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読み切りです。天落記見てからの方がよく分かると思います。
キャラ崩壊あるかも…?
それでは本編へ…!
「何度でも倒したる…。振り回されるのはこれで終わりや…。」
あの出来事からどのぐらい経っただろう。ほぼほぼ忘れかけていた出来事だが今日鮮明に思い出した。
…そう、あいつが来たから。
「お前…なんでここにおるんや…?」
zm「ん~、なんか気づいたらここに来とったんよなぁ…。」
rb「なるほど…?」
zm「で、お前に相談やねんけど…。」
rb「?」
zm「今、なぜか世界線管理能力が使えへんねん。だから、元々住んでた場所に帰れへん状態やねん。」
rb「はぁ。」
zm「やから…」
「しばらく一緒に行動させてくれへんか?」
rb「…はっ?」
zm「俺とお前が前に対立してたことも覚えとる。けど一人じゃ人は生きられへんやろ?だから頼む…。」
rb「…しゃーないなぁ。」
zm「…!」
rb「俺やってそんな鬼やないし。あと俺も一人の辛さ分かるから。」
zm「パァァ ありがとう…!」
rb「よし、とりあえず俺の家に来い。話はそっからや。」
zm「おう!」
rb「ちなみにお前、名前は?」
zm「俺は小木曽六弦や!長いからzmでええで!」
rb「分かった。俺は路傍浪助や。」
zm「ん~、ならお前rbな!」
rb「分かった!」
( そういえば今まであだ名なんか付けられたことなかったな…。)
それから俺らはしばらく一緒に過ごした。
zm「なぁrb!これ買ってや!」
rb「はぁ?…まぁええけど。」
zm「よっしゃ!ありがと~!」
rb「ったく…。お前、意外と子供みたいなとこあるねんな。」
zm「はぁ?俺が子供やって言うんか!?」
rb「ちゃうて…。なんか前の時はなんかめっちゃクールやなぁとか思ってたんやけどちゃんとはしゃぐとこははしゃぐねんなぁって思ってさ。」
zm「当たり前やろ!さすがにいつもきっちりやっとったらしんどいからな!」
rb「そうか。」
zm「…なんか反応薄ない?」
rb「気のせいやな。」
zm「なんか意外やな。前の時はもっと元気やった気するけど…。」
rb「まぁ前は必死やったからな。」
zm「そっか!」
rb「…w」
zm「なんやねん急に笑って!w」
rb「いや、」
「やっぱ一人じゃなくって、人といるのって楽しいなぁって思ってさ!」
zm「…! せやな!」
一ヶ月後…。
zm「rb!目つむってや!」
rb「…何する気や?」
zm「そんな身構えやんといてや!いたずらとかじゃないから!」
rb「ほんまかぁ?」
スッ
rb「はい、つむったけど。」
zm「ありがと!ちょっと待ってなぁ?」
rb「おん…。」
rb ( 急になんやろう…。)
zm「はいっ!ええよ!」
パッ
rb「あっ、これは…!」
rbの耳元にはローズクォーツのイヤリングが、そしてzmの耳元にはエメラルドのイヤリングがついていた。
zm「へへ~!ええやろっ!お揃いやで!」
rb「へ~、きれいやな…!どこで買ったん?」
zm「ん~?なんか近くの宝石屋さんで抽選やったら当たった!w」
rb「まじか!」
zm「そうやねん!めっちゃ運良かったんよ!」
rb「すごいな!」
zm「…でな、rbに話さなあかん話があんねんけど…。」
rb「どうしたんや?」
zm「…俺気づいたら、」
「世界線管理能力戻っとったんよ。」
rb「えっ…。ってことは…」
zm「そっ、俺は元いた場所に帰らなあかんのよ。」
rb「…そっか。」
zm「急にごめんな?で、一個提案やねんけど。」
「イヤリング一個交換せぇへんか?」
rb「…!」
zm「ほら、そしたらお互い絶対忘れへんやん?」
rb「…スッ(イヤリングを一個渡す)」
zm「ありがとう…!スッ(イヤリングを一個渡す)」
rb「…ありがとう。」
zm「rb?」
rb「…どした?」
「「…あの時はごめん。」」
rb「ッ!」
zm「ずっと焦っとって…。世界線を増やしたらあかん、って…。」
rb「…ボソッ バカっ。」
zm「!?」
rb「ポロポロ 絶対今言う話やないやろ…。」
そう言いながらrbは泣いていた。
zm「…ごめん。」
rb「謝らんといて…。ヒクッ 俺も悪かったから…。お互い様やって…。ポロポロ」
zm「うん…。」
rb「ゴシゴシ zm、改めて今までありがとう…!」
zm「おう…!」
キラキラキラ
rb「あっ、zm…。体が…。」
zm「…もうお別れみたいやな…。」
rb「じゃあな…。また絶対遊びに来いよ!」
zm「あ…りま……ろ!そ…イ…リン…大事……ろよ!絶……か……!」
rb「えっ、なんて?」
zm「ニコッ …ゃ…な!」
キラキラキラ
rb「zm…。ポロポロ」
パサッ
rb「ん?これは…。」
zmが帰った次の日。俺はまたいつも通りの一日を過ごした。でも少しだけ違うことがある。
rb「……フフッ」
それはローズクォーツのイヤリングとzmの残した封筒に入っていたミサンガを付けていることだ。
ミサンガは緑とピンクの弦を使って編んである。
zmが残した手紙にはこう書いてあった。
俺の名前って「六弦」やろ?やから六本の弦を
使ってミサンガ作ったんや!大事にしてな!
ちなみに、rbのイヤリングに使われてる「ローズクォーツ」ってあるやん?これは俺らが水晶(クォーツ)に縁があるってことで選んだんや!あと色は個人的にrbのイメージカラーがピンクやからやで!( 嫌やったらごめんやで! )
rb「嫌な訳ないやん…。zmが選んでくれたんやから…!」
rb「…あっ、せや。これももういらんな。」
そう言ってrbは天の紙を外した。ひらひらと舞って天の紙は落ちた。
rb「zmが褒めてくれたもんな。外さな、なんかバチ当たりそう…w」
zm「なぁなぁ、rbってなんでいつも天の紙付けとるん?」
rb「ん~?秘密~。」
zm「え~!教えてやぁ!誰にも言わんし!」
rb「…ハァ しゃーないなぁ。zmには教えたげる。俺、昔から自分の顔好きじゃなくてさ。自分の顔見たくないし他の人にも見られたくないって思って友達に相談したら紙貼ったらって言われてそっからずっとこんな感じやね。」
zm「ふーん? ペラッ」
rb「ちょっ、zm!?やめろって…///」
zm「えっ、めっちゃかっこええやん!隠すのまじもったいないって!」
rb「…そう?」
zm「うんうん!」
rb「…///」
zm「あっ、rb照れてる~!w」
rb「なっ、照れてねぇし!」
zm「www」
( zmが来てくれて、俺も変わったなぁ…!)
「「ボソッ ほんまありがとうな、zm…!」」
End.