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〜前書き〜
こんにちは、冬輝です。前回のDomとSubでなんとなく知らない人でもDom/Subについて理解できたでしょうか…?説明が下手でごめんなさい…僕自身もまだまだ浅いのでクオリティと間違いは温かい目で見守って指摘してくれれば嬉しいです。あと、今回マジで殆ど雰囲気だけえちになりそうなので気を付けてね()
投稿めちゃ遅くなってごめんなさい。
それでは、本編どうぞ。
〜本編〜
「ほら太宰、lick」
「…っ」
心臓が跳ねて、身体も頭も熱くなる。人生初プレイが中也だったことに、太宰は酷く悩み、今後一切中也の命令-コマンド-には従わないと固く誓った。然し、性というのは自我でも理性でも制御出来無い。欲求とは人間の本能とも呼べるもので、其れを満たす為に生きているから。結局抗うことが出来ず、太宰は中也のを舐め始める。
「はっ、良く出来てんじゃねぇか…♡」
(…何なんだよもう…!!中也のクセに…チビのクセに…僕の事見下して…!!僕に…こんな事させて…!!)
「…太宰、お前今頭ン中では悔しがってるだろ?」
「…っ…だったら…何だよ…っ」
「厭ならセーフワードを云えば良いじゃねぇか。簡単だろ?」
「そんなの云われなくたって!!」
「sh…Stay」
また、心臓が跳ねる。頭に靄がかかった様な感覚に襲われ、口を閉じ、その場から動かなかった。素直に従ってしまう自分が本当に情けないし悔しい、そう太宰は思っていた。
「ほら、鏡。自分の顔よーく見てみろよ」
「…はぇ…?」
でも、そんな気持ちとは裏腹に、太宰の顔は恍惚とした笑みを浮かべていた。中也に命令されて、太宰は今、喜んでいる。それを自覚した瞬間、頭の中で悔しいと騒いでいた声は徐々に消え、”もっと命令が欲しい”という声でどんどん満たされていく。
(…中也の命令が…支配が…きもちいい…)
「…で、今回も太宰君と中也君に頼みたいんだけど」
「森さん、部下イジメは良くないと思うなぁ…否、これは森さんが僕をストレスで殺そうとしてくれている…?」
「阿呆なこと云ってねぇでさっさと行くぞ」
「あ~…!」
「…相変わらず、仲が良いねぇ」
太宰がSubだとバレて、もう一ヶ月程経った。初めは羞恥と屈辱で死ぬには十分過ぎてしまう程だったが、日が経つに連れ自然と厭ではなくなった。寧ろ、気持ち良い。
「なぁ、今回は如何するんだ?」
「また僕が考えるの…?」
「考えんのは太宰の方が得意だろ」
「あーそっか、中也は考える頭が無いのを忘れてたよ」
「んだと!!?」
中也が太宰に殴りかかろうとした瞬間、誰かが中也の背中を引っ張って後ろに吹っ飛ばした。突然の事で反応が遅れた太宰の背後にはもう一人潜んでいて、太宰の首にスタンガンを押し付ける。ズルズルと引き摺られながら意識を失っていく太宰の目には、頭に弾丸を撃ち込まれた中也の姿が写っていた。
「…ん…」
漸く意識が戻り、目を開けると薄暗い部屋の真ん中に寝転がっていた。天井の隙間から微かに漏れる光を頼りに辺りを見回すと、重く金属がぶつかり合う音が響いた。どうやら手枷を嵌められているらしい。
(此処は、敵の本拠地か…)
「痛てて…最悪…スタンガンの火傷痕がヒリヒリする…」
「よぉ、ポートマフィアのお偉いさんよぉ」
「お偉いさん?何云ってるの、僕はポートマフィアなんかと関わりは無いよ」
「嘘吐いてんじゃねぇよぉ。俺は知ってんだから通用しねぇよぉ?」
「はぁ…その喋り方ムカつくから辞めてくれないかい?」
「うるせぇよぉ。人の喋り方に文句云ってんじゃねぇよぉ」
(最悪…何でこんな奴と同じ空間に居るんだろう…早く手枷を取って、本当は行きたくないけど、中也の所に行かなきゃなぁ…)
袖に忍ばせていた針金を使って手枷の鍵を開けようとすると、背後に居たもう一人に手を踏み付けられた。
「いっ!?何、すんだよ…!」
「そう云えばお前はSubだって聞いたけどよぉ、本当かよぉ?」
「…何、それ…知らないね…僕がSubな訳ないじゃん…」
嘘を吐いてこの場を乗り切ろうとしたが、それは無理だったらしく、背後の奴に背中を蹴られる。
「痛っ…!!」
「…コイツ、噓吐いてます」
「矢張りそうなのかよぉ…嘘吐きのSubは躾けねぇといけねぇじゃねぇかよぉ」
「…はっ、後ろの君って喋れたんだ。てっきり僕を殴るだけの人形かと思ったよ」
「…Shut Up」
「…っ!?」
心臓が、ドクンと強くきつく、縮む。中也の時とはまた違う、嫌な感じが頭を支配して気持ち悪い。呼吸が浅くなって、目の前がぐらぐらと歪んでいく。
「Corner」
「ぅっ…っ …」
気持ち悪いのに、身体は莫迦みたいに正直に従って壁の隅に這いずって行く。
(…中…也…)
-次回へ続く