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昨日、一旦俺は家に帰った。

そして、家に帰って気がついたことなんだけど…

いつのまにか俺のスマホにひらりさんの連絡先が…

それできたのがこのメールだ。

『蒼くん、今日初仕事!この目印の場所に来てねー』

目印の場所とは、もちろんマジカルシークレットの本部。

仕事ってどんなことさせられるんだろうか…書類整理でお願いしますっ!

と、いうわけで今俺は本部にいるのだ。

「失礼します…」

「よかったー、来てくれたぁ。蒼くんメール無視してこないかと思ってたよー」

「…いやそんなことしたら何されるか分かんなかったんで」

「ふーん?何かされたかった?」

「いや、そういうことじゃなくて…」

何かされるのが嫌だったから来たんでしょうが。

本部にいたのは、ひらりさんと甘愛さん。書類整理をしているようだ。

ひらりさんはなにかの書類に何かを書き、甘愛さんは別の書類をじーっと見ていた。

「ねぇ、ひらり。この人ってヤンデレっぽくない?面倒だなぁ…あんまり依存されても面倒なんだけど」

「あ、彩ちゃんここの現場行ってね。ちょっと殺人系なんだけど…」

「グロいの嫌だよ!リリー先輩に回せばいいじゃん!」

「もう彩ちゃんが行くことになったから…」

「バカひらり!じゃあ凪野くん連れて行ってもいい?」

「え?いいよ?」

「勝手に決めないでください!」

子供のように駄々をこねている甘愛さん…なんか昨日と雰囲気が違うような…

「彩ちゃんはいっつもこんな感じでさ。それに仕事に支障が出るほどドジなんだよね。まじで」

「えぇ…」

「殺人系とかグロい系NGって言ったでしょ!それで魔法使いやめたんだから」

そこまでするんですか!?

てか甘愛さん元魔法使い…?

「色々攻撃系も苦手じゃないんだけどさぁ…やりたくないのよね。できることならずーっと誘惑してたいなぁ。私に依存している奴らの瞳をみてればそれだけで生きていられるもん。魂取れれば一石二鳥。こんないい職業他にないって」

「彩ちゃんは悪魔だもんねぇ。さ、つべこべ言わず任務行こっか」

「はぁい…凪野くん、行こっか…」

「絶対行かなきゃ駄目ですか?」

「何言ってんの?私だって行きたくないわよ。さ、いこー」

「はぁい…」

やっぱり俺に拒否権ないんじゃん!!

「ふわぁ…昨日全然寝てないんだよね。あのあと今のターゲットの家行って…片付けてきてさ。気づいたら朝になってた。ところで凪野くん、魔法使える?」

「使えません…えっと、見学ですよね?」

「え?何言ってるの?私凪野くんに守ってもらおうと思ってたんだけど」

「いやいや無理ですよ!というか、どこまで行くんですか?」

「しっ。ターゲットがいる」

「…」

「凪野くん隠れてて。すぐ終わらせてくるから」

そう言い残し甘愛彩さんは路地裏の方へ行った。

ターゲット…俺がくる前に見ていた資料の人…?というかあの人戦えるんだ…?

「あのぉ…すみません。道に迷っちゃったんですけど…えーと、ここに行きたくて…」

「あ?なんだお前。俺は今急いでるんだよ。さっさと退け…」

「えぇ〜?ちょっとくらい良くないですか?私も急いでるし」

「あ?」

この人すごし不良っぽい…あれがターゲット?

甘愛さん頑張ってください!!

「…この気配。お前…」

「あっちゃー、バレたかぁ。やっぱりあっちの組織さんは下っ端とはいえ鋭いね」

「誰が下っ端だとぉ!?」

「攻撃魔法〈アングリフ〉」

「!!」

突然魔法陣が現れ、光線が…

ってかこれ俺に当たったらどうしてくれるんですか!?あぶねー、隠れてよ…

「こんなチビにやられる俺じゃねぇよ」

「なんですってこの下っ端!!」

ちょっと待って喧嘩勃発してません!?いつもこんな感じなのか…?

「はー、あの悪魔やってんなぁ。おい蒼、お前もなんかしろや」

「ちょ…フェルマータ、静かに!!」

「あ?」

相変わらずこいつとは仲良くなれない…

「刃物魔法(シュヴェールト)」

こんどは刃物が…

「…痛てぇっ!ゔっ…なんだこれは…」

「ちょーっと毒を仕込んじゃった❤︎じゃあ、残念ね。さよなら」

「くそっ…あ」

「あ」

やばい、目が合っ…

ヒュン

「おい、こいつは新入りか?さっきから見ていたようだなぁ?あぁ?おいチビ、こいつがどうなってもいいのか」

「…あーもう、めんどくさいわね。…よしっ」

何がよしなの!?まさか置いていく気じゃ…

「これは私の専門分野じゃないんだけど。拷問魔法〈フォルター〉」

「…ゔっ…ぐっ…!何をし…」

「拷問魔法。永遠に苦しみながら死になさい。さ、凪野くん、帰ろっか」

「え…あ、でも…」

「いいの。あれで。あれが私たちの仕事。君もいずれあれをすることになる。ね?」

「…」

「あ、そういえば…私がスカウトした子で、女の子なんだけど…君と同い年ぐらいの子がいてね。可愛くてさぁ。誘惑科に入ったんだけど。今度紹介するね」

「?」

「えーと、名前は…」

「どんな子なんですか?」

「冬熊水梨!」


次回、掃除科教官、岸との任務…

そして冬熊水梨とは…?

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