姉が、家を出てから3年後
姉はまだ
帰ってきていない。
けれど、姉も忙しいと思うから、帰ってこれないんだと思う。きっとそうだ。そう信じている。
それと
私は、中学を卒業し、高校へ向かおうとしている。
今でも、花屋になろうとゆう夢は変わってなくて、毎日、花について遠くの図書館で調べている。
そんなある日のこと。
「舞。あなたは東京の理系の高校へ行きなさい。」
そう母から告げられた。
東京の理系の高校?ん?東京?え...
「えええええええええええええええ!?」
びっくりのあまり、声が大きくなってしまった。
東京なんて姉が住んでいる場所だ!嬉しさと、不安が交わって変な感じがする。
「えっと、お金とかは?学費とかは!?」
兎に角不安が沢山ある。
「学費は舞がずば抜けて、理系が得意だから、推薦をもらったの。推薦だと、無料で入られるんですって。」
その言葉に、私はもっとびっくりした。
花の勉強や川水ついでに土地や、色んなことを自分で調べていたから、気づけば、理系のテストで学年1位をとっていた
それが、まさかすごい方へいくとは…
「ちなみになんて学校?」
「技術理科高校よ」
…さっきから思ってた。
私は、理系をやりたいんじゃない
花屋をやりたいんだ。だったら
「私、申し訳ないけどここ…」
すると母が、ニコッとして、
「わかってるわよ。花屋になりたいんでしょ?」
!なんで私が花屋になりたいこと知ってるの!?
姉にしか言ってないのに!
「なんで知ってるの?」
するとふふふと笑って
「昨日、おねぇちゃんに推薦について相談したの。」
私の頭の中に電流がはしった。
「まさかその時に!?」
「そうよ。その時に聞いたの。」
そう母がてへぺろをすると、きゅうに、真顔になり
「それで、舞は、東京にある、園芸の学校に受験しても良いんじゃない?っておねぇちゃんがいってたわ」
おねぇちゃん…
「ほんとに…?」
「もちろんよ。嘘じゃないわ。」
それからのこと私は受験を受けるために、一生懸命勉強した。