テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
42
ーーーーーーーーー目次ーーーーーーーー
第四十九章
第五十章
第五十一章
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第四十九章
社に着く
和仁「ここって…」
「見覚えあるだろ…お前が今も住んでる神社だ」
業「今日からリンネと僕の屋敷ですよ」
リンネ「…古い神社だね…あんまり手入れされてないみたい」
業「これから掃除するんだからいいんですよ」
リンネ「フゥン…」
2人で掃除をする
リンネ「ここ、今にでも崩れますよ」
業「そうか…どうしようかな」
リンネ「…」
柱に手を当てて妖力を注ぎ込む
業「何してるの?」
リンネ「力で治した…あと数百年は壊れずに残る」
業「凄いじゃないかリンネ! 」
リンネ「…」
神社を修復し追える
業「さて、だいたい出来ましたね」
リンネ「…お腹空いた」
業「晩御飯にしましょうか」
木の実や山菜
リンネ「…」
業「これだけって思ってはいけませんよ」
リンネ「…」
夜
業「…」
リンネ「(お腹空いた…この人間より外に行って食べ物探すか)」
森の中に入る
和仁「リンネさんどこに行くんですか?」
「昔のアイツは、アレだけじゃ足りなかったからなぁ…肉でも探しているんだろ」
リンネ「お肉…どこかな…」
リンネ「…ッ!」
捕まる
妖「おぉ、いい肉いるじゃねぇか」
妖「それも、柔けぇ稚児低級妖(笑)」
リンネ「…(喰われる…どうする…どうする…助けを…)」
リンネ「…(来るはずがない…私は、元は生贄として喰われるはずだった…誰も助けになんて来ない…死んだ方が…楽かな)」
妖「ぐわぁぁぁ」
リンネ「…!」
業「…ッ」
妖は、その場から逃げる
業「…フゥ…リンネ怪我ないか!」
リンネ「…なんで…(小声)」
業「?」
リンネ「なんで私の事助けたの!!」
業「助けるのはいい事なんですよ」
リンネ「そんな綺麗事何かどうでもいい…勝手に出た私の自業自得だ」
リンネ「助ける意味など…」
業は、リンネを強く抱きしめる
業「リンネが昔何があったのかは分からない…だが、そんな事二度と言うな」
リンネ「…」
業「今日会ったばかりだから信用出来ないと思うが僕と一緒にいてくれますか?」
リンネ「…わかった」
業「帰ろっか(笑)」
陰陽師になる為の修行をしながら妖退治をしていく
リンネ「ねぇ、ここ静かで好き」
業「そうだね」
リンネ「業様も立派な陰陽師になりましたね」
業「リンネがいたからだよ」
業は、リンネの頭を撫でる
リンネ「…業様」
業「どうしたの?」
リンネ「私…業様の事を見てると…何か…胸当たりが苦しくなるんです」
業「…」
リンネ「これは、何かの病なのでしょうか?」
業「リンネ…それは、人を愛する気持ちだよ」
リンネ「?」
業「言い換えれば…リンネは、僕に恋をしているんだよ」
リンネ「!」
リンネ「そっか…なら…業様!」
リンネ「私と結婚してください」
業「…嬉しい事です」
リンネ「それじゃあ…」
業「ですが…僕たちには山ほどの依頼があります」
リンネ「そう…ですよね」
業「この依頼が…妖が悪さをしない平和な世界になったら…僕と結婚しよう」
リンネ「…はい!」
業「婚約の印として僕の目にリンネの妖力を入れてくれないか?」
リンネ「そんなことする必要あるの?」
業「離れていてもリンネは、僕の事を探してくれそうな気がしてね」
リンネ「何それ(笑)」
リンネ「わかったいいよ」
片目に妖力を注ぎ込み黄色の瞳になる
リンネ「出来ましたよ」
業「ありがとう」
順調に進んで行く
業「最後の依頼だよ…これが終わったら静かなあの神社に帰ろう」
リンネ「はい!」
業「先ずは、挨拶に伺わないと…リンネは、ここら一体に結界を貼ってください」
リンネ「はい!」
リンネ「(ここら辺広いな…でも、あまり妖の気配がしない)」
リンネ「…(でも、なんだろ…この胸騒ぎは…)」
業「リンネここにいたのですか」
リンネ「業様」
業「うん…結界も上出来ですね」
リンネ「…(笑)」
業「夜まで僕たちは、準備をしようか」
夜
業「僕は、屋敷の方々の所にいますので、何かあったら来て下さい」
リンネ「はい」
数時間後
リンネ「妖の気配すらしないな…痛っ」
服に血が滲む
リンネ「(刺された…どこから)」
リンネ「(業様に伝えに行かないと)」
リンネは、屋敷の中に入る
リンネ「業様!業様どこですか?」
すると、奥の方から物音が聞こえた
リンネ「奥の方にいるのかな?」
中に入る
リンネ「業様…ッ!」
コメント
1件
第49話、読み終わりました。神社の修繕からリンネが捕まりかけた件、そして業が助けて抱きしめる場面……リンネの「死んだ方が楽かな」の諦めと、「なんで助けたの!!」の崩れた叫びが切なくて、でも“あの時”から時間が経って肩を並べて陰陽師として立つ2人になった今があるんだなあと感慨深かったです。最後の「業様!…ッ!」のところ、その先がすごく気になります。次話も楽しみにしていますね。