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エメラル℃さんコメント有難うございます!! 長編になりましたが最後まで読んでいただき感謝です!!そして、楽しんで頂けたようで本当に感無量です!
凄いです…涙が止まりません😭 めちゃくちゃ良かったです…‼︎✨
あれから月日は流れて、shkは俺の家で暮らすのにも慣れて少しずつだけど笑顔を見せてくれるようになった。
今日までの間に何度か荷物を取りにshkの家へ向かったが、人がいる気配も無くshkの父親は帰ってはきていないみたいだ。
shkの家を出る時、shkは毎度どこか心残りな表情を浮かべていた。理由を聞いてみると、短いけど母親も一緒に暮らしていた家だからと少し涙を浮かべていた。
shkからすると唯一の母親の形見みたいなものなのかも知れない…
いつものように学校が終わり俺はshkと帰っていた。進路や就職の話などが話題にあがり卒業間近なんだと実感する。
kn「なぁshk。」
sh「ん?」
kn「俺達、同じ大学に決めたじゃん?」
sh「そうだな。」
kn「卒業したらさ、一緒に住まない?」
shkを見るとびっくりした表情でこちらを見つめている。
kn「それから、俺と付き合って欲しい。」
sh「…え?今、何て…?」
kn「同じ事2回も言わせないでよ。」
sh「えと…」
kn「返事はいつでもいいからさ。」
shkは返事もせずに何か考え込んでいた。
kn「shk?返事は今すぐじゃ…」
sh「俺…幸せになってもいいのかな?」
kn「え?」
sh「母さんもずっと辛い思いをしてた…なのに俺だけ、幸せになっていいのかなって…」
kn「…俺はさshkが笑ってくれるとすんげー幸せな気持ちになるし嬉しいよ。けど、悲しんでるshkを見たらさ、俺もやっぱ悲しいし辛い…。」
sh「kn…?」
kn「だからさ、お前が悲しんでたら母さんも悲しいんじゃないの?って事だよ。」
sh「それって…」
kn「幸せにならないとさ、笑えないだろ?だからshkは幸せになって笑わなきゃ。」
sh「俺…knの事好きになってもいいのか?」
kn「あははっ!当たり前だろ。」
shkが嬉しそうに笑う。俺もそれに応えるように笑うとshkから抱きついてきた。
sh「俺…生まれてきて良かった…knに会えて…うぅっ…本当に、良かった…っ」
kn「うん…俺も。shkに出会えて良かった。」
kn母「本当に手伝わなくて大丈夫?」
kn「大丈夫だって。」
kn母「shk、こいつ時々抜けてるからフォローよろしくね。」
sh「ははっ、任せといてよ。」
引越しを終えた俺達は少量の荷物を手に持ち家を出る。
kn「じゃぁ、また連絡するね。」
sh「お世話になりました。」
kn母「いつでも帰ってきなさい。shkも。家族なんだから。」
shkは涙を堪えて笑顔を見せる。
kn母「本当、よく笑うようになったね。あんたは笑顔が一番似合うわ。」
sh「…有難う。」
kn「母さん、本当に有難う。」
母さんも涙を堪えるかのように笑ってみせる。ほら、行った行ったと催促をされ俺達は歩き始める。
sh「俺…幸せだな。」
kn「shkは幸せにならなくちゃいけないんだよ。」
sh「knが幸せにしてくれるんだろ?」
kn「あぁ、するよ。これから先もずっと。」
俺はshkの手を握る。幸せにすると誓うように…それに応えるようにshkも握り返す。
今日から新しい生活が始まる
“shkと一緒に”