勇者「もりにはいったのはいいけど暗いな…ランタンぐらい持ってくるべきだった…」
勇者「?あっちに光が…こんな暗い森にランタンを置いてくれた人がいたのかな?光がなかったし、あれを頼りに森を抜けるか………違う、声が聞こえる!?」
???「ふんふんふーん♪キラキラお花さん♪銀河に沢山プレゼントさんするよ♪」
勇者「隠れて様子を…
パキッ
勇者(やば!小枝踏んじゃった!)
???「ゆーーん?誰かいるの?この森に入るおバカさんは誰かなー?」
勇者「え、ええと…」
???「ゆゆ!人間!?なんでこの森にいるの?この森で人間を見たのは初めてだよ!ゆ!僕知ってる!この森に入るのは勇者なんでしょ?」
勇者?…あぁそうだった魔物達に力を示して人間界に悪さをしないようにするんだった…ここは一つ強がってみるか…
勇者「そ、そうだ!僕は勇者だ!」
ケン「やっぱりそうなんだ!よろしくね勇者君!僕の名前はケンだよ!仲良くしようね♪」
勇者「う、うん…ええと…魔法界に行く道が知りたいんだ、ケンは知ってるかな?教えて欲しいんだ」
そう言った時明らかにケンの表情は曇りました
ケン「魔法界…?やだ行かない、僕のお家は魔法界じゃないよ!だから魔法界には行かないよ!魔法界に良い思い出ないからね!………思い出したくないんだ…」
勇者「魔法界に行かないといけないのに森に迷って灯りもないんだ…お願いだから…」
ケン「わかったよ…でも、僕のいきたくない場所から遠いところに出るけど良い?魔法界には変わりはないし」
勇者「ああ!それで十分だ!ところで、どのあたりに出そう?」
勇者はケンに自分の持っているマップを差し出しました
ケン「うーーーん…海のあたりかな?」
勇者「海…ちょうど海にも魔王がいるみたいだし…よし、海の魔王にまずは会いにいくかな」
ケン「よし!しゅっぱーーーつ!!」
そう言うとケンの頭からユニコーンのようなツノが生え、背中からはコウモリの様な翼が生えました。
ケン「ゆ〜んついてきてね〜ワープホールを開いてあげるよ!」バサバサ
勇者「ま、待って!置いていかないで!」
そう言うと慌ててワープホールへ飛び込みました。
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