朝、教室へ向かうとD組の生徒たちがざわざわしていることに気がついた
何事かと思い中を見ると、目の前には悲惨な状況が広がっていた
みんなで用意した文化祭の飾りは無惨に破壊され、文化祭が行える状況では無くなっていた
……私のせい……
その言葉が私の頭をよぎる
私が文化祭を楽しもうと思ったから
私が調子に乗っていたから
私が文化祭を楽しみにしてしまったから
私が1人で大人しくしていなかったから
私が琉偉との約束を反故にしてしまったから
全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部…………
全部
私のせいだ……
こんなことになるのなら、
みんなの楽しみを壊してしまうくらいなら
鵜久森さんの夢を結果的に壊してしまうくらいなら
1人でいれば良かった……
いても経ってもいられなくなった私は
教室から逃げた
逃げた先には、瑞奈さんもいて、
少し、状況が近く近親感が湧いた
きっと、彼女は先日出た記事のせいだと思っているのだろう、
自分のせいだと、
そう思ってるのだろう
白雪「瑞奈さん、
あなたのせいじゃないよ
全部、私のせい
だから、
背負わなくていいよ」
瑞奈「え?
なんで、白雪さんのせいなわけ?
理由ないじゃん」
白雪「うーん、色々あるから、
私にも」
瑞奈さんと話していると九条先生がやってきた
九条「瑞奈さん、白雪さん教室へ戻りましょう
ホームルームをします
ですが、その前に、瑞奈さんとお話がしたいので、白雪さんは先に戻って頂けますか?」
白雪「はい……、」
戻りづらい
そう思いながらも、私は深く深呼吸をし、教室へ戻った