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BL
登場人物
攻 廉 高校ニ年生 (クラスの中心,独占欲多) 180cm
受 海斗 高校ニ年生 (見た目イカつめ,気弱) 174cm
海斗(視点)
ーーー廉くんと付き合い始めて半年が経った。沢山好きって言ってくれるし、愛してくれて楽しい毎日を過ごしている。
でも、一つ気に食わないことがある。それはー
クラスの女子「れん~!新しいネイルしたんだけど~」
クラスの男子「廉!今日放課後カラオケいかね?駅前の~」
廉「え~」
そう。廉くんがクラスの人たちに囲まれすぎている事だ。廉くんはモデルみたいにスタイルも良く、性格も顔も、ノリもいいし、勉強も運動もできるのでクラスの人気者だ。
海斗(廉くんが楽しそうにしてるのはうれしいけど、でも、)
わからない。なんて言えばいいか。モヤモヤして、胸がはちきれそうになる 、
海斗(話したいな、でも沢山人いるし)
沢山人がいるだけで話しかけられない自分が嫌になる。
海斗「 、」
落ち込んでいると一人の女の子が俺に話しかけてきた。
??「海斗さん、日直の仕事で先生のところに行かなきゃいけないんだけど、今いいかな?」
海斗「あ、ごめん忘れてた。行こう愛沢さん。」
愛沢さんは前の席の優しい真面目な子。俺と同じ静かなタイプの子だ。今日は愛沢さんと俺が日直だ。
愛沢「うん。ありがとう海斗くん。」
(ガラガラ
愛沢さんと教室を出た。
ーーーー、、職員室まで気まずい雰囲気が続く。自分が何か話しかけたらいいものの話題が浮かばない。
愛沢「 あのさ、」
歩いていると愛沢さんが口を開いた。
愛沢「海斗さんって、見た目が怖くて勘違いされやすいけど、とても優しいよね。」
海斗「‼︎、そ ,そんなことないよ。」
いつも褒められないからなのか、急に褒められたからなのか、わからないけど顔が真っ赤になる。
愛沢「笑 ほんとだよ。授業の後、日直じゃないのに黒板消したり、放課後残って係の手伝いしてくれたり。海斗くんがこんなに優しいのに、みんな見た目で判断して知られてないのが勿体無いな。ぁ、海斗くんかおまっか笑」
海斗「、、そんなに褒められたら顔赤くなりますよ。でも、愛沢さんの方が優しいですよ。かわいいし。」
愛沢「‼︎ 笑 ほ、ほんと?ありがとう。 、海斗さんも(〜…」
海斗「ん?今なんてー」
聞こえなかったところを、聞き返そうとしたけど、職員室に着いてしまった。
愛沢「あ。職員室着いた。先生、呼んでくるね。,」
海斗「あ、うん。ありがとう。」
海斗(なんて言ったんだろう。)
愛沢「ありがとうございました。」
(ガラガラ
愛沢「よし、終わったね。」
海斗「うん。教室戻ろうか。」
日直の仕事が終わり、教室に戻る途中、さっきなんて言ったのか聞き返そうとした
海斗「あのさー、」
(キーンコーンカーンコーン
愛沢「あ、チャイムなっちゃった!次移動教室だから急ごう!」
海斗「あ、 うん急ごう!」
(走
休みの終わりのチャイムが鳴ってしまった。結局聞けずに休みが終わった。
ー授業中
海斗(さっき、聞けなかったな。なんて言ってたんだろ。まぁ、あんまり重要じゃないよな。)
気になる気持ちはあったけどもう気にしないことにし、真面目に授業を受けた。
先生「それではさようなら。」
(ガタガタガタ
やっと学校が終わった。ガヤガヤと教室の中が賑やかになる。
海斗(よし、帰るか。廉くんどこだろう。)
帰りはいつも廉くんと一緒に帰っている。クラスメイトたちには家の方向が一緒って伝えてるから、付き合ってることはバレてない。
鞄を持って教室のドアの方に向かおうとした。
愛沢「海斗さん。」
愛沢さんが俺に話しかけてきた。
海斗「? どうしたの愛沢さん。日直の事?」
愛沢「あ、違うの、えっと、 。も、もしよかったら私と一緒にかえー」
(グイッ
⁉︎ 話している途中、誰かに急に腕を引っ張られた。
海斗(だ、誰。)
振り向くと廉くんがいた。
廉「海斗くん帰ろう。あ、愛沢さんごめんね今日俺が先に約束してたんだ-。笑」
海斗「‼︎ 廉くん」
廉「じゃ、ばいばーい。また明日。」
愛沢「あ、海斗く、」
(ガラガラ
廉くんに引っ張られ、愛沢さんの話を聞けずに教室を出た。いつもなら、ゆっくり話しながら歩くのに、グイッと腕を引っ張られ早歩きで、足を止めることなく玄関へ歩き、校門を出た。
海斗「れ、廉くんどうしたの?」
廉「 」
話しかけても話してくれない。 、腕を掴む力も弱まらず、止まってもくれない。
もしかして、怒ってる ?でも、教室でも話してないし、昨日も普通に話したし、。わからないけど謝った方がいいと直感でわかった。
海斗「ごめんなさい 。な、なんで怒ってるの」
歩く足が止まった。
廉「…」
少しの沈黙が続いた。すると廉くんが振り返って言った。
廉「何で怒ってると思うの?」
廉くんはにっこり笑って問いかけてきた。にっこりしてる廉くんの目はとてもではないが、笑ってるようには見えなかった。
海斗「、は、話してくれないし、う、腕を強く引っ張ってるから、お、怒ってる?」
恐る恐る聞いてみた。すると廉くんは、腕を掴んでいる手の力を強めて言った。
廉「笑 怒ってるよ。ごめんね。でも、海斗くんが悪いんだよ。ずーっっと女の子とお喋りして、顔真っ赤になって、挙げ句の果て放課後デートに誘われて。彼氏として嫉妬するわけないでしょ。」
海斗「お、女の子? 放課後で、デート? し、嫉妬?」
いろんな事を言われて頭が回らなくなって、色々考えて、言葉が出せないでいると廉くんが、
廉「ちッ あ“ー。ほんとイラつく。さっきの光景思い出すだけで嫌になるわ。」
海斗(あ、まずい。めっちゃ怒ってる。、な、なんか言わなきゃ)
海斗「れんく、ごめ」
こんなに怒ってる廉くんは初めてで、謝ろうとした時 、
廉「よし。家行こう。そこで反省して。」
と廉くんは言って、また、グイッと腕を引っ張られた。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
続きR18の方にあります。