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短編集書くの久しぶりだ…!!
ここ最近サボり気味でごめんなさい。
ありがたいことにフォロワー様が150人を超えまして、誠に「およよ、びっくりしたね」状態です。
ほのぼの
地雷の方は⚠️ご注意下さい⚠️
− side fjsw −
—— これは、俺と元貴が付き合いだしてからしばらく経った頃のお話。
俺は今日、元貴の家に来ている。
今目の前にはお酒を飲んで悪酔いした元貴が居る。
「ほぉら〜、りょーちゃ、のんでぇ…?」
元貴はぐいっと俺の目の前にお酒の缶を差し出す。
別にそれだけだったら喜んで貰うんだけど…。
なんと、元貴の飲みかけ。
「いーやーだ!!俺は新品がいいの!!」
俺は飲みかけなんて飲みたく無い、新品のお酒が飲みたいのに元貴は全部のお酒を自分の後ろに隠して完全にバリアしている。
両手で力一杯お酒の缶を押し返すがびくともしない。
酔っててもばか力なんだ…。
そうやってしばらくお酒の押し合いをしていると、
「ね、りょーちゃんは俺のこと嫌いなの…?」
元貴がお酒を自分の方へと下げながら聞いてくる。
一人称が俺だ、これは相当な悪酔いだな。
「んーん、嫌いじゃないよ…?好きだよ…。」
元貴の頭を撫でて慰める。
が、「うそだぁ…(泣)」と元貴は泣き出してしまう。
「えぇ、なんで泣くのさ……」
慌てた俺は元貴の背中に手を回しぽんぽんと子供をあやすように叩く。
「…俺のこと好きなら、飲みかけぐらい飲めるでしょ…!!」
元貴が瞳をうるうるさせながら言ってくる。
「いや、それとこれとは違うと言いますか……、ね…?」
どうにか元貴を説得しようと元貴に賛同を求めるが元貴は聞いてくれない。
そりゃそうだよね。
「ちがくなんかないし!!…なんでそんなに嫌がるの…?恋人なんだから別に良いじゃんか…。」
「んー、じゃあ逆に聞くけど、元貴はなんでそんなに自分が飲んだやつを飲ませたがるの?」
こうなったら逆張りだ。
俺は元貴に質問を投げかける。
元貴はしばらく考えるそぶりをしてから、
「…いやだってさ、…なんか嬉しくない…?」
と言ってきた。
嬉しい…?
人に自分の飲みかけを飲まれて嬉しい…?
もしかして元貴ってそういう性癖が、あるの…?
考えたくはないがそういうことなのだろうか…。
と、俺が考えていると元貴が突っ込んでくる。
「ねー。涼ちゃん、変な想像してないよね?
俺そういう性癖ないからねー?」
元貴が俺の顔の前で手をひらひらと振って違うと言ってくる。
「…あー、良かったぁ…。俺そんな変な性癖持ってる恋人とこれから過ごさなきゃいけないの?って思っちゃったよー笑」
「あはは笑、流石にないない。
…てか改めて思ったんだけど涼ちゃんって本当に優しいね。」
元貴が急に真面目な顔になって俺を褒めてくる。
「え?笑、急だね。嬉しいからいいんだけど…。」
「だってさ、俺がもし変な性癖持ってても別れること考えて無いんでしょ?」
「うん、どうしたら快適に過ごせるか考えちゃった。」
「快適にって…笑」
「…でも、きっと別れないのは元貴だからだよ。
元貴だったら冗談抜きでなんでも許せそうな気がするもん。」
「ほへー、嬉しいこと言ってくれんじゃん。」
元貴が嬉しそうに笑うと再び俺の前に飲みかけのお酒の缶を差し出して言ってくる。
「…そんなに俺のこと好きなら、飲みかけも飲んでくれるよね…?」
再放送……。
このままでは埒があかない。
しかたない、ここは3歳年上の先輩が折れてやろう。
藤澤、飲みます…!!
俺は覚悟を決めて元貴からお酒を貰う。
「ん、……ごく、ごく、…ぷはっ…!」
「おー!いい飲みっぷりっすねー!旦那!!もう一口いきますか?!ほれ!!」
と、元貴がリズミカルに飲ませようとしてくるが残念、二回目は無いのだよ。
「もう終わりでーす!!いっぱい飲んだもーん!!」
目の前でバッテンマークを作り終わり、という意思表示をする。
「チェ、涼ちゃんのケチー」
元貴がブーブー言っているが知ったこっちゃない、飲んだんだから終わりなものは終わりだ。
「まぁ、飲んでくれたからいいけど…。」
と元貴が渋々といった様子でお酒を取り下げてくれる。
「…涼ちゃんはなんでそんなに俺の飲みかけ嫌がるの…?」
「…だって、なんか、さぁー、…ね?
飲みかけを飲むって間接キスじゃん…。
間接キスって普通にするキスより恥ずかしくない…?」
「それでそんな嫌がってたの?!笑
めっちゃ可愛いじゃん!!間接キスで恥ずかしがってる30代初めて見たー!!笑」
「もぅ!別にいいでしょー!!」
俺は真っ赤になって反抗するが、元貴にさらに笑われてしまう。
そんなに…?
「あはははっ笑、かわいー!!」
と、部屋中に元貴の笑い声が響いた。
……それからことあるごとに元貴に間接キスを要求されるようになってしまった。
この間なんて楽屋で飲みかけのペットボトルを渡されて「それ一口飲まなきゃみんなの前でキスするよ。」とか言って来たし…。
流石にみんなの前でのキスは恥ずかしくってペットボトルを受け取ったんだけど、元貴ったら俺が飲むまでずーっと見てるんだよ?!
なんでも、照れてる涼ちゃんが見たいから、らしい…。
こうなるんだったら元貴に言わなきゃ良かったー!!!
実はこの話、昨日の夜お皿を洗っている時に思いつきました。
ありがとうお皿たちよ…
久しぶりの更新ということもあって少し長めにしました。(約2300文字)
みんなももっとフォローといいねしてくれていいんだよ?ね?🥺
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回も楽しみに〜👋🏻