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心が苦しいんだ

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心が苦しいんだ

6 - 第6話

♥

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2024年12月18日

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「え、何その質問難しい」

「ak頭弱いもんな〜w」

「mzatが良すぎるだけだから!💦」


実際、質問が難しかったのは本当の事。

どの視点で答えればいいのか分からない。まぜちが言ってた大惨事(四話参照)の時に言ってたらしい「なにしてんの?」も、「なんでたった一人の人間にそんなに本気になれるのか」という意味だったのかもしれない。(描写はされてないけど五話で話聞いてます。)

「俺も先に質問していい?」

俺が彼に向かってそう言うと、別にいいよと言いたげに頷いて俺に目を向けた。凄く奇麗な緑色の目。引き込まれそうなほどに暗い。

「目の前で人が死にかけてたらどうする?」

「…んー…」


「相手の意思次第。

生きたいなら助けるし、死にたいなら何もしない。」


「それとはちょっと違うけど…少なくも俺は

生かせるなら生かしてみたい。じゃないと数は減るばかりだからね」

我ながら冷たい答えだったかもしれないけれど、本人は気にした様子もなく「そういう考え方?」と納得はしてなさそうな声でそう言う。


「…ak、今何時?」

しばしの静寂のあと、mzちが唐突に口を開いた。腕時計あるのに。そんな事を思いながら

「え?午後の二時だよ。」

と俺が言うと、少し考える素振りを見せてこう言った。

「…ありがと、来ないならいいんだ。」

「何が…?」




(俺の面会のことやろうなぁ…)

多分、知られたくないのだろう。まだ不確かな情報を話すわけにも行かないし、俺やもう一人の医者にも聞かれたくないだろう。話を濁すのが先決だ。

「あ、二人とも丁度いいから検査しよー」

「んー」「…うん。」

白黒髪の言葉に生返事をして、疲労した体を動かした。









久しぶりの更新でした、

待っててくれた極少数の人たちごめんなさい💦

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