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あの日からshkは学校に来ていない…もう三日も経つ。さすがに何か嫌な予感がして俺は週末にshkの家に行こうと決意する。
朝になり俺は身軽に動けるように最低限の荷物を持ち家を出る。
向かう先は一つ…shkの家だ。
kn「…shk。」
段々と家が近づくにつれて俺の緊張も高まる。正直、怖い…けど、shkの方がもっと怖いはずだ。
しばらく歩いていると見慣れた公園と見覚えのある屋根が見える。
kn「…着いた。」
俺は一息つくと、インターホンを鳴らす。
しばらく経っても反応がない…本当に何かあったんじゃないかと思い、柵を開けて玄関に立つ。
kn「shk!!shk!!」
俺は扉を何度か叩き反応を待つ。
……が、誰も出てくる様子はない。
思い切ってドアノブに手をかけると下に下がり扉が開いた…。
kn「は?…嘘だろ、開いてる?」
何かあった時の為に携帯を片手に持ち、俺は中に入る。玄関にはshkの靴だけが置かれていた。
kn「…誰もいないのか?」
俺は靴を脱ぎ更に奥まで進む。見えているのはリビングだろう、ゆっくりと足をリビングへと進める。
kn「なんだ…これ…」
リビングを覗くと床には物が散乱しており、歩く場所も少ない…机の上に目をやると大量のお酒が置いてあった。
ソファはおそらく位置がズレたのか斜めの状態で上には服が何着か置かれていた。
kn「こんなん、只事じゃないだろ…とりあえずshkを探さないと…。」
俺はリビングを離れて階段を登っていく。上にもしかしたら誰かいるかもしれないと警戒しながら一段一段あがっていく。
kn「…shk?」
2階に到着し、俺はshkの名前を呼んだ。
しかし反応はない。諦めずにもう一度shkを呼ぶ。
kn「shk!」
すると、ある部屋から物音が聞こえた。微かではあるが静かなこの家であれば聞き逃す事はない。俺はすぐに音のする方へと向かった。
kn「ここ…か?」
扉の前に立ちもう一度shkを呼ぶ。
kn「…shk?」
sh「kn……?」
kn「!?」
間違いない、shkだ!
俺は勢いよく扉を開けて部屋に入る。
kn「shk!!」
sh「……kn?」
何日かぶりに見たshkは顔は青白く、少し痩せたようにも見える。服は制服のままでなぜかはだけていた…。
kn「shk、大丈夫か??なんでこんな事になってんの??」
sh「kn……俺……あぁ…ふっ…うぅっ…」
泣き出すshkの背中をさすり優しく抱きしめる。
kn「大丈夫だから。俺がいるから。」
sh「こわ、怖かった…俺…もう、ダメだって…」
kn「うん、shkはよく耐えたよ…今は何も言わなくていいから、落ち着くまでこうしてよ? 」
小さく頷くshk。泣きながらこの数日間の事を思い出したのだろうか、体が小さく震えていた……