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「さ__さん!」
「さく__ん!」
桜「っ…!」
楡井「どうしたんですか、!?桜さん、!」
(起きるとそこは保健室のベッドだった)
桜「ぇ…あ…っ…」
…っ…声が…上手く出せねぇ…っ、
楡井「…?」
桜「あっ…がっ…ヒュッ…」
蘇枋「桜くん、無理して話そうとしなくてもいいよ。ゆっくりでいいから。」
(桜の背中をさする)
桜「ぁ…ヒュゥ…っ」
蘇枋「大丈夫。深呼吸して。」
桜「はーっ…ヒュッ…はーっ…」
楡井「大丈夫ですよ、俺たちがいますからね、!」
(桜の背中をさする)
「俺たちがいる」…?
違う…違う違う違う…俺は一人で…これからもずっと…ずっと一人で…
俺の傍にいてくれる奴なんか一人も居なくて…
誰もが俺を悪魔として見て…
皆俺を嫌って…
でも今は…
もう諦めたはずだった
でも…今…この瞬間…俺は思った。
俺はきっと…
桜「…っ、のか」
楡井「どうしましたか、?」
桜「俺なんかが居ても…っ、いい…のか…?お前らのところに居ても…いいのか、?」
蘇枋「…当たり前だよ。」
楡井「…当たり前じゃないですか!」
桜「……っ、!」
楡井「というか!俺たちが望んだんですよ!桜さんと一緒に居たいって!桜さんのことがもっと知りたいって!」
蘇枋「にれくんの言う通りだよ。俺たちが、桜くんと居たいんだ。」
桜「…っ…」
あぁ…何でこんなに心の奥が温かいんだろうなぁ…
何で俺はこんな考え方しか出来ねぇのかなぁ…っ…
桜「でも…っ…!…俺を見る奴ら全員…変な目で見てきて…全員…悪魔だって言って…」
(涙が溢れてくる)
楡井「そんなこと言う人がいるんですか、!?そんな人、俺がやっつけてやりますよ!喧嘩はまだまだですけど…桜さんを傷つける人は許しません!」
蘇枋「そうだね。俺も、桜くんを傷つける人は許さないかな」(ニコニコ)
桜「……」
(唖然とした顔をしながらポロポロと大粒の涙を流す)
楡井「さっ、桜さん!?!?どっ、どうすれば、!」(あわあわ)
桜「あれ…っ…何で…っ…」
(これまで我慢してきた何かがはじけ飛んだようにポロポロと涙が溢れてくる)
(涙を拭ってもまたあふれ出てくる)
蘇枋「桜くん、泣きたかったら泣いていいよ。いくらでも泣いていいから。我慢しなくていいよ」
これが「仲間」…
初めての「仲間」
こんなにも温かくて…
こんなにも優しい存在だったんだなぁ…
桜「ぁ…りが…と…」
(小声)
楡井・蘇枋「?」
桜「ありがと…、」
(涙を流しながら優しくニコッと微笑む)
楡井・蘇枋「っ、!」
何で…
楡井、蘇枋、ありがとう。