この物語はフィクションです。
2024年12月20日_
元貴 side…
「お、若井満月」
「ほんとだ、すげー綺麗笑」
幼なじみで大親友の彼。若井滉斗。俺たちはこの日、久々に2人で歩いてスタジオから帰っていた。時刻は19時。辺りはもう暗く、クリスマスカラーの街灯がよく目立っていた。
「てかさ、もうクリスマスじゃない?」
「確かに、早いもんだね笑」
くだらない話をしながら2人で帰る。普通のことかもしれないが、俺たちは違うんだ。最近は有難いことに沢山の仕事を貰っていて、ミセスでの仕事だけではなく、メンバーそれぞれでも仕事を貰っている。そのため、なかなかお互いのスケジュールが合うことは難しく、こうやって2人で帰るのはなんだかんだ言って数ヶ月ぶりだったりするのだ。
「明日には雪降ってんのかなー、今にも降り出しそうだし」
「…うん」
綺麗なフェイスライン。小さな光を沢山溜め込んだ優しい瞳。若井は誰もが認める”イケメン”なのだろう。メイクさんからも「かっこいいですね」など沢山言われてるし。俺はそんな言葉に少し嫉妬心を抱いてしまう。
俺は若井が好きだ。出会った頃からずっと若井のことを追いかけてきている。いい加減この気持ちを伝えようと思っているが、いざ伝えようとすると毎回言葉が詰まってしまう。伝えてしまったら今の関係が崩れてしまう気がして。崩れちゃうなら、いっそ今の”親友”としての関係で居たい。だから俺は今日も彼の隣で自分の気持ちに嘘をつく。
「じゃあ元貴、また明日!」
「うん、また明日」
いつの間にか俺の家についてたみたい。気がつけば俺は扉の鍵を開けていた。もう若井との時間は終わっちゃうんだ。やけに家の扉が重く感じる。振り返ると、もう若井はいなかった。今日も伝えられなかったな。
「はぁ…」
小さく溜息をつき、扉を開けて玄関に入ろうとしたその時。
ガッシャーンッッッ!!!!!!
何かが激しくぶつかるような大きな音がした。それと同時に人の叫び声がする。だんだん人々が騒ぎ出し始める。事故?なんだか嫌な予感がする。俺は玄関の扉を閉め、 もう一度鍵鍵をかける。恐る恐る騒ぎの方へ行ってみると、そこはまるで地獄のような光景だった。
横転し原型をとどめていない車。折れ曲がったガードパイプ。横断歩道に出来た血の海。そして、横断歩道の中心には人が横たわってる。
あれ?あの髪色、あのコート。若井と一緒だ。
体中から血の気が引いていく。
あれ、若井だ。
「若井!!!!」
新シリーズ、スタートです…!!
このお話少し長編になりそうですので、
気長に(?)お付き合いしてもらえると
めちゃくちゃ嬉しいです🥺
あと、作者今日から学校が始まったので
更新が少し遅れると思います…
できるだけ毎日
更新していこうと考えております🙏🏻💦
あとあと、実はこのお話
まだ未完成なんです笑
このまま考えているお話を
書いていくのですが、
もしかしたら途中でボツになるかも… ((
その時は本当にごめんなさい😭
でも今のところは大丈夫そうです!!
またまた長くなりましたね…笑
では、また次のお話で^^
コメント
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わ、わかいがぁ