テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
番外編75『コスプレしてください』後編
翌日――。
『お届け物でーす。』
『はい、ありがとうございます。』
『何が届いたのかな?』
『ふふ、写真集です。この間の主様達の。1冊にまとめてくれました。』
『はぁ、けっきょく写真集を作ることになったのね…。』
写真を全て撮影し終わり、写真集が出来たらデビルズパレスに届けるという約束をしてしまった。
パラッ。
『ふふっ。最後の衣装も可愛かったですよ。』
『はぁ……。』
『巫女さん…。』
『前にお二人の着物を見た時、絶対巫女さんが似合うと思ったんです。』
『確かに主様の着物姿可愛かったな。巫女さんもきっと似合うぞ。』
『さぁ、主様!』
『百合菜…どうす――』
『わぁー!すごく可愛いー!』
(はぁ…断っても無駄ね…。)
『まぁせっかく用意してくれた衣装だし…依頼料もくれるということだったから…。』
『でも他の人に売らなくて良かったですよ。こんな主様の可愛くて美しい写真を私達以外の視線に入れるなんて絶対に許せませんから。』
(目がガチ…。)
『そうだな。他の人には見せたくねぇ。だって…。』
ハナマルは私の頬を撫でる。
『主様は俺たちだけのものだしな。』
『っ…。』
『顔が赤いな。照れちゃった?』
『い、いいから離して…。』
『みんな何してるのー?あ、写真集届いたんだ!見せて見せて。』
『百合菜。』
『ふふ、やっぱり可愛い。お姉ちゃんは何着ても似合うね。』
『え?そ、そうかしら…』
『うん!お姉ちゃんはスタイルもいいからなんでも基本似合うけど、私とお揃いの服着たら尚更可愛いよ。』
『百合菜……。ありがとう、貴方も凄く可愛いわ。流石私の妹ね。』
百合菜の頭を撫でる。
『えへへ、ありがとう、お姉ちゃん。』
『姉妹仲がいいんだね、ご主人サマ達。』
『あぁ。クロウザーも気を付けろよ。主様は妹のことになると周りが見えなくなるから。』
『愛されてるねぇ。』
『1度やばい時あったからな…人質にとられた時我を失って敵の奴らボコボコだったし。』
『おー怖い。』
『ところでその写真集どうするの?』
『観賞用、保存用、身につける用の3種類に分けます。』
(オタクがよくやるやつだ。)
『後使用用だな。』
『使用……?何に使うの?』
『……。』執事一同
『え?何に使うの?』
『…それは秘密。』
『…聞かないでおくわ。』
『お姉ちゃんはわかったの?』
『……。』
『え?お姉ちゃん?』
知らぬが仏……めでたしめでたし。
コメント
1件
お疲れさま、ぷちさん!最後の「使用用」の意味がなんとなく想像ついてしまって、思わずニヤニヤしちゃったよ(笑)。姉妹の仲良しなやりとりも可愛かったし、百合菜ちゃんがお姉ちゃんを撫でられてるシーンが特にほっこりした。写真集がどこに使われるのか、気になって仕方ないわ…!
ぷち
23,131
#願いを叶える
ぷち
1,691