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るる太📱⚡🐼
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「空、ありがとうな」
「いーえ、こちらこそ楽しかったです」
ピクニックも無事に終わり、4人で家族写真も撮ることができた。
思い返せば、原っぱで思いっきりボール遊びなんてしたの、一昨年、奥さんがおった時に何回か行って以来やったな……。
夜ご飯は弦のリクエストで、新が作ってくれたおかずをお弁当箱に詰めて、リビングで引き続き「ピクニックごっこ」。こんなに毎日が楽しいなんて、子供たちも幸せやろな。
「結局、まだ伝説の剣探せてないわ」
「今日も一日バタバタしてましたからね? 明日も休みですから、家でゆっくり探してください」
「じゃあね」と弦と洸の二人に優しくハイタッチして、空は最後に、俺の前にもその大きな手のひらを差し出してきた。
パチン、と軽い音を立てて手を合わせると、胸の奥から熱い気持ちが一気に溢れ出しそうになる。
ほんの数日間の出来事やったけれど、こんなにも空と深く、家族みたいに仲良くなれるとは思ってもみなかった。
空が入社してから、秀太の下についていた、たったの三ヶ月間。
何事にも一生懸命で、仕事の覚えが早くて、どんなことでも器用にこなせて、そして……美しい。そんな空に、俺は先輩ながらずっと憧れていた。
それが、こんな数日で恋に変わるなんて思ってもみなかった。
いや、違うな。俺は、ずっと前から……とっくに恋をしていたのかもしれん。
奥さんも子供もいる、守るべき普通の家庭があったあの時期には、決して気づくことのなかった、気づいてはならなかった思い。それが、奥さんがいなくなって一人になった今、空の温もりに触れて、ようやく恋やと確信に変わった。
やけど。
この気持ちは、絶対に俺の胸の中に隠し通さなあかん。
それから数日が経ち、俺は営業部へと異動になった。
以前の部署に比べて時間の余裕が増えたことで、生活のペースもだいぶ落ち着いてきた。あの頃のように、新や空に家庭のことで頼り切りになることも自然と少なくなっていった。
二人とも、近づきすぎず、離れすぎず、絶妙な距離感で俺たちに接してくれている。
一時期は俺をあれほど激しく動揺させた、まるで好意を持ってくれているかのような二人の言動も、今では家族の言葉として、素直に温かく受け取れるようになっていた。
でも相変わらず、俺たちは仲のいい家族で。いつの間にか、リビングのコルクボードは賑やかになっていた。
あの空との写真と同じように、新を交えた家族写真が増え、さらには空と新、そして俺たち三人の五人が全員揃った写真も加わった。
ある日、いつの間にか撮られていた俺と弦と洸が三人で寄り添って雑魚寝している写真が貼られていたり、俺以外の四人がカメラの画面いっぱいに仲睦まじくふざけ合っているドアップの写真が貼られていた時には、流石にちょっと寂しくなったりもしたけれど。
そんな、穏やかで幸せな毎日は、ある日突然、一本のメールによって無惨に崩されることになった。