テラーノベル
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アラスター「やはりこの場は、私に任せてもらいます」
〇〇「えっ・・・?でも・・・!」
想像していなかった彼の言動に、思わず目を見開く。
声を上げる私を遮るように、アラスターは前を向いてヴォックスと対峙したまま続ける。
アラスター「彼との相性は、私の攻撃の方がいい」
アラスター「・・・〇〇。貴女は、貴女にできることを」
アラスター「適材適所です。世の中には何事も得手不得手がある」
アラスター「私が、誰かの援護に向いていないようにね」
〇〇「!!」
勝手な解釈かもしれない。
それでも、アラスターが “共に戦おう”と・・・援護を任せてくれたのだと直感で感じ取れた。
彼の意図を汲み、私は数歩下がって改めて武器を構える。
アラスター「・・・・・・いい子ですね」
私の動きを目の端に見たアラスターは、ほんの小さな声でそう呟いた。
アラスター「さぁさぁ、お待たせしましたねぇヴォックス?」
アラスター「その身体の傷はさぞ辛いでしょう?とどめを刺して差し上げますよ!」
声高らかに宣戦布告するアラスターは、たちまちラジオデーモンへと姿を変える。
戦闘態勢の私たちを見据え、ヴォックスは怒りを露わにして憤慨した。
ヴォックス「ふざけるな・・・!!消し飛ばしてやるよお前ら2人とも・・・!!」
アラスター「おや奇遇ですねぇ、私もそのつもりですよ。珍しく意見が合いましたねぇ!!」
2人の声を皮切りに、戦闘の火蓋が切って落とされる。
影を駆使したアラスターの高機動戦に対し、ヴォックスも雷撃と瞬間移動を繰り出してめまぐるしく戦況が変化していく。
互いの攻撃がぶつかり合う度に火花が散り、一瞬にして安全地帯などないほどに激戦へと化した。
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