慮せずに食べていいよ。」


母親が優しくshkの頭を撫でる。きっと何か思い出したんだろう。shkは食べ終わるまで泣き止む事は無かった。

食後の片付けも終わり3人で色々な話をした。shkが少しでも話しやすいようにと俺達家族の話を始める。

そして、shkはゆっくりと時間をかけて俺達に今までの事を話してくれた。

話したくないだろう事も頑張って勇気を出して話てくれた…。


kn母「頑張って話てくれたね、それから、この子と友達になってくれて本当に有難う。」

kn「泣いてんじゃん。」


ちゃかすと一発頭を叩かれる。


kn母「うるさい!ほら、二人とも先にお風呂入ってきなさい。」

kn「…母さん、有難う。」

sh「…有難うございます。」

kn母「何言ってんの。当たり前のことしてるだけだって。」


俺達は背中を押されて風呂場に向かう。

目が合うとshkは少し笑顔になっていた。

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コメント

2

ユーザー

ゆうさん、コメント有難うございます! 書いてる私が言うのもあれなんですが、本当に私も同じ思いです…!!

ユーザー

無事泣きました…😭😭 これからshkさんは幸せになって欲しい…!!!

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