テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
只間氏は洗濯を干していた。寺は乾燥機なんて洒落た物は無いので、外干しで有る。派手な紫色にスパンコールがついたブリーフを干していた。「ちょっと地味ね。もうちょっとビキニっぽいのがアタシの趣味だわ」と一人事を言っていた。
「黒木さん、」干場の遠くから夫人は呼ばれた。「運功センセイの『痔』が思ったより、根が深いらしくって、例の漢方薬の軟膏を持って来てくれって言われたのよ。ちょっと干すの頼むわ…」と一方的に言うと、彼は消えた。
「ナニこの悪趣味なパンツ!」夫人はトングでパンツを掴みゴムテブをはめて干した。見るからに臭ってきそうなものを感じた。(痔が根深いって事はレーザーかしら、カテーテルかしら?)夫人は治療法を頭に描いた。
想像していると「黒木さん、」と狂蔵クンに呼ばれた。
179
saza
158
#掃除
月城 蓮桜音
5,053
水羽
1,063
コメント
1件
あら〜、只間さんのビビッドなブリーフが目に浮かびますね(笑)。しかも「ビキニっぽいのが趣味」って自分で言っちゃうのがちょっと可愛い。痔の治療の話が急に入ってきて、夫人の「レーザー?カテーテル?」という冷静な考察とのギャップに思わずクスッとしました。こういう日常のちょっとしたおかしみを描くのがお上手ですね。続きが気になります〜🤍