jkside
🐻「俺、ジミンと付き合ったから。」
クリスマスのささやかな連休が終わった、27日のこと。
たまたまトイレでかち合ったテヒョニヒョンに、ありえない報告をされた
🐰「なっ!!!どうして?!」
手を洗っていた動きが固まり、
思わず顔をばっと上げると、
横に立ったヒョンが、鏡越しに冷ややかな視線を送ってきていた
🐻「お前が鈍臭いから、俺が先に貰ってあげただけ。なんか文句ある?
ちゃんと平等になるように会わせてやったよな?しかもそれから2週間も待ったんだ。そこまでしてやってから俺は告白した。」
🐻「1回譲ってあげてんだから容赦しないってくらい想像つくだろ。
その上でジミナが俺を選んだんだから。」
🐰「っ、、」
その通りすぎて何も言えなかった。
僕とヒョンが付き合ってたのは5年も前。
取り上げられたも何も、そもそもとっくに僕のものでは無い。
🐻「なんだその目。
文句あるなら言ってみろよ。」
無意識に睨んでしまっていたらしい
🐰「ちゃんと、、ちゃんとヒョンに同意得たんですよね?
無理やり酔わせてとか、、してないですよね?」
ふっとヒョンが嘲笑った
🐻「そんなことお前に関係ないだろ?
なに?俺を疑ってるのか?
お前が何言ったってもうジミナは俺が絶対に離さない。だから、手を出すなよって忠告しに来ただけだよ。」
🐻「俺はこれでも嫉妬深いんだ。
ジミナとお前が関わってるとこなんか見たら、ジミナに何しちゃうか分からないなぁ、、気をつけてねㅎ」
ヒョンは本気だった。
今まで見た事のないほど、怖い目をしていた。
🐻「返事しろよ。」
🐰「わ、、わかり、ました、、っ、、」
🐻「うん、それが聞きたかった」
満足そうに頷いたヒョンが出て行った瞬間、
僕は思わず壁によりかかってしゃがみこみ、うずくまった
僕はどこまでもバカだった
あの日再会できたから、また次があると思っていた。
酔った彼の、”会いたかった” に僕は自惚れていた
取られてから初めて分かった
まだこんなにジミニヒョンが好きだったんだ、と。
僕はずっと、いつか、
いつ来るかも分からないいつか、
またヒョンと元の関係に戻れることを期待していた。
芸能活動を言い訳にしていた。
でも大学生だったあの頃と違って、僕も
もういい大人。
本気になれば、
心からの言葉を送れば、
ジミニヒョンはもう一度振り向いてくれたかもしれない。
その後悔はもう手遅れだった。
また自分の弱さで、ヒョンが手の届かない所に行ってしまった
今度は、二度と彼と話すなという条件付きで。
その日から、
僕はテヒョニヒョンに会いたくなくて、事務所を出入りする回数を減らした
僕はまた、間違いを誤魔化して、
ジミニヒョンから逃げていた。
jkside
ジミニヒョンを諦めなきゃいけなくなってから数週間。
とっくに年が明け、旧正月が近づいていたが
以前の僕にはありえないくらい、荒れた生活を送っていた
仕事は何とかこなしているものの、
家に帰ると常にぬるい缶ビールを片手に、暗い部屋でぼーっと携帯を眺めている
画面に映るのは、テヒョニヒョンからの嫌がらせで送られて来た、
ジミニヒョンが彼の横で笑っている写真
その首筋に見せつけるようなキスマークを見つけて、彼らはもう体の関係を持っているのだと察する
見たくないのに、
見てはいけないのに、
僕の記憶の中とはどうも違う、
どこか寂しそうなヒョンの笑顔が気になって、
テヒョニヒョンから送られた写真を眺めるのを辞められなかった
テヒョニヒョンは僕に見せつけるために
彼と付き合ってるの?
ジミニヒョンはなんでこんな寂しそうなの?
暖房をつけるのすら忘れて、凍えるほど寒いその部屋で、
写真の中のジミニヒョンの頬をそっと撫でた
🐰「ひょん、、1回でいい、、もう1回だけ、、、僕のところにおいで、、、」
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.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.Reo.さまぁーー 勝ち誇る🐻に我慢する🐰( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)すんごいザワザワするぅ(╥﹏╥) 好きが違う2人から、「1度だけ」 に翻弄されちゃう🐣ちゃんも辛いしー(。´இᯅஇ)毎日バクバク🫀
泣ける🥺🥺🥺 🐰くんの気持ちを思うと胸が痛い😭🐣ちゃんのことを考えているからそこ慎重になってる🐰くん!!! でも🐻くんの今まで待って待ってそして🐰くんと🐣ちゃんを会わせて様子を見て先に1歩踏み出した🐻くんの気持ちもわかるし… つまらないところなんて1つもなかったです!!! これからの展開にハラハラ・ドキドキ😳 みんなの気持ちがどう動いていくのかたのしみです🥰