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【REI side】
「…玲?どうした?」
あんな酷い事言ったのに
哲汰の声は優しくて、
泣きそうになるのを必死に我慢して
覚悟を決めて
「哲汰、会いたい。
リハ終わったら家行っていい…?」
そう告げると
少しだけ間が空いて
「玲まだ体調万全じゃないでしょ。
リハ終わったら、家行くから待ってて…?」
「…ありがとう」
哲汰の優しさを改めて感じて
あぁ本当に、好きだなぁと
胸が痛くなる
「哲汰、何だって?」
「リハ終わり来てくれるって」
「そう、良かったね。じゃあ俺はリハ戻るわ」
「なおくん」
「ん?」
「本当に、ありがとうね」
「全然、自分の為でもあったからさ」
「優しいね本当に」
「…あのさ、」
「ん?」
「ちなみに言っとくと俺だけじゃないからね?
2人の気持ち気付いてるの」
「……は?」
「3人も知ってるから」
「え?は??」
「それに、世間にバレる事心配してたけどさ
ワンエンは仲良いってよく言われてるし
多少のイチャつき誰も気にしないっしょ
あ、過度なイチャつきは気を付けてね?笑」
「…な、何言ってるの!?//」
「じゃあね~」
「ちょっと!なおくん!?」
呼び止める俺の声を無視して
楽しそうに帰っていったなおくん
気づかれてた…のか、まじか…
それでもずっと変わらず接してくれてたんだな
優しいメンバーに囲まれて
本当に自分は恵まれてるなぁと
改めて感じて嬉しくなる
ちゃんと、言わなきゃ
リハが終わるまでの時間
ベットに入ってたけど
ずっとソワソワして
全然眠れなかった
ピコンッ
「!!」
通知音にすぐスマホを手に取ると
『リハ終わったから家行くね
何か食べたいものある?』
と言う哲汰からのメッセージ
『ありがとう、大丈夫』
とだけ送ってベットに戻る
「……どこまで優しいんだこの男は」
本当にズルい、そういうの…
でも、今はとにかく早く会いたくて
何処にも寄らずに来て欲しい
ただ、俺の元に。
暫くして
『着いたよ』
と連絡が来て玄関まで急いで走って
扉を開ける
「お邪魔しま……うわッ」
哲汰の顔を見たら
もう我慢なんて出来なくて
思いっきり抱きついた
「れ…い?」
控えめに俺の背中に手を回して
「な、なに?どうしたの?頭痛い?」
戸惑いながらも心配してくれる優しい所も
哲汰の匂いも体温も
もう何もかもが…
「…好き」
「え?」
「哲汰が好き」
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