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ーーーーーーーーー目次ーーーーーーーー
第四十六章
第四十七章
第四十八章
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第四十八章
和仁「…ッ」
「目開けて良い」
和仁「…」
目を開けると村にいた
和仁「ここは…」
「あの娘が生まれた時代だ 」
和仁「リンネさんの…」
「少し散歩がてら探索するか」
和仁「…全然水がないですね」
「この村は、水が不足でな…そして、この時期はあまり雨が降らなくて農作ができなかったからな」
和仁「…なんか人が多いですね」
近づき何があるかを見る
和仁「…(子供?)」
村人は、小声で話す
村人「生贄がいてよかったな(笑)」
村人「あぁアイツは、よそ者だからな」
村人「それにしても…気味悪いよな」
村人「それに孤児だしな」
和仁「…」
「あの子が今のリンネだよ…元の名は生口《せいこう》だ」
和仁「生口ってなんですか?」
「奴隷だよ」
和仁「!」
「酷い仕打ちを受けようが何されてもいい存在だよ」
和仁「…」
「今から生贄として役目を果たすんだよ…何しようと叶わないのにな」
村人が祈りをあげる
村人「(恨むなよ(笑))」
村人「(いい人がいてよかった(笑))」
生口「…」
夜
狐「今回も上物の供物があるなぁ(笑)」
生口「…」
和仁「あの狐は」
「あれは、私だ」
和仁「え! 」
狐「ガハハハハハ…人間共も馬鹿者しかいないんだな…叶いもしない願いをずっと続けるとは(笑)」
狐「娘よ…怖いか」
生口「…いえ、それより」
狐「?」
生口「私を…早く食べてください…それが私の役目なので」
狐「…つまらんなぁ…私を見ても恐れないとは…初めてだ(笑)」
生口「…私の役目は、貴方様に食べられ…この村に雨を降らせることです」
狐「恐れない子は、不味い…」
生口「…」
狐「その代わりお前の体を貰ってもいいか?」
生口「どうぞ」
狐「(笑)(馬鹿な娘だ…人喰い《鬼》としてこの村の奴ら存分に食ってやる)」
中に入る
狐「(さて、まずこいつの魂をいただくとするか)」
食おうとするが拘束される
狐「何だ…身動きも出来ない…それに、ここから出れない」
狐「身体が…朽ちていく…」
その後、村は鬼によって廃村となった
和仁「…」
「…次に行こうか」
数百年後
生口「…」
誰か来る
???「…ここは、静かですね…修行するにいいところだ」
???「おや、先客がいたんだね」
生口「…」
???「こんにちは…娘さん」
和仁「あれって…僕?」
「お前の前世だ」
和仁「確か…僕と会った時「久しぶり」って言っていましたよね」
「…後で話そう」
生口「貴方…誰」
業《カルマ》「僕の名は、業…今は修行中だが陰陽師だよ」
生口「…」
業「貴方の名前は?見た所…妖だね(笑)」
生口「今から死ぬやつに教えるわけないでしょう」
業「そうかい」
生口「なら、賭け事をしましょう」
業「いいですよ」
生口「私が勝ったらお前を喰らう…お前さんはどうする?」
業「そうですね…じゃあ、貴方の名を聞き僕の式神になってもらいましょう」
勝負を始める
生口負ける
生口「…ッ」
業「まだやりますか?」
生口「私の負けだ…約束は守る」
業「いい子だね(笑)」
生口「…触んな…私の名は、生口」
業「生口って、奴隷の名じゃなですか!」
生口「私にはこの名しかありませんので…」
業「じゃあ、式神になるついでに僕が君に新しい名を与えよう」
生口「…」
業「そうだね…うーん…」
花を見る
業「あ、リンネ!」
生口「リンネ…何から取ったんです?」
業「このリンネ草の花から取ったんだ…どうかな」
少し微笑む
リンネ「…ありがとうございます」
業「(笑)」
和仁「…リンネさんの名前って、あの業さんが決めたんですね」
「そうだな…」
「2人で妖退治をしていくんだ」
和仁「リンネさんの能力って何ですか?」
「今ここで聞くか?」
和仁「あ、ごめんなさい」
「別にいい…リンネの能力は、全ての病.・不幸を吸収する能力」
和仁「!」
「それだけがアイツの能力…他のは、生きている時に身に付けた力だからな」
和仁「病や不幸を吸収するって…」
「そのままの意味だよ…故に、お前さんの不幸や病は、アイツが吸収している」
和仁「それだとリンネさんに病や不幸が付きまとっているじゃないですか!」
「誰かに移すことも出来る…がリンネは、そういう事はしない」
和仁「…」
コメント
1件
ああ、リンネさんの過去がこういう形で繋がるのか…胸が締め付けられるわ。生口って名前の重みよ。あの子が生贄として淡々と「食べてください」って言ったときの無の表情、めっちゃ刺さった。んで、業がリンネ草の花から名前つけてあげたシーンでちょっと微笑んだところ、本当に良かった。能力が「病や不幸を吸収する」ってのも納得…和仁の反応、激しく同意だわ。