テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
夜。
家の中は静まり返っていた。
父の部屋のドアが閉まる音がしてから、しばらく誰も動けなかった。
🌸が、いちばん小さな声で言った。
🌸「……今なら、話せるかも」
🎮は布団の端をぎゅっと握る。
🎮「……こわい。でも、このままはもっとこわい」
🍵は二人の手をそっとつかんだ。
🍵「🍵は……逃げたい。みんなと一緒に」
📢は深く息を吸って言った。
📢「逃げるっていうか……助けを取りに行く」
👑が続く。
👑「大人に話す。ちゃんと、信じてくれる人に」
🦈はうなずいた。
🦈「六人で動けば、ひとりじゃない」
次に、みんなで話し合った。
・学校で信頼できる先生
・保健室の先生
・相談できる大人
🎮が小さく言った。
🎮「……先生に、手紙で伝えるのはどう?」
🌸がうなずく。
🌸「声出なくなったら、書けばいい」
🍵は目を輝かせた。
🍵「みんなで書こ!」
📢は言った。
📢「内容は、事実だけ」
📢「怖かったこと、つらかったこと」
📢「助けてほしいって」
👑が補足する。
👑「責める言葉はいらない」
👑「『今、困ってます』でいい」
🦈は紙を配った。
🦈「一人一行でもいい」
🦈「六人分あれば、強い」
それぞれが、震える手で書き始めた。
🌸: 『家にいると、いつもびくびくします』
🎮: 『夜がこわいです。助けてください』
🍵: 『お姉ちゃんたちが泣いてます』
📢: 『この家は安全じゃないと思います』
👑: 『守る方法を教えてください』
🦈: 『六人で生きたいです』
紙を重ねると、厚みが出た。
まるで、六人の気持ちが重なったみたいだった。
そのとき、廊下で物音がした。
全員が息を止める。
……でも、足音は父の部屋へ戻っていった。
🎮が小さく言う。
🎮「……今のうちに決めよう」
🌸が言った。
🌸「明日、学校で渡す」
📢は真剣な顔でうなずく。
📢「誰かが欠けたら意味がない」
📢「六人、必ず一緒」
👑が言った。
👑「もしバラバラになっても」
👑「集合場所は、学校の保健室」
🦈が続ける。
🦈「泣いてもいい」
🦈「声出なくてもいい」
🍵は、みんなの真ん中で言った。
🍵「……🍵、こわいけど」
🍵「みんながいるから、行ける」
🌸は🍵を抱きしめた。
🌸「ありがとう」
🎮も二人に近づいた。
🎮「……一人じゃない」
📢は、手を差し出した。
📢「約束しよう」
六人は、順番にその手に自分の手を重ねた。
📢「逃げるんじゃない」
📢「生きるために、動く」
その言葉に、全員がうなずいた。
窓の外では、夜が少しずつ明るくなっていた。
怖い朝じゃなく、
希望に向かう朝。
六人は並んで座り、空を見上げた。
📢「明日、言おう」
📢「一緒に」
この家から、
闇の中から、
一歩外へ出るために。
E p i s o d e .1にいいねお願いします
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#暇72