今際の国で魔女パロ。
⚠️カプ要素有りのキャラ崩壊しまくり⚠️
自分の癖を詰め詰めしてるだけ。ほんとーーになんでも許せる人向け!年齢操作。時間列が分からないかも…ドラマのキャラを参考にしてます!
口調と性格はドラマ寄り。アリス幼児化してます。チシアリ多めかも…語彙力、表現力無し
(チシアリ、ニラアリ、バンアリ……etc)
後から色々設定とかキャラとか出てきます🫣
とりあえずアリス愛され?みたいな感じなんです気をつけて下さい😯
注意書き全部読んでから下にスライドしてね
注意書きしたからね?
………
……
…
コソコソ…
ねぇ、ねぇ。知ってる?
あの森の奥にはわるい魔女が居て、その魔女の顔を見てしまったら、魔女の魔法でたちまち燃やされちゃうんだ。
何故ならその魔女は仲間が人間に。火あぶりにされている所を見てしまい、激怒したんだって! 酷い暴れように、その魔女は森から出ることを禁じられたんだ!禁じられた時その魔女はこう言ったんだ。
「俺らは森からでない。だが、 人間から森に入ってきたら火だるまにしてやる」
ってね!
クスクスと笑い声が聞こえながら、村の子供達が口を揃えて言い出す。あの森の奥にはわるーい魔女”達”が居る。だから入ってはいけない。と、。
……
「だから、あの森には絶ーッ対近づいちゃだめ
… ……でも、気になっちゃうよね」
「ちょーた。魔女ってほんとに悪いやつなのか?」
「うーん、わかんない。行ってみる?アリス。」
「大人達には秘密な! 」
「うん!」
「ちょーた!!どこー!」
有栖良平 11歳。
俺の村には謎の言い伝えがある。あの森には絶対入るな。さもなくば燃やされて死んでしまう
耳にタコが出来るくらい毎日何回も聞かされた
だが、そんなの好奇心満載の子供に言ってしまえば好奇心が抑えられないに決まってる。
ちょーた。近所の友達と森に一緒に行ったは良いが、途中ではぐれてしまった。
この森に入って、帰ってこなかった人数は知れず。それは、魔女なんて関係なく。この森で戻れなくなり帰って来れないんじゃないのか、と、アリスに嫌な考えが過ぎった
「こわい、誰か……誰かいないの、、」
木や草が風邪で揺れる度に、誰かがこちらを見ている気がする。誰か、そこにいるの?
……
反応がない。だがそれもこわい。
こわい、こわい。周りも暗くなって来たし、そろそろちょーたを連れて戻らないとお母さんを心配させてしまう。早く戻らなきゃ
「ちょーた、ちょーた!」
森に俺一人の声が響く。でも返事は無い
1人がこんなにも孤独だなんて…そもそも
ちょーたが居なきゃ、1人でこんな怖いところ、来るわけが無い。怖くて怖くて涙がこぼれ落ちそうだ
「う、うぅ……」
涙が零れ落ちそうになった時。ザクッザクと後ろから足跡が聞こえ始めた。俺は驚いて振り返った。
この音の相手は、ちょーた だ!
きっと、俺の声に反応して来てくれたんだ。
心配させやがって。
1人は恐くて、早くちょーたと会いたくて俺は音が聞こえた方へと走る。ちょーたと会ったらなんて言おう。怖かったなとか言いながら手を繋いで、来た道を一緒に戻ろう。
「痛っ、…葉っぱで切っちゃった、」
人と早く会いたくて、早く動きすぎた。この怖い空間から早く解放されたい、その一心で走った。相手の音も、もうすぐそこだ。
あれ、でもなんで…
ちょーたは一言も喋んないんだ?
「…ちょー、、た、」
「…、ん?」
それは知らない人だった。
並の成人男性位の体型。手はポケットに閉まっていて、深く白いフードを被っている。時々見え隠れする髪や目がキラキラと光っている気がする。そして時々目が合う時。一瞬で背筋が凍った
もしかして、魔女?どうしよう、もし言い伝えが本当だったら俺は燃やされるのか?
嫌だ、嫌だ!絶対痛い。燃やされるだなんて。帰りたい。こんな所になんて、来なかったら良かった。
いまはただただ後悔が脳内に過ぎる。もし燃やされたら痛いんだろうな、もしあの時行こう、なんて言わなかったら。もしちょーたが止めてくれたら。もし、もし,もし,…
後悔と恐怖だけが脳内を支配する。
そして、俺は
「う、ぅ…………うわーーーん!」
「!?」
「やだぁーーーー死にたくないーー!!!
ちょーた!!!お母さんー!!!」
「………あー。えっと、泣かせたことは謝るよ…だから泣き止んでくれないかな。」
感情が抑えきれなくなり、水分と本音がアリスから全部出ていく。 そもそも、11歳児が こんな怖い体験をして泣かない子なんているのだろうか。
身体中の水分が全て、目からすごい勢いで出ていく感覚。大粒の涙がポトリポトリと地面に落ちていくと相手が酷い慌てようを見せる。顔が見えなくても行き場のない手がバタバタしていて、焦りが丸見え。正にカオス状態だ
「ぅ、っ……うっ殺さないで…」
「……殺さないよ、
アリスくん、やっと見つけた」
「ひっぐ、本当……?」
「うん。だから、、…泣きやんでくれる? 」
優しい手つきで頬に伝っていく涙を拭いてくれた。同じ目線になって、相手の顔がよく見えた
髪がすごくふわふわしていて、白くて、黄色くて、つむじから少し暗い色をしていて…そして顔がとても整っていた。表現する言葉が見つからない。とにかく綺麗だった。
目は……初めて会った時の目と違って、俺を見る目が変わっていた。優しい目だ
━━あれ、でもおれ…いつ名前言ったっけ、
「なまえ、なんで……」
「ん?あー〜 さっき、君ぐらいの子を村に届けた時に、有栖も助けてって頼まれてね。
…………それよりさ、その腕大丈夫?結構ザックリ切っちゃってるけど。」
はぐれていた俺の友達もこの人に助けられたと知り、肩の力が抜けた。完全に警戒心が無くなり 涙が引っ込む。この人はきっと優しい人だ。
そんなことより。彼に指で示された腕を見てみると血まみれで それを認識した瞬間激痛が腕に走る。
先程草むらを勢いよく走っていた時に切った物だと分かった。その腕からドクドク 心臓の音がよく聞こえてくる。
「う、腕? …痛ーッ!!なんだこれ、!血が」
「家においで。治してあげる」
「ぇ、いいの?」
腕の傷を認識した瞬間痛みが伝う。11年間歩んできた人生でここまで血が出たことが無く、また恐くなってきた、死への恐怖をこんなに感じる1日なんて最悪過ぎる。
そこに、彼がいとも簡単に 治してあげる。と、言ってくれたためすごく安心した。キラキラした期待の眼差しの目で見つめる。これで、もう痛みも恐怖もない。それを見て彼は少し口角をあげて、
「うん。ここから近いし」
やっぱりこの人、絶対優しい人だ!いい人だ!
と思いながらピタリと彼の後ろに着いていく
…………
……
「ここで待ってて」
「うん!わかった」
少し歩いた所で、案内されたのは1件の家。
中に入れてもらい。いまはリビングにある机とセットの椅子に腰を掛けている。血はまだ止まらないが、さっきよりは出るスピードが遅くなってる。少し安堵の息を吐いて、彼の到着を待つ。
「お待たせ」と言いながら包帯やら消毒やらを持ってきた彼が前の椅子に座った。
消毒を掛けてもらった時は酷い悲鳴が俺から漏れたが、気にせず治療する姿を見て、ほんとに優しい人か?と思ってしまった
「…ねぇ、」
「?なんだい」
「名前。なんて言うんだ?」
傷付いてる腕に包帯を巻かれながら、名前を聞いた。白い包帯がどんどん紅くなっていきながらアリスは思った。
( だって…名前を知らなきゃ、その人のこと呼びずらいじゃないか!)
ふとした質問を問いかけただけなのだが、少し沈黙が続いた時 なにか不味いことを聞いたかと焦りが芽生える
「……………チシヤだよ」
「…チシヤ!いい名前だな!」
「、…知らないんだね。」
「?」
名前を渋々教えてくれた謎多き人物、チシヤは俺と話している筈なのに何故かずっと下を向いたままで、本当に俺と話す気があるのか、仲良くなる気がそもそもないのかどっちかだろうと思った。
チシヤが見ている先はずーっと俺の腕のまま。俺の視点の先にはチシヤを捉えているのに。ずっと…
それに何か意味深な事も言われるし。でモヤモヤがどんどん積もっていった。
……でも、チシヤって名前どっーかで聞いた事があるんだよな〜…まあ、それは気のせいだと思うことにした。
〜
「あ!そろそろ帰らなきゃ!」
「…もうそんな時間。か、送ってあげるよ」
包帯を巻き終わった後、窓の外をふと見ると暗くなっていて、親に何も言わずここに来ていることを思い出した。早く帰らないと、親に怒られてしまう。そう言うとチシヤもそっと席を立った
外に出て、しばらく歩いた時。
無意識にチシヤの手を握ると、チシヤが会った時以外初めて俺の顔を見た。その顔は目がギョッと見開かれていて、すごく驚いている目と目があった。無意識にやったとは云え、こんなにも嫌がられるのは初めてでそっと手を離した
「あ、ごめん…」
「………………いや」
時々、弟がお母さんお父さんと手を繋いでる事を思い出すんだ、…なんで思い出すんだろう
それは多分。羨ましいんだと思う。
家族に除け者にされている俺とは違って弟は出来がいいから それで、愛されていて 羨ましい、と。ずっと思っていた。
そして、気付いていたら さっき会ったばかりの相手の手を握っていた。
気まづい空気になりながらも、チシヤは道が分からないから、チシヤの後ろにピッタリくっ付いている俺に歩調を合わせてくれている。少しだけよく分からない部分はあるが、根はいい人だと思う。
そんな空気の中。ふと上を見あげると空はとても綺麗で、星々達がキラキラ光輝いていた。
そう云えばこんな夜中に外で誰かと歩いたり…なんてこと初めてで不思議な気持ちを感じたもっとチシヤの事を知りたい。強欲になってもいいならば、出来れば チシヤと 友達に…!
「……見過ぎだよ」
「ん、あいや…なんでもない!」
見すぎたとはいえ、チシヤは前を向いているはずなのに見ていることがバレたのが凄く驚いた
あ、もしかして、チシヤは後ろに目がもうひとつあって、俺を見てたのでは…!?
………
……
そんな、子供じみた事を思いながら空を見ていると、突然チシヤの背中に俺の顔が当たった
「んぎゃ!」
「あ。ついたよ」
「ッ〜……ぁりがと」
見過ぎと言われたので、視点を上にあげた
綺麗な夜空を見ながら歩いていたら突然視界が暗くなってなにかにぶつかったのだと気付く。
……今度はなんだ?
変な言語が俺の口から漏れながらも、チシヤは見て見ぬふり…さっきは後ろまでも見えてた癖に。何も見なかった用な対応をされ、少しムカついた。
ぶつけた所、鼻が少し痛い………ぅ”〜
「俺が行けるのはここまで。またねアリス君」
「あ!待って!」
「あのさ、明日も遊びに行っていいか?
お前ん家…」
感謝の言葉も、俺のことを見ようともせずにそそくさと森に帰ろうとしたチシヤの腕を小さい手で掴んだ。少し恥じらいながらもアリスなりの言葉で伝えた
伝えた相手の顔がやっと顔が見えたと思えば
少し悩んでる様に見えた。それか、少し複雑そうな顔。いや、哀しんでいる?時々チシヤが見せる顔が 見ていて痛々しくて。その顔の内側では、どんな感情が渦を巻いているんだ と気になった
チシヤの家を出た時も、初めて会った時も、
時々チシヤが歪める顔が なんでそんな顔になってしまうのか。それは俺が原因なのか、
なんなのか気になってしまった、そして一番の理由は。
チシヤの事をもっと知りたい。
……
「……………………勝手にして」
「…!!ありがとうチシヤ!今日はありがとな!また明日!」
少し考えてから、いつも通りこちらの顔なんて見ず。言い張なたれた。この言葉。
この返答は肯定と見て、俺は激しく手をぶんぶん振りながら村に帰った。
「………君は、
…アリス君は、 ほんと変わらないね」
夜風にゆられながら、アリスの姿が見えなくなった時 チシヤは力無くその場にかがんだ。
嗚呼、疲れた。平然を装うのがこんなにもしんどいだなんて。
まさかアリス君が”人間”として生きていただなんて。これは凄まじい収穫だ。
だが誰にも教えてやらない。これは自分だけの情報。そして、アリスも誰にも渡してやらない
…それにアリスからの家への訪問の許可を求められた時。手を繋がれた時。手放すのが怖くなった。いいのか、もう離せられなくなる。
次こそ失いたくない。彼を。もう、二度と
多分続きますᵋ ・֊・ ᵌ
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