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照「ケーキ美味しかったな。」



辰「だな~。今度メンバーも連れてくるか」



照「そーだな」




会話をしながら、歩く2人の後を追って、


私と優里が並んで歩く






あのお店、気に入ってくれて、よかった。


照くん、チョコケーキ食べる時、本当に嬉しそうだったなぁ~



食べ終わった後の



“あーなくなっちゃった”って残念そうにする顔も可愛いかった








優「そー言えば、由衣~」


こそっと私に耳打ちしてくる、優里



「ん?どうした?」



優「私ね、照くんのこと…好きになっちゃったみたい」


と照れながらこっそり、言う彼女の目線の先には


前を歩く彼







少し驚くものの、冷静な自分がいた


私気づいちゃったよ。





あーなんで、今、気づいちゃったんだろう…








照くんを見て、



かっこいいとか、



可愛いとか、



いろんな感情が湧く、



彼が笑顔でいることが嬉しくて、



彼のことばかり考えてしまう。




これは、私が彼に恋しているということだろう。









優里は照くんが好き。


でも、私も照くんが好き。



でも、優里にこの気持ちを打ち明けることは臆病な私には到底出来ない。



もっと、早く彼に会って、


彼女が彼を好きになる前に、


私が彼を好きになりたかった。





だって、私の親友は誰がどう見たって美女。






ライバルのレベルが高すぎるよ…

黄.笑顔が幸せ(長編)

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