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イザナと鶴蝶と暮らしていくと、本当の家族みたいで、居心地がいい。この生活がずっと続くと思ってたのに。













鶴蝶「そろそろ行くから準備しろよー」

イザナ達と暮らし始めて、1ヶ月が経った。これから向かうところは1か月前に幹部会議があった建物の屋上だ。

カナハ「ちょいまち。今髪のセットしてるから

イザナ「晩御飯何食べっかなー」

鶴蝶「帰りにスーパー寄るか」

カナハ「はいはいはーい!中華がいいー!」

イザナ「昨日中華食べただろうが…」

髪をセットしながらイザナ達の方を見て言うと、呆れた顔で言われた。いいじゃないか、食べたいんだから。

鶴蝶「おーい?そろそろ行くぞ遅刻する」

部屋の壁に掛かってる時計をチラ見して2人に言う。

カナハ「いいだろ別にぃ。イザナを待たせたらボコるけど、彼奴ら待たしてもどーでもいい」

イザナ「ソーダソーダ」

鶴蝶「はぁ…イザナまで何言ってるんだ、、、いーからさっさと準備しろ。終わったらとっとと帰って飯食べるぞ」

カナハ「あいよー」

前買ったチャップスタワーから2個飴を抜いて、特服のポケットの中に入れる。

ガチャ

バタン

ちなみに移動はバイクで行ってる。イザナは、HONDA-CBR400Fっていうバイクで、私と鶴蝶は、ヤマハDS(ドラッグスター)250だ。


̗̀⚠︎ ̖́- 鶴蝶の愛車が無かったのでカナハちゃんと一緒にしました!










ビルの屋上にて



ビルの下にバイクを停めて階段を登る



ガチャ




半間「おっ来たかぁ?」


カナハが屋上の扉を開け、イザナ、鶴蝶が入っいて行く……目の前には新しく天竺に入った半間と稀咲とその他幹部が並んでいた


鶴蝶「お、みんな居るな。…これから会議を始める」

そう言うのと同時に皆の背筋が伸びた


イザナ「稀咲、半間前へ出ろ」

イザナの横に出て皆の方へ向く


カナハ「稀咲、半間は今日から新しく天竺の仲間だ」

鶴蝶「こいつら2人は東卍のヤツらに追放されたらしいから俺がそこを拾った」

蘭「へぇ~元東卍のやつってことは情報もそれなりに持ってんだろ?」

稀咲「あぁ」

竜胆「東卍の情報持ってたら結構役に立つな」

獅音「喧嘩とかはどうなんだよ?」

稀咲「俺は喧嘩はあまりしないからな。だから半間を連れてきた」

半間「喧嘩は俺が、頭の方は稀咲がやるんだよ」

カナハ「相性いいのな。敵に回したらめんどくせぇ」

イザナ「それでもお前の方が強い」

半間「え、なにカナハってそんな強いん?」


全員の視線がカナハに向けられる


モッチー「カナハは華奢だが意外と強いんだぜ」

腕を組みながらカナハをチラ見して半間に視線を移す

獅音「この前、1人でそこら辺のチームを潰したしな」

イザナ「舐めんなよ。これでも俺の下僕だ。それぐらい出来るに決まってんだろ」

カナハ「…自慢じゃないけど鶴蝶以外の幹部より強い」

嘘に聞こえるかもしれないが、本当の本当に事実なのである。あの元黒龍総長の斑目もぶっ飛ばしたことあるし、六本木の灰谷兄弟、どっかの総長のモッチー、ムーチョなんかも気絶するまでタイマンを張った


稀咲「へぇ…やはり鶴蝶には勝てないか」

半間「な、それ思った。幹部に勝ったんなら鶴蝶にも勝てんだろ」


カナハ「…はぁ、それが出来たら今も鶴蝶に挑んでないっての」

蘭「鶴蝶に勝てねぇってのは本当だぜ。なぁ、竜胆?」

竜胆「あぁ、何回か公園で2人が戦ってんの見たことあるけど毎回負けてたよな。」

蘭「あんなボロボロになってるカナハ見れんのあの時ぐらいしかねぇよな」


結構レアだぜと、笑いながらこちらを見てくる兄弟。どっから見てたんだよ…

そう思ってたらガチャ、と屋上のドアから音がした瞬間私は刀を片手にドアの方へと素早く走る


誰が中に入るなんて見てない。ここに来るのは大抵天竺の幹部か、情報を嗅ぎつけた雑魚どもがここに来るか、だ。            だがここに今いるのは幹部だ。その他が来るなんて雑魚どもに決まっているだろう… そう思い、地面を蹴り、飛ぶ。刀をこちらに入ってくる人物に思い切り振り落とす…「やめろカナハ、!」ある人の声でそれをやめ体を捻り、地面に着地する。


イザナ「戻ってこい、カナハ」

ドアの前に誰が居るかなんて目もくれず、イザナの傍に行く。


イザナ「誰かも分からないのに刀を振り上げるな。しまえ」

イザナに注意されたことに少し落ち込み、直ぐに刀をしまう。

半間「すげぇな、全然見えねぇ」

稀咲「それについては同意見だな。カナハを敵に回すと厄介だ」

こっちのセリフだわボケ(カナハ)


鶴蝶「カナハ、無闇に突っ込むなっていつも言ってるだろう?」

イザナ「いつかそのうち怪我するぞ」

カナハ「……ん」

半間と稀咲が驚いている間にカナハは保護者たちに怒られているのだった。怒られるのに気分が悪くなったのか、ポケットにあったチュッパチャプスを取り出す。


蘭「あれ、カナハ飴持ってんの?俺にもちょーだい」

竜胆「あーずりぃ兄貴!カナハ俺にも頂戴」

カナハ「無理。もう持ってない」

嘘だ。本当は予備に持ってあるがお前らなんかにやるわけが無いだろ。この女たらしめ


カナハ「俺が飴を何個か持ってるとして、お前らなんかにやるわけねぇだろ。頭イカれてんのか」

蘭「大将ぉ、カナハが反抗期~」

イザナ「カナハが反抗してんのはお前ら兄弟限定な」


???「おい俺はいつまでここに入ればいい」

イザナ「あぁ、悪いな。こっちに来いよ」

稀咲「…!?お前は…」

半間「……へぇマジか。こいつも仲間なんだ」

鶴蝶「ムーチョ!?…お前、なんで今日…」

イザナ「俺が呼んだ」

ムーチョ「すまねぇな。少し遅れた」


ムーチョが会議来るなんて珍しい。そひゃそうか、アイツは東京卍會に所属している身だ。それも隊長クラス。私達違うチームと居ることがバレてしまったら大問題だ。


イザナ「ほら、カナハ。ムーチョに謝れ」

カナハ「……ごめん」

ムーチョ「いや気にしてねぇ。それよりカナハ、動きが早くなったな。成長したのか」

獅音「いや、殺されかけたのに気にしてないって、すげぇな」

カナハ「黙れ斑目」

師音「あア゙!?」

イザナ「ムーチョ、あのことを話とけ」

蘭「…?なぁにあのことって」

ムーチョ「あぁ…」

ムーチョ「俺は今日をもって東京卍會をやめた」


竜胆「ウッソ!?それじゃあ、コソコソ俺らと連絡しなくていいのか?」


イザナ「そうなるな」

ムーチョ「…お前ら、半間と稀咲じゃねぇか」

鶴蝶「あぁ、此奴ら結構良い情報持ってそうだから仲間に入れた」

ムーチョ「ほう…」

イザナ「これで幹部全員揃ったな。そろそろ東卍を潰す作戦を考える」

イザナ「…稀咲」

稀咲「あぁ、」

稀咲「まず最初は、~~ーそれから、~ー」


20分くらいだろうか。その場にいる全員は稀咲が考える作戦を静かに聞いていた。


稀咲「……と、まあこんな感じだな」

イザナ「今の話で稀咲に指示された奴は、それを実行するように、以上だ」

イザナの言葉と共に、幹部達は建物の階段を降りていく










久しぶりに会ったムーチョと私は一緒に話していた。ちなみにイザナは灰谷兄弟に絡まれている。後で追い払っておかないと。あ、鶴蝶が間に入った良かった。




ムーチョと一緒に下まで降りたあと、外にクリーム色だろうか。長い髪の見覚えのない奴が居た。私は違うチームの奴かと警戒をしたが、ムーチョはあまり警戒していないようで、男に向かって歩いていった。


まぁその前に私が長髪男に向かって走り、飛び蹴りしたが難なく避けられてしまった。


???「…っ」


カナハ「あれ、避けられた」


すぐに体制を変え、回し蹴りを決めてやろうと思ったが、その前にムーチョに止められてしまった。

ムーチョ「カナハっそいつは仲間だ…」

カナハ「あ?こんな睫毛バザバサな奴うちにいねぇよ。居たとしてもこんな長髪覚えてないわけないだろ」


ムーチョ「後でイザナに紹介しようと思ってたんだ」


カナハ「へぇ?…で、誰なのこいつ」


ムーチョ「東卍に居た時、俺は隊長だったろ?コイツは副隊長。俺と一緒に天竺に来たんだ」


???「……どうも」


カナハ「ごめんなぁ?急に飛び蹴りして。ビックリしたろ?」


蘭「それビックリどころじゃなくねぇ?笑」


イザナ「珍しいな、お前が人から言われる前に謝るなんて」

カナハ「イザナ!そりゃ俺だってさっきのは悪いと思ってますよ、」


モッチー「いや、ムーチョの時も自分から謝れよ、」


獅音「それで?お前は名前なんて言うんだよ」


三途「…三途春千夜です…」

カナハ「ふぅん。春千夜ね。覚えとく」

鶴蝶「珍しいな。お前が人に興味を持つなんて」

イザナ「ほんとだな」

斑目「今日のカナハは珍しいことだらけだな」



カナハ「ほら春千夜。チュッパチャプスやる」


そう言い、ポッケからチュッパチャプスを出した。2つ持ってきてよかった。

春千夜「…え、あ、ありがとうございます、」

カナハ「敬語抜きでいい」

獅音「え、マジでどうしたカナハ」

竜胆「カナハって幹部以外が敬語じゃなかったら即ボコる奴なのに、」

蘭「それに自分のチュッパチャプスをやるなんて、どこがそんなに気に入ったんだよ?」


カナハ「別に、、深い意味はない」

モッチー「嘘つけ!お前がそんな他人に興味を持つなんてことなかっただろーが!」


カナハ「あぁ、うるせぇな…まぁ強いて言うなら、見た目」

あんなバサバサ睫毛にあの顔は破壊力ヤバイだろ。マスクしてても美人だってひと目でわかった


鶴蝶「見た目、か?」

カナハ「もういいだろ、」

蘭「あ、そうそうカナハー、大将説得してよー、」

そう言いながらカナハの肩に腕を回す蘭

カナハ「んだよ、触んな」

竜胆「これから皆で銭湯いこーって思って大将誘ったら断られちゃってさー」

イザナ「俺はお前らと違って暇じゃねぇって」

蘭「てかカナハも来いよ」

カナハ「行くわけねぇだろ。てかテメェら刺青入ってんだろーが」

竜胆「いやそれがさ、前刺青入れてても行ける銭湯あったんだよ」

鶴蝶「へぇそんな所あるんだな」

蘭「ほんとだよな。野郎2人で銭湯なんて俺やだからさー、皆で行こーぜ」


カナハ「お前らと風呂なんて死んでもごめんだね」

蘭「そんな釣れねぇこと言うなってー」


カナハ「そんなに行きたいんなら稀咲と半間連れてって仲深めてこいよ」

竜胆「アイツらもう帰ったぞ」

カナハ「なら諦めるんだな、俺は行かねぇぞ。イザナも嫌って言ってんだ。無理矢理連れてったらシバくぞ」

イザナ「いや無理矢理連れていかれる前に俺がボコす」

竜胆「うわぁ、こっわ」

蘭「しゃねぇかー、帰んぞ竜胆」

竜胆「ああ」


鶴蝶「俺らも帰るか」

イザナ「何食べるかな」

カナハ「じゃあなームーチョ、春千夜ー」

ムーチョと春千夜に向かって手を振る。ムーチョが振り返してくれた。春千夜は、まぁ初対面だしいっか、と思いながら前に向き直り、イザナ達の方へ歩いていく

獅音「いや俺らには言わねぇのかよ」

モッチー「地味に傷つくぞ」


春千夜「…カ、カナハさん、!」

急に大声で自分の名前を呼ばれた事に少し驚きながらも、声がした後ろを向く


カナハ「春千夜…?」

春千夜が私を見ているから多分大声で私の名前を呼んだのは春千夜だろう。君そんな大声出せたんだね。なんだいい声じゃないか。なんでマスクなんてしてるんだ。


春千夜が自分を呼んでいると分かった瞬間、春千夜の前に倍速で走った。この時にその場に居た全員はあまりの速さに見えなかったらしい。春千夜も急に俺が目の前に来たからか、少し目が見開いてた。


カナハ「どうした?」

春千夜「…え、あすみません、急に大声出して」

カナハ「気にしてない。それで?どうした?」

春千夜「…大したことじゃないんですけど、連絡先を教えて貰えますか?」

カナハ「うんいいよ。はい、これ俺の連絡先」

春千夜「ありがとうございます」

カナハ「うん。今度一緒にどこかで遊ぼーな。それと、敬語外せよ?」

春千夜「あ、すみませっ…ごめん」

カナハ「ははっ笑慣れよーな。じゃ気をつけて帰れよー」

春千夜「あぁ、カナハさんも気をつけて」


カナハはもう一度じゃーなと言ってイザナと鶴蝶の元へ走った


ムーチョ「カナハも珍しいがお前も連絡先なんて交換するなんて、カナハが気に入ったか?」

春千夜「…そう、ですね。カナハさんは面白い人です」

ムーチョ「…そうか…俺らも帰るかぁ。帰りにケーキ屋寄ってチーズケーキでも買うか」

春千夜「良いですね!」


そんな会話をしながらムーチョと春千夜は帰って行った
















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